#998

著作権の話


web制作 独り言 自分


人のする事を真似するのはいい事だ、というのも、
悪い事だ、というのもどちらもよく聞く。
『学ぶ』とは「真似る」ことだと、誰かから聞いた事がある。
方や、著作権の問題は常に人々の間で渦巻いている。

先日、ホームルームでその著作権の問題についてのプリントが配布された。
それによると友人に影響されて、
あるいはその他の理由でブログを始める人がかなり多いらしい。
他人の影響でスタートを切るというのは、ひとつの物事の初めの方法だし、
それ自体に決して誰も悪気はないだろう。

以前も書いたように、僕がブログというものを始めたのは、ひとつの勘違いからだった。
パソコンを購入してまもなく、とある掲示板(のようなもの)で
いいHPスペースはあるかどうかの質問をしたところ、3件の返信があって、
そのうち2件からは「楽天広場がいいよ」と、そう薦められた。
任天堂ゲームをなるべく沢山包括するゲームレビューサイトを目指した。
しかしこれをブログと知って、このサイトが一定の線を越えられないと気付いたのは確かだ。
だから特集ページと銘打った場所は、多少規約にふれる感はあるが、
楽天広場外のスペースを借りて今も存続している。

ゲームについてのサイトを作るなら、著作権侵害は一歩目からする事になる。
例えば任天堂のあるゲームについてのレビューを許可なしに掲載すれば、
名目上はそれだけで違反行為になるはずだ。それが非公式というものであり、
世の中にはそんなサイトが溢れかえっている。

自分の大好きな任天堂のゲームをより沢山の人に知って貰いたい、
とそれくらい純粋ならいいと思う。
ただ、そこには何処かに自分のブログないしサイトは自分のものだという独占欲が、
少なからず誰にもあるのではないか。勿論、かく言う自分もそうだ。
これはゲームのみならず、あらゆる「作品」に関しての非公式サイトに言える。
共通点は、「このサイトはXXとは一切関係ありません」という御触書だ。

僕は、著作権侵害をしたこともあるしされた事もあると先日の記事に書いた。
以上が「侵害をした」事について。以下、「された」事について書く。

「おいでよどうぶつの森同盟」は今や掲示板も潰れ廃れたが、
全盛期は2000を超える訪問者が日々来た。
ということは散々書いたが、その大盛況が自分にとっていい事も当然あり、
そしてこの面で嫌な目にもあった。
端的に言えば、訪問者の一人にこのブログの形式や文章をかなりの部位に渡って模倣された。
相手本人にとやかく言うよりも、僕はそれを目の当たりにして爆発しそうになった。
パクられることが、サイトという単位ではこんな気持ちにさせるのか、と思った。

以前、従弟が「おい森」を買う際に、遠回しに購入を止めようとしたことがある。
それは、自分の中の期待感やゲームに対する気持ちを、「0から積み重なったもの」と捉え、
それをごっそりコピーされるような、嫌な気持ちになったからだった。
しかし落ち着いてみれば購入の権利は従弟にあるし、
まして自分は「おい森」の著作者でもない。
だからそんなのは、所詮は愚行に過ぎなかった。もし現実に反して従弟が買わなかったら、
今頃自分はとてつもない自己嫌悪に陥っていたに違いない。

しかし、ブログを模倣されたことには納得いかなかった。
今度こそ「積み上げてきた」と感じていたからだ。
トップページのコンテンツの並べ方や、
楽天広場に存在する「テンプレート」程度なら許せても、
その時はおい森同盟の背景画像、自分のブログの各レビューページまで、
前者は特に丸写しで掲載されていた。そこの管理人がどういう気持ちで模倣したのか、
憧れだとしたら多少分からないでもないが、
それ以外に思惑があるとしたら全く気が知れない。
自分も運営してみたかったのか。

店をかまえるのはタダだからと、勇んで自分も建ててみた。
しかし『いらっしゃいませ』が他人の声のレコーダーで果たして楽しいか。

その時は「最近の子供は・・」と大人がよく愚痴言う気持ちが少し分かった気がした。
今どきは、ブログなら小学生すらするらしい。危険極まりないと思う。
よく分からないけど相互リンクをしてみたいとか、掲示板で誰かと話したいとか、
架空でも「自分の場所」に知らない訪問者が来るのが楽しいとか、
あるいは「自分の場所」を作るのが楽しいのか。
「自分の場所」なら自分でルールを決められるとでも思っているのか。
サイトの運営は、実力が伴って初めて成しえる。
これは、タバコや酒と同じ心理で子供も始めようとするのではないか。
未成年喫煙者にはタバコを吸えば大人らしく見られるから吸った、という人が多いらしい。
酒も同じ理由の人が多いのではないか。
そして、ブログやサイトの運営も同じ事だと、僕は思う。
サイトの運営ができるからといって、パソコンに通達していることにはならない。
むしろ運営という責任がのしかかり、あるいはさらに荒らしという負荷がのしかかる。
自分自身の中学生時代もかなり甘く考えていたが、
インターネット上に家や店を構えるのは実はそんなに甘いものではない。

コピーペーストなら誰でもできる。本当に自分の家を構えたいなら、一からやれ、と
現在存在するたくさんの無邪気で幼い管理人に言いたい。

かくいう自分も、大人からみればまだ幼い。
かつての3年前の自分なんていうものは、まさにそうだった。
自分があんな愚行の上に立っているから、こんな事が言えるのだと、思う。

真似されたショックが、自分を上に持ち上げていく。
誰にも真似できないサイトをいつか作ってみたいものだ。

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