#3469

風物詩との別れ


文化


08月第二土曜日と日曜日は、毎年祖父母の地元と実家の地元で花火大会があります。
特に前者の方の花火大会は物心付く前から毎年見続けてきたもので、
大学時代までは毎年恒例のイベントとして楽しんできました。

ところが2011年辺りから花火大会やお盆シーズンすら親戚の集まりが悪くなっていき、
次第に自分の中でも「これは習慣だからこそ見ているんだ」
という使命感みたいなものが花火そのものへの期待より先行するようになりました。
他のメンバーがほぼ集まらないという理由で一旦は行かないと決めたものの、
実家帰省の移動のついでという親の提案で半ば機械的に見に行ったこともあります。

そんな風に惰性で見ている感が否めない花火大会でしたが、
今年ついに二十年余の習慣が崩れ、どちらの花火大会も見ずに終わってしまいました。
夏は少なくとも花火は見ないと、というのは祖父母家帰省に関わらず
高校時代以降の自分が持っていたひとつのこだわりでもあったのですが、
それも崩れてしまった今、これはこれでなんとなく新鮮に感じています。
仮にも自分の人生の夏をほぼカバーしてきた花火大会に行く習慣を諦めるというのは
少し前の自分なら一大決心にもなり得たはずなんですが、
周りが冷め切っていたのもあって特に何かを決心するような気持ちもありませんでした。

祖父母家帰省そのものが今年はないので、
花火だけじゃなく夏の風物詩は今年はことごとくスルーしてしまうかもしれません。
季節感を肌で感じられない生活というのが良いと思っているわけではないのですが、
諸々の事情を考えると仕方ないのかなと思ったり思わなかったり。

今年は去年以前に作った習慣や趣味を“捨てる”一年なのかなと最近思い始めています。
事業仕分け的な感じで整理できればいいんですけどね。

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