#2566

大学生の勝負 -前編-


今日の出来事


春休み27日目。

1ヶ月半前までは考えてもいなかった大学院受験。
その最大の壁は生活リズムというくらい、
今年入って以来生活リズムに悩まされている今日この頃ですが、
なんと、それは試験当日までもつれこむ事になってしまったのでした。

前日夜は、友人が自分の部屋に帰った直後の時点でかなり眠く、
環境は違えどもそれなりに早く眠れるだろう……と思ったら、
いつものようにベッドに潜り込んでからすっきり目が覚めてしまうという事態に。
それが逆に過去問を読む余裕を生み出してはくれたものの、
考えてみれば今更過去問を読んだところで何の収穫にもならないわけで。
途方に暮れながら、しばらく枕元の照明を付けて
友人としていた面接対策の時に書いたメモを読み返したりもしていましたが、
それだと余計に目が冴えてしまってむしろ面接に影響があるのではと思い中断。
0時半過ぎには部屋を暗くして
頭の中でイメージトレーニングのような事をしていましたが、
こうなると妄想の話題は自由な場所へと飛散してしまうのがいつもの自分で、
いつの間にか音楽の話題に移っていた、なんていう事が何度もありました。

02時を過ぎても眠れず、一度浴衣から持ってきたルームウェアに着替えて
自販機に行き飲み物を補給。この辺からは面接の事を考えずにひたすら
ホテルの窓から見えるやたら流れの速い雲を追いかけたりしていました。
03時以降はもはや開き直った感じで過ごすものの、それでもなお眠れず。
結局意識が飛んだのは04時半でしたが、まるで寝た気がしないまま
アラームが鳴る前の05時半には目が覚めました。
この時点で、明らかに面接に影響があるであろう1時間睡眠をしてしまったという点で
大いに後悔してもよかったのですが、
この時は不思議とそこまで深刻ではないような気がして、
実際にこの日一日は1時間睡眠である事が信じられないほど、眠気を感じない一日でした。
それだけに波乱の一日でもあったわけですが……。

試験会場へ向かうバスは、始発の07時20分が唯一でそれを逃してしまうともうアウト。
ところがホテルのレストランは07時開店らしく、
それを待っていると間に合うかどうかかなり微妙なところだったので
仕方なく昼食のつもりで昨日買っておいたコンビニおにぎりなどを
06時半に食べていました。この時にスーツに着替え、
軽くチェックアウトの準備を済ませると、ほんの少しだけ時間があまったので
落ち着かない気持ちでiPod touchアプリをいくつかダウンロードしていました。
記念すべき600本目として『Infinity Blade』というアプリを買ったのですが、
ダウンロード中というところでいつの間にか07時10分を過ぎ、
急いでダウンロードをキャンセルしてノートPCを片付け、
有線LANケーブルを抜いてチェックアウト準備の仕上げに取りかかりました。
早足でフロントまで行き、チェックアウトの後は徒歩1分でたどり着く駅前バス停へ。
受験生とおぼしき同じスーツ姿の4~5人と共にバスに乗り、
そこから20分ほどは音楽を聴きながら見知らぬ地方のバスに揺られていました。
状況的には、生きた心地がしない、なんていう感じがしてもおかしくなかったのですが、
自分でも意外なほど音楽を楽しんでいました。
そういえば昨日、地元の路線バスに乗った時も
むしろいつも以上に音楽を楽しめた感じがしたのですが、
これはやっぱりというか緊張感が足りないというやつなのだろうか……?
まぁ、単純に実家帰省中で音楽鑑賞の機会が激減していたというのもあるのでしょうが。

自分の大学とは比べものにならないくらい広い敷地をひたすら歩き、まずは受付へ。
試験会場案内のプリントを貰うと、さらに進んで
受験票提出を求められる第二の受付へと向かいました。
もうとにかく迷宮のような大学構内をひたすら歩いた後、
ようやく自分の受験番号が書いてある試験会場へとたどり着きました。
当然ながら私語のひとつも出てこない緊迫した試験会場で待つ事約20分。
試験監督の人が3人ほど入ってきて、
説明の後開始時間まで10分ほど待機、そして試験監督の声と共に、
ついに第一志望の筆記試験が始まったのでした。

自分の試験日程は、まず午前中がほぼ無勉強のこの筆記試験が
第一志望と第二志望の二つあり、それが終わると50分間の休憩タイム。
午後はまず小論文試験があって、これが終わると修羅場の口述試験が
同じく第一志望と第二志望の二つ分。
これら全部が終わるのは遅くても17時までで、自分の場合は15時半頃でした。
最初の筆記試験からそこまではまさに矢のように時間が過ぎ、
生きた心地のしない約8時間半でした。

第一志望の筆記試験は、自分が分かる範囲なら書きようがあるけれど
いくつかの過去問のように、範囲外の専門分野が来てしまうとほぼアウトという運試し。
試験は4つの設問のうち1つを選択する方式(当然、それぞれはまるで分野が違う)なので、
最悪の場合、試験当日にまず全部の設問を読んでから
少しでも自分に解けそうなものを解くことになるかな、
などとうつろに思っていたのですが、実際にそうなってしまいました。
とはいえ、運が良かったのか、本番の問題は過去問と比べると自分の解ける範囲に近く、
試験時間のうちほとんど常にシャーペンを走らせた結果、
なんとか論述問題を解答用紙一杯に埋める事はできました。
が、やっぱり本能的にはそれなりに緊張していたのか、手が上手く動かずに
ただでさえ最近雑になっている字が、ここぞとばかりにさらにへたくそになり、
もはやこれだけで減点されてしまうんじゃないかというほどの酷い仕上がりでした。
丁寧に書こうとしたら間に合わなかったんじゃないかとは思いますが。

第一志望の分が終わった後は、若干の休憩を挟んだ後に第二志望の分が始まりました。
正直、第一志望ですらまともに勉強してこなかった自分にとって
第二志望はもはや受験する事すら自覚が薄く、
こればっかりはもう書けなくてもしょうがないかなと思っていましたが、
一応自分の言葉で適当に1,200字の解答用紙を埋める事はできました。
ただ、さすがにこれは自信はないのですが。

休み時間を迎えるも、口述試験が迫っているというだけで
むしろ気持ちは試験中よりも足が地に着いた感覚が薄く、
友人と控え室兼学生食堂で会ったものの、
昼食は持ってきたウィダーinゼリーだけで済ましすぐに次の試験会場へと向かいました。

午後のトップバッターは小論文試験。
とはいっても、口述試験へのプレッシャーが強すぎて
この頃にはすでにそっちの方に完全に意識を奪われていました。
待機中も面接対策の事しか考えず、
試験開始はむしろその事から頭を離さざるを得ないという事に安堵すらしていました。
というわけで始まった小論文試験。
この辺は運が良かったというべきか、
テーマはブログ利用に関する問題提起という、ピンポイントで身近なものだったので
それなりに濃度のある文章は書けたんじゃないかと思っています。
ただ、如何せん小論文試験というものが初体験だっただけに
この文章構成が小論文として通じるかどうかは未知数で、
手放しで安心できるわけではなさそう。
とりあえずボロボロの出来ではないという事は言えるかな、程度には思っています。
流石に試験会場到着から何時間も経っているからか、
余った試験時間は緊張のかけらもなく落書きをして過ごしていました。
といっても、この辺は睡眠不足が反映されていた感じで、
本腰入れた落書きをする集中力がなく、時間潰しにはなりませんでした。

そして、ついにやってきてしまった口述試験の時間。

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