#3065

台所戦争


今日の出来事


21時就寝15時起床。まさかの18時間睡眠。
ここ最近は、徹夜を乗り切った翌日は思いの外眠れないパターンばかりでしたが、
今日はとことん寝ようとした結果、
夜明け就寝の時とほとんど変わらない起床時間に……。
最近は就寝時間がかなり余計になっているのが悩みでしたが、
今日で完全に吹っ切れてしまいました。
これで今日もまた徹夜か夜明け就寝リズムとなるわけですが、
仮にまた徹夜すると、日曜日夕方頃に寝る事になり、
起きたらゼミ発表の時間か、あるいはそれすらもぶっちぎってしまうかになりそう。

今日は、とりあえず起きたら発表準備をするべきだったのですが、
トップイラストは、七夕をテーマにするなら今日が最終締め切りだったので
とりあえず、テーマを何にするにしても今描いてしまおうという事で
朝食の後しばらく描いていました。
本当はこの間に再配達依頼を済ませてしまおうかと思ったのですが、
配達員が電話に出てくれないのでまた後日という事に。
ちなみに注文したのはシングルCD2枚。
以前、この組み合わせの注文をした時はメール便が普通だった気がするので、
今回も当然メール便だろうと思って注文したらまさかの宅配便でした。
Amazon.co.jpはメール便か通常宅配か選べるようになったら最強なんですけどね……。
そうしたらもはや本屋にすら行かなくなりそう。
以前の反省を活かして、宅配便になりそうな組み合わせの注文の時は
今度からコンビニ受け取りにしようと思っていたのですが、
まさかCD2枚でも宅配便になるとは思いませんでした。
何か佐川急便側で宅配ルールを変えたりしたんだろうか……?

イラストはなかなか進まず、一旦夕食を調達しに19時頃ゲーセンとコンビニへ。
ゲーセンに行くのは、ポップンで次に受注するべきクエストをメモしてこなかった上に
プレイ履歴も付けておらず、全く宛のない唐突な決心で、
本当は今日行くべきではなかったのですが、まぁ七夕だしということで。
……しかし、行ってみるとどの筐体も数人待ちという状況だったので
さすがに何もせずに帰ってきました。
コンビニでいつものようにレッドブルとコンビニ弁当を買って帰宅。
そして、アパートのドアを開けると目の前の壁に

ゴキブリが……。

*  *  *

――3秒間の硬直の後、僕はそれから目をそらさないまま、手元の壊れた傘を握った。
するとそれを察したかのように、そいつはするりと壁を走って行って、
玄関裏にある冷蔵庫の隙間に隠れてしまった。
僕は左手に持っている、レッドブルと弁当の入った袋を、
まだ脱水が終わっていない洗濯機の上に置いて、
冷蔵庫を一瞥してから玄関を飛び出した。
少し考えた後、強くなってきた雨風の中、再び自転車を走らせ
害虫対策グッズを売っているはずのスーパーへと向かった。
今日は本当にろくな事がない、そんな事ばかり考えていた。

びしょ濡れになって到着したスーパーでキンチョールを買うことにした。
ついでに朝食で使い切った牛乳も1パック買って会計へ向かう。
「696円になります」と言われ、おつりが10円返ってくるように小銭を出すと、
「あの、100円多いですよ……」と自信なさげな店員から100円を受け取った。
ろくでもない事が起きているこの二日間、
その原因はただ単に僕が集中力散漫だからじゃないかと思ったりもした。

帰ったらこのことをブログに書こうと思案を巡らせながら帰り道を急ぐ。
ついさっきシャワーでさっぱりしたはずの髪は既にぐしゃぐしゃになっていた。
信号に足を止められると、雨の事に意識がいったりもしたが、
今は梅雨の天気にも文句を垂れるような元気はなかった。

アパートまで最後の一直線を走っていると、
自転車が突然バキンという音を出し、同時にペダルが全く動かなくなった。
僕は自転車を停めて、後輪のチェーンを噛んでいるはずの部分を眺めようとしたが、
そこにはチェーンはなく、暗がりの中手探りでペダル付近のチェーンを探すと、
それは、ある部分からプッツリと切れて力なく地面にぶら下がっていた。
今日は本当にろくな事がない。

自転車を引きずりながら、そして濡れながら、ようやく玄関前にたどり着いた。
僕は万全を期するため、ここでキンチョールの封を開けてスタンバイした。
まるで僕の部屋が、僕の部屋ではないような気がした。
ドアを開けるが早いか、僕は咄嗟にキンチョールを構えつつ
見える範囲の壁を素早く見渡した。やつはいなかった。
買ってきた牛乳を脱水の終わった洗濯機の上に置いて、
背中のドアをゆっくりと閉めながら台所の床を見渡したがそこにもやつはいない。
奥の方に目をやると、台所の向こうのドアが少し開いている。
僕は、しまった、と思った。もしもやつがあの向こうに行ってしまったが最後、
そこにはベッドやらPCやら、あらゆる貴重品が置いてある上に
今は押し入れのふすまも開けてある。
そんなところに潜られでもしたらどうしようもない。

僕は台所にやつがいることを祈りながら、
しかし同時に直視したくないという緊張感も持ち合わせて捜索を開始した。
まず、念のため冷蔵庫の隙間に満遍なくキンチョールをぶちまけ、
向こうの部屋に近い方から、台所の物置場になっている戸を慎重に開けていく。
しかし、やつはそのどこにもいなかった。当然コンロの周辺にもいないし、
堂々とシンクにいるわけでもなかった。
僕は、もしやと思って処理待ちの牛乳パックの山をずらしてその隙間をのぞき込んだ。

やつがいた!
僕はすかさずキンチョールをぶちまけたが、
やつは一瞬右往左往したと思うと見えない奥の方へ逃げていってしまった。
実は、僕は普段から牛乳パックの処理を怠っていた為、この牛乳パックの山というのは
200個以上の山になっていて、移動するのは容易ではない。
しかしそこにやつがいると分かっている以上、これを移動しないわけにはいかないので、
片手でキンチョールを準備しつつ、片手でその山を切り崩し始めた。
長い勝負になりそうだ。
大移動が終わった頃には、雨とは別の水分で額が濡れていた。

読みが外れたのか、そこにやつはいなかった。
もしかして山を移動しているうちに逆方向へ逃げられたのか、
そうなると、そっちには冷蔵庫や洗濯機があるためかなり厄介な事になる。
しばらく探しても見つからず、仕方がないので山を元に戻そうかと思ったその時、
僕は新しい山のほとんど麓に位置する隙間に、黒い楕円があるのを認めた。
もうほとんど考えるより先にキンチョールをぶちまけていた。
そこは最初に見つけた場所にごく近く、切り崩した山には入っていない場所だった。
あれからほとんど移動していないという事は、
キンチョールもそれなりに効果があったという事か。
今度は逃げる様子もないので、僕はキンチョールを構えて13秒ほど浴びせ続けた。
完全に動かなくなったのを確認してから、使用済みの割り箸を持ってきて、
チラシで簡素な袋を作ってそれに入れて窓から落とした。

かくして、今回の対峙は僕の勝利で終わった。
今日は本当にろくな事がなかったとつくづく思う。

0

コメントを残す