#133

雪に殺される


今日の出来事 自分


1時。毎日のHP更新作業も終わり、寝ようかと寝床へ。
ところが、眠れない。
3時。不意に弟(x2)が起き、雑談を始める。ひっそりと。
ところが、眠れない。
4時。新聞配達のバイクの音。これも朝を思わせるひとつだ。
2回聞いた。今日は学校だ。まずいと思った。
それでも、眠れない。
6時。1時間でも寝ようと思った。眠れなかった。
そしていつもの朝が始まる。だが全然眠気はしない。

登校仲間のW君と電話で今日雪の中どうやって登校するのか相談した。
自転車で行くことにした。あまり積もっていないらしいから。
―ところが、外へ出てみると違った。
昨日に引き続く一面の銀世界。濡れた道路。
こんな所を自転車でまともに行けるはずがないと思った。
が、もう時間も間に合わない。
いつも通り川沿いの近道に出た。
背中からとんでもない強風が押してくる。
自転車はこいでもタイヤが言うことを聞かない。
風に押されてまるでバイクに乗ったようだった。
そこまでは良かった。
川沿いの坂道、そこは通常通れない道で、
自転車がギリギリ通れる所を通過する。
当然、ブレーキなど利かない。
そこを通過した。次の瞬間、見えなかった雪に乗り上げた。
転びそうになった。が、転ばなかった。
その先、急なカーブがあった。道は濡れている。
普通に曲がるつもりだった。が、右に傾いた。
転ぶ――と認識し終わってから、時間が流れた。1回目。
その先も対向車線の車と、盛り上がっている雪の間を、
転んだら終わりというプレッシャーを抱えて、またよろけた。
しばらく、このきつい、狭い、歩道じゃない様な歩道を走った。
油断したのか、盛り上がりにバランス悪く乗り、
また右にひっくり返った。2回目。
時間もヤバイ、手もヤバイ。さらにかなり疲れてきた。
学校が見えてきた。
この先を越えれば、もう大丈夫。
そう自分に言い聞かせて嵐の中をゆっくりとこいだ。
車の通らない、歩道に差し掛かった。
道に白以外の色はない。デコボコだった。
何度か転びそうになったが、転ばなかった。
だが学校への最後の一直線の時、バランスを崩した。
危うく引かれる所だった。2.5回目。
駐輪場に自転車を止め、急いで教室へ走る。
学級文庫の本を適当に取り、席に着く。チャイムが鳴った。
これから10分間読書の時間―
とも言ってられなかった。手が動かない。というか痛い。
今までに無い激痛が指先に走る。
その痛み故に、体を動かすこともできず、本を読まずに伏せていた。
今度はおなかに違和感を感じた。
去年の夏休みのある日と同じ感覚。これは、吐き気・・?
そうあやふやな判断をした。いつものことだ。
身体に異常があっても放っておく。勝手に治れ。
朝のホームルームが終わると、追い打ちをかけるかのように、
1,2,3限はテスト。
どれも確かな手応えはなかった。というより、
頭が機能していないような実感がした。
基本的なことを思い出せなかった。
終わって、4限、それも終わって、昼休み。
(未提出の宿題が終わっていないので)忙しいにもかかわらず、
呼び出しの放送。
それは昨日の「頭髪検査」に引っかかって再検査をするためだった。
ただでさえ短くしている髪をさらに短くしてきたので、合格の自信はあった。
が。
「お前耳にかかってるじゃん。耳につかないように切ってきなさい。×」
最後の「×」は不合格という意味。
ふざけるな、と思った。
実際耳にかかっていると言っても3mmぐらい。
この3mmがあるないで規律上合格不合格の違いがあるらしい。
馬鹿らしいとか細かすぎるとか言ってみたい。
決して口には出さないが。安全のために。
5,6限も終わり、7限。
隙を見て寝た。今日最初の一睡。
夢は見たのか、覚えていない。見たような気もするが。
そして下校。雪は解けていた。
風が吹いていた。いつかの詩のように。
自転車を押して家に着いた。

今日はもうさんざんだ。雪に殺されるかと思った。
これから何十日も、そういう日が続く。
勿論今日のような真似はしないつもり。だけど、

―これだけ辛い目にあって、
まだ冬が嫌いにならない自分が不思議に見える。

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雪に殺される” へのコメントが 2 点あります

  1. 木端っチャッピーさん、よくごぶじで~><

    日記を読みながら、ひやひや、どきどきの連続でしたよー!

    実は私も自転車に乗って雪道を走りまわったことが何度もあります、もう、運を天にまかすという感じ++;自分がサーカス団になったようでしたよー!

    明日も(もう今日ですね)雪が降るみたいですね、車に気をつけてくださいね。

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