#481

韓国修学旅行の思い出 #1


今日の出来事 独り言 自分


まさか海外に行くことになろうとは・・と行く前まではずっと期待はしていなかった。
韓国へ行くと聞いて落胆したのは事実だった。
しかし、こうやって無事帰ってきてみると海外も結構充実していたと思う。
もちろん、国内の方が充実していただろうが、これはこれで勉強になった。
「学びの旅」だと出発寸前に言っていた学年主任の言葉を思い出す。
それはある意味マトを射ている言葉だった。

修学旅行1日目。
空港集合は8時だが、空港は家から遠いのでその1時間前に出発した。
起床時間はさらにその前の6時だったが、意外とフラつく事も少なかった。
渋滞を見込んだ親の予想は外れ、30分前に到着することとなり、
集合場所を具体的に把握した頃には周りは同じ制服の人間で溢れかえっていた。
この時はまだ特別の感情はなかった、前にいたD君と喋っていた。
彼お得意のゲームの話だったが、僕自身も結構知っているつもりなのに、
まるで会話が合っていない数十分だった。

出発式を終えると早速飛行機に乗り込む。
といっても500人近くの生徒が乗るのだから、移動だけで相当の手間が要った。
2回の荷物検査+ボディーチェックを終えるとやや大きい飛行機へ。
僕は物心つく前に一度飛行機は乗ったらしいが記憶にないので、
実質これが一番最初だと、結構楽しみにしていた。

しかし思い出はそうは簡単にいかない。
滑走路で離陸前になるととんでもないスピードで走り出した。
そしてその直後、宙に浮かぶ感触があった。
日本本土を離れ、修学旅行の旅が始まった。
この便はどうやら韓国へ行くらしい。

しばらくすると機内食が配られたが、かなり寂しいものだった。
機内ではあまりはっきりと何をしたのか覚えていないので、
おそらく上空ではほとんど寝ていたのだと思う。
しかし着陸前は起こされた。気圧差で耳が痛くなったからだ。
鼓膜がおかしくなる感触、続いて周りの音が遠く感じられるようになる。
痛みとそれは次第に強くなり、いつのまにか外国に上陸していた。

入国審査・荷物受け取りを済ませるとここ、仁川空港にあるはずのバスまで歩く。
しかしその距離がはんぱない。この空港はとても広く、まずこれだけで疲れた。
バスに乗り込むとガイドさんの紹介があって、早速最初の見学地へと向かう。
小1時間使って着いた先は「統一展望台」。
要は北朝鮮との関係に関連した展望台らしく、
これができてからは北朝鮮も見栄を張り“宣伝村”と称した、
北朝鮮は貧乏じゃ無いですよ、と訴えるようなものがあるらしい。
そしてそれは実際に見えた。ただ、点々としすぎて何も宣伝になっていなかった。
適当に回るとしばらくの自由時間があったが、特に何もせずに終わった。
そして次に向かうのは「自由の橋」。
こちらも戦争関連らしいが詳しい説明は特に聞いていない。
よく解らないまま今日の分の見学地回りは終わり、今日はもうホテルへと向かう。
“もう”といってもこれだけで結構時間を費やしており、
ホテルに向かう途中は寝ていたのだが、ふと目を覚ますともう日暮れだった。

ホテルは見た目豪華なものだった。
部屋番号を探すのに一苦労するほど広くて迷いやすい構成。
特に部屋があるはずの3階は階段やエレベーターによって行ける場所が違うらしい。
漸くたどり着いた部屋は、広いが単純に質素な会議室っぽい場所だった。
机は全て片づけられており、どうやら床で寝ろと言うらしい。
僕は不運にもこの8人部屋に入れられた1人だった。
他の部屋を訪問すると、そこはいかにもホテルらしい豪華なもので、
この差に少し不快感を感じたのは言うまでもない。

夕食はホテル内で韓国の基礎的な食事をとった。
キムチがあったので食べてみたら、日本のそれとは比べ物にならないぐらい辛かった。
これから朝食以外は全てそれが登場することとなる。
それを終えると消灯の11時まで自由時間になる。
確か1日目は2階上に隔離された友人等の部屋を探すのがメインだった。
後に探し当てたそこは、他の2,3人部屋よりもかなり豪華だった。
どうやら階が増すごとに豪華な仕様になるらしい。
7,8階の女子と3,4,5階の男子、そして10階の校長・・。
つくづくこの学校は女子ばかり得をしているようで気にくわないと思った。
校長が生徒をダシにして思いっきり最上の旅を楽しんだのはそれ以上に気にくわない。

10時半になると部屋から出るのを禁止される。
残りの30分は部屋内で何かするしかないので、とりあえず就寝準備をした。
消灯すればゆっくり寝れるだろうと思っていたが、そうもいかなかった。
会議室っぽい場所は他にも小さな部屋があり、僕はその会議室で寝ることになった。
同じ部屋で寝るのは自分含めて5人となり、暗くなっても雑談が続いた。
内容としてはここでは書かないが、とりあえず2時まで続いたというのは書いておく。
僕は他全員が熟睡してから30分後に寝た。
修学旅行1日目が終わった。

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