#150

ある日の学校生活-前編-


今日の出来事 自分


いつもにぎやかな昼休み。
僕はある集団の仲間入りをして弁当を食べ、
それが終わると長い雑談の時間になる。
だいたい、みんな野球の話か、ケータイを取り出して、
それを眺めたり写真を取り合ったりしている。
僕は親にケータイを買ってもらえない&野球にはあまり興味がないので、
はっきり言うとここにいても意味がない。
が、たまに(最近はほぼ毎日)写真を撮られるときもあるので、
その時はその時で面白い。
特に今日は、僕を許可なく写したそれが、滅茶苦茶美白状態で、
「14歳の女の子じゃーん!」
とC君。
東京に行った彼女、15組いる彼女の次は自分自身が“彼女”
ですか。まぁ、ね・・。もう・・何とも言えない。
結構肌の色白いって、憧れてるんだけど・・。
女の子は・・以下自主規制。

それ以前は、ぼんやりしている僕に、帰ってもいいよ、というサインを示す。
そうだよね。僕はいてもいなくても同じ存在だもん。
でも・・そんなことはいいとしても、
言葉があるないの違いで、2年前を思い出した。
深い傷跡。
そんな頃もあったなぁ・・。
今の自分はその頃と何も変わっていないのだろうか。

ぼんやりと、しているうちに、5時間目が始まった。
数学A。
担当のN先生は、比較的温厚で、だが大声で喋りまくる。
自分でほいほいと授業を進めていく。
だが、今日は、たまたまシール帳を見ていたS君を見つけた。
ちなみにS君と言っても、
馬跳びの時に滅茶苦茶高くするあのS君ではない。
S君が、見ていませんよと必死に抵抗する。
N先生は、さっき見てたと机の中に手を入れようとする。
周りから、
「かわいそー」
と非難の声を浴びさせる女子。
そして突然、N先生が机を無理矢理動かした。
多分押していたと思う。
その衝撃で机の物は飛び散り、ガタンッという音が鳴った。
それと同時に分厚いシール帳を引っ張り出し、
それでS君の顔面を殴った。S君の鼻からは血が落ちる。
N先生は、さんざん怒鳴りつける。
まわりが静まりかえる。
そして言うだけ言った後、先生は、
「大丈夫か?」
と血をふく。
こういう転換の早い奴が、僕は大嫌いだ。
あいつと同じじゃないか。
また辛い過去を思い出す。
だけどその時は、見てやることしかできない。
「かわいそうだね」
と、同情することしかできない。
ごめんね。
今まであまり関係が深かった訳じゃないけど、
痛い目に遭っている人を見ると僕はなんだか、
いつも哀しげになる。
昔、親が説教の最中に弟を殴ったり腕をぞうきん絞りして、
弟が叫び、泣いていた時は僕も涙を流していたものだ。

下校、そして家でぐーたらしていると、
電話があった。先生からの電話だった。

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ある日の学校生活-前編-” へのコメントが 2 点あります

  1. 一見、見たところでは泣きそうな顔をしていました。
    本当に哀しげな表情でした・・。
    この日は金曜日だったので、その後どうなったかは知りませんが、
    月曜日は晴れやかな表情に戻っていることを願わんばかりです・・。
    しかも月曜日はテスト。
    心配ですね。テストについては他人事じゃなく、
    まず自分自身が一番ピンチなのですが・・(汗

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