#1472

子供の戯言


独り言 自分


弟のうち2人が今年進学した。
今年は本当に親の負担が手に取るように分かる。

そんな中、大学2年になった最年長の僕は、
バイトもせずに月8万円を両親からもらって生活費と家賃に充てている。
計算上はギリギリのはずだ。とても娯楽まじりの一人暮らしなどできるはずないのに、
なんだかんだ言って去年は10万円くらい生きることと直接関係ないことに使っている。
携帯代を含めれば2倍近くになる。

だからバイトをしなくちゃいけない。
親に合わせる顔がない。むしろ弟に合わせる顔もない。
でもできていない。それがとても苦しい。
がむしゃらになればなんとかなるだろう。
しかしそれで人生が変わってしまうのがとても怖い。

先日、ネット上を主にバイトの体験談などを読み漁っていた。
よく出てくるのは、“楽しくやっていてしかも給料がもらえるなんて現実にはない”とか、
“仕事場の雰囲気になじめなかったらやめた方がいい”とか、
“バイトというのは半人前の仕事”とか、
“新人はいじられるのが当たり前”とか・・。
その先の就職という話もちょくちょくでてきたし、
それに関しての固定観念も持っている。つまり仕事というものは辛い以外の何物でもない。

僕は今まで“仕事”をせずに生きてきた。
その毎日の生活の土俵で親が働いていた。親がいたから僕は生きている。当たり前のことだ。
さらに、僕は今ブログを書いているが、
これはシステムの開発者やサーバーの管理者、OSの製作者や日本語入力ソフトの製作者、
パソコン本体の製造者、ネット回線の業者、その他この記事を書くにあたって
ネタを提供してくれた数少ない人たち、などなど、その人たちがいるからこそ、
こうやってわがままにも3年以上も毎日ブログを書き続けることができる。
昼食のコンビニの弁当だって、ベントウの木があってそこから採れた実というわけではない。
自分と同年代の人かもしれない人間が惣菜を作って盛り付けして、
コンビニでの担当者がそれを棚に並べて、それで自分が親の金で買って、
ようやく自分の手の元に入る。

・・仕事をしないといけない、理屈は分かる。
しかし、じゃあなぜその職種の選択肢がこんなに少ないんだ。
なんでこんなに多くの人たちが“仕事は嫌なもの”と言っているんだ。
人生の大半、それこそ僕が生きてきた年数の2倍以上の時間をそれに費やすのに、
なんでそんな大事なことをこんなゴミみたいな4年間で決めないといけないんだ。

とか言ってみても、結局墓穴を掘るだけだということに気が付く。
「あなたの夢はなんですか?」
小学校の先生に聞かれたとき、答えられなかった自分が悪い。
曲りなりにでもその時決めておけば、今この軸もそんなにはぶれていなかったはずだ。
中学高校と、周りに流され、周りの雰囲気で物事を決めた自分が悪い。
――みんな勉強してないのか、じゃあ自分もしなくていいんだ、こんなもんなんだきっと。
そして一人だけ取り残されていた。

三流大学に来た。親と突き放され、こういうことを考えるのを強いられて、
初めて自分の過ちに気が付く。
しかしもう手遅れにもほどがあった。気が付けば今年二十歳になってしまう。
見渡して見えるのは自分の理想など何もない土地。
僕に何しろというんだ、バイトして大学卒業して仕事しろというだけの話だ、
それじゃあ、
こんなにも大学生活というのは辛いものなのか?
小中高で怠けていた仕打ちというのはこんなに痛いものなのか?

思い返せば、後で大変になるから今だけは頑張れと言ってくれた人もいた気がする。
しかし、そうやって渡された国語や英語や数学のテキストが、
その時の自分にはどう考えても将来職場で役に立つものとは思わなかった。
が、実際はあれはそんな未来のために使うものじゃない。
自分がもう通過してしまった、大学受験のためだけのものだったんだ。

「大学なんてどこ行っても同じもの」
とよく聞かされたものだが、そう言ってた人達の根拠が知りたい。
単純に土地を間違えただけで、自分でも東京を選んでいたらこうならなかったということか。
いちばん愚かなのは自分だというのはよく分かっている。
しかし、嘘でも
「頑張ればそれだけ大学生活から先が楽になる」
と言ってくれた人がいてもよかったんじゃないか。

もっといい国公立大に入って、奨学金だけで生活していれば、
どれだけ一人暮らしが楽しかったかしれない。
しかし結局そう考えたって現実は変わらない。
月10万円の奨学金をほぼすべて学費に食われ、
学費によって学べることが現在に生かせるわけもなく、
おそらくは大学を出てもできる仕事は自分の希望通りにはいかないだろう。

そう思うとますますため息が出る。
そして素朴な疑問にたどりつく。
人が生きる一生というのは、たかがこんなものなのか?

・・・バイトというだけでこんな事を愚痴りだすこの性格さえもう少しなんとかなれば、
こんな事を書く前にもっと求人誌を漁っていたんだろうが。
しかし残念ながら18年間の積み重ねでは、そういう力は得られなかった。

後世に、自分のような立場で自分のような性格の人がいたとして、
その人も同じような苦悩を抱えるのだろうか。
大学時代の一人暮らしに役に立つ科目がある高校があればいいなと思った。

0

子供の戯言” へのコメントが 2 点あります

  1. まだその年じゃないので良く分かりませんが、なんだか大変そうな人生ですね・・・
    いっそ教員を目指してみるのも手?
    すみません。厚かましかったです;;
    今後、自分の手でお金が手に入るよう、頑張ってください。

  2. コメントありがとうございます。
    ちょっと専門的なレスになりますが・・

    >教員
    まぁ確かに自分の学科だと教員目指す人が多いですね。
    しかし自分の場合、前年度の時点では全く考えていなかった上、
    教職科目以外の必修科目をいくつか再履修するハメになってしまったので
    とてもじゃないけど教員採用試験を受ける余裕はないんです。
    他の資格も然り。
    どうやら大学は1年から大勝負みたいです・・。

    バイトの件、頑張りたいとは思いますが
    どうもあとひと踏ん張りが足らず苦労しています・・。
    応援ありがとうございます。
    全然厚かましくなんかないですよ。むしろ感謝したいぐらいです。

コメントを残す