#810

小学生時代の夢


ゲームのプレイ日記 自分


ふとしたきっかけで、購入から2年半近く経っている「ポケモン」に手を出しました。
「ポケットモンスター・ファイアレッド」。

図鑑がカントー地方で125匹。目標はやっぱり150匹です。
ミュウは去年夏の映画の特典らしいので入手はもう不可能みたい・・。
ということで久しぶりのポケモン熱。0時かっきりからそれは始まりました。

*  *  *

本当の最初、最初の始まりの思い出は小学3年生の頃。
母親が何かのメーカーのポイントを半年貯めて、もれなく貰えるという
「ゲームボーイポケット」の為に使った。2ヶ月後、それは届いた。
母親の興味本位で買ったもののため、自分が購入したものが最初ではない。
最初は母親の友人がくれた「ゲームボーイ」のおまけでくれたいくつかのソフトが最初だった。
「スーパーマリオランド」「ウィザードリィ外伝I -女王の受難」など・・。
僕は弟と共に現在でいう「ゲーム」というものを初めて体験した。
それは、もっともっと昔にした事のなによりも面白くて、奥が深かった気がした。
次にしたソフトは自分で選んだものだった。
弟のが「ドンキーコングランド」。そして僕が「ポケットモンスター赤」。
思えば、どちらも現在の僕に深い繋がりがある気がしてならない。
これら2つの名作が無かったら、
今なおゲームに夢中になっている自分はいなかったかもしれない。
ゲームに感慨深いだとかそういう言葉が似合わないのは百も承知だが、
それでもやっぱりどっちも、やりだすと9年前の事を思い出す。

ポケモンの説明書を読んで、ゲームを少し進めた。
小学3年、ガキだった頃の僕は本気で150匹を集めたいと必死になっていた――。

ポケモンの実質発売日はその時には既に1周年だった。
アニメも始まり、カードや色々なゲーム外の商品が売り出され、
ポケモンは旋風を巻き起こした。

もうかなり記憶は虫食いになったが、今でもあの歌詞は覚えている。
この「ポケモン言えるかな?」も当時のクラス中では話題の的になり続けた。
最後のオコリザルまで歌える人は少なかった。
僕はその当時必死に覚えていたが、
それでも“泣きながら歌う”ところは上手く覚えられなかった。

ゲームの方は、ひたすら「フリーザー」のレベル上げばかりしていた。
弟が「サンダー」で対抗したのを受け、レベル上げに対する熱意は倍加された。
結局、そのデータが切れる寸前はレベルは97だった。サンダーは99だった。
ポケモンはもちろんフリーザーも好きだったが一番は「メタモン」だった。
何か特異性がある事に惹かれたのだろう、
ゲームのキャラクターを好きになるのはこれが人生最初だった。
しかし購入当初の気合はそのおかげで空回りし、結局「6匹レベル100」も達成できず、
時代は何となく別の方向へ向かっていっていた。
「赤」に続き「青」「ピカチュウ」も買って、何となく飽きてはいなかったはずなのに、
何となく別の時代に飲み込まれていった。

2002年、ゲーム業界を驚かせた「ルビー・サファイア」の登場。
それでもやっぱり、何となく別のゲームが好きだった。

このもやもやを打ち破いたのは言うまでもなく「ファイアレッド・リーフグリーン」の登場だ。
ポケモン歴初のリメイク作品、それも1996年世界を渦に巻き込んだあの初代のリメイク。
僕は、ポケモンというシリーズを「クリア」したことがない。
「クリア」とは、もちろんポケモン図鑑完成であるが、
そう言う点で僕は「何となく」敬遠していたのかもしれない。
自分には無理だ、というおそれが何処かにあったのかもしれない。
それでも挑戦させた理由がこのソフトにある。これだけは退けない、理由がある。
2004年1月29日、「サファイア」と共にポケモンの世界を再出発した。
心ひそかに『今度こそ絶対に図鑑完成させてやる』という目標を掲げて。

*  *  *

126匹目の捕獲から始まった長い夜。
残ったポケモンのほとんどは「ファイアレッド」には登場しないか、
あるいは野生では捕まえられない進化系のポケモンでした。
まずは簡単に処理できる、ノンプレイヤーキャラとの交換。
ニョロゾを捕まえてルージュラを、次にゴルダックを捕まえてバリヤードを。

それを終えると今度は進化系ポケモンを埋めにかかります。
しかし進化前の野生ポケモンを逃がしてしまったポケモンもおり、
さらには進化レベルが40前後のものが多かった為多くの時間を費やしてしまい、
いつの間にやら3時。さらに1時間を使って、
1本のソフトで埋められる項目をほぼ全て埋めました。
残るは、最初選ばなかったゼニガメとその進化系。
イーブイの進化系3種。そしてサワムラーと、あとはレベル55で進化するカイリュー。

4時の後、眠れずに結局徹夜になってしまったので寝ようと努力するのを止め、
6時から作業再開。「3軍」の編成も併行しながら、イーブイの進化系を一人で揃えました。
カントー地方ポケモン捕獲数145。9年前の夢、実現まであと少し・・。
プレイ時間は遂に300時間を超えた。

*  *  *

ゲーム最初選んだ女の子主人公につけた、
「ルシナ」なんていう名前は今では恥の上塗りに過ぎない名前だが、
それでもそこには2004年当時の自分が必死に字を並べていた記憶がある。
その必死さには何か、変なこじつけの為とかではなく別の何かの想いが込められている気がする。

ゲームクリアという小さな目標を越えた何かが・・。

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