#3748

次世代機の課題点プチ考察


ゲームのプレイ日記


「何故Wii Uは売れないのか」というようなことをちらほら耳にすることがあります。

別に特定個人をディスってるつもりではないのですが、
このテーマを開発者でも経済学者でもないただのゲームユーザーが話しているのを見ると、
なんというか気持ちは分かるんだけどあなたは何様なんだと言いたくなるような、
非常にもどかしい気持ちになることがあります。
ゲームユーザー視点でゲームやソフトの売上本数を語ろうとしても、
それは大抵主観的な不満点を羅列しているだけに過ぎない場合が多いと思うんです。
それならば、正直に「このゲーム機への個人的な不満」という名目で発言すればいいのに、
何故こうもそれを売上本数に直結して話したがる人が多いのか……。

まぁ、その裏側には「もっと売れて欲しい」という気持ちがあるからなのかもしれません。
だから自分もそういう意見を見ると、なるほどなと同意したくなる場面もよくあります。
そして、Wii Uに関しては確かにこういうことを少しでも誰かが発信して、
現状が変わって欲しいと思うことは確かに自分の中にもあります。
というわけで、Wii Uの個人的な不満点を羅列するという名目で、
なんでWii Uが売れないのかを個人的に考察してみることにしました。

Wii Uは売れない売れないと言われて久しいです。
その原因として、マスメディアやネット界隈、
あるいは公式サイトの定例会・決算説明会質疑応答などでよく耳にするのは、
  (1) スマートフォンゲームの隆盛によって、ゲーム人口がそちらに流れている
  (2) ソフトの発売ペースが遅い
  (3) Wii Uのゲーム機としての独自性がアピールできていない
この三つではないかと思います。
自分が覚えている限りでは、質疑応答では(1)は否定しつつも(2)(3)は今後の反省点とする、
みたいな論調だったと思います。
また、この他にリリース直後のアップデート時間に丸一日近くかかるなどといった不具合もあり、
それが悪い噂となって伝播してしまい、売り上げに響いていると言われることもあります。

個人的には、Wii Uはタイトルひとつひとつを濃密に遊ぶプラットフォームだと思っています。
実際にこれまで遊んできたタイトルには何らかのやり込み要素や追加DLCが存在しており、
長く遊ぶことができます。そのため自分は(2)に対しての不満は何ら感じていません。
任天堂の看板タイトルを遊ぶプラットフォームとしては、
かつてないほど力が入っていると思っています。
なので、昔からの任天堂ファンは買ってまず損はないはず。
その代わり、ファーストパーティである任天堂が
NDS/Wiiの頃と比べて冒険をしなくなっていて、
看板タイトルの続編ばかりになっている分、真新しさが足りないというのはあるかも。

というわけでソフトに関する不満点はほぼ無く、
ラインナップはスマホのゲームと完全に棲み分けられていると思っているのですが、
その代わり、どうしてもこれだけは、という不満点が二つあります。
一つ目は値段。執筆現在、Wii Uベーシックセットの定価は税込27,000円。
過去、これまでにビッグタイトルが発表されるたびに
「欲しいけど本体が高いからなぁ……」
と言ってる人を何度見かけてきたことか……。
要するに、ソフトに魅力を感じて「欲しい」と思っている人は結構たくさんいるんですよね。
でも、魅力的なソフトを買うための初期費用を計算してみると、
例えばProコントローラーでマリオカート8をやるために最低限必要な額は38,340円と、
ほぼ4万円に近い出費が必要になってきます。
これは魅力的なタイトルのためといえども余りにも高い。
中堅以上のコアゲーマーであれば「本体は初期投資」と割り切ることができるのでしょうが、
意外と世の中にはそうではなく、ソフト1本のみのためにゲーム機を買おうとする
いわば一見さんが非常に多いという現状と、
それに対するWii Uの本体価格設定とのバランスが見合っていないのが
売れてない原因なんじゃないかなと思うことがしばしばあります。

もうひとつはMiiverse。
Wii Uは起動すると“わらわら広場”と称した画面がテレビ画面側に出てきて、
Wii U GamePadの方に遊びタイトルを選ぶWii Uメニューが出てきます。
わらわら広場には、今現在ネット上で話題になっているタイトルのアイコンが表示され、
それについてのMiiverseの投稿がランダムで表示されます。
Miiverseというのは、ニンテンドーDSの『ピクトチャット』のような手書きコメントツールで
各ゲームタイトルごとに用意されたコミュニティに
ゲーム画面を添付するなどしてプレイ状況・感想などを書き込めるサービス。

別にそのサービス自体、興味が無ければ使わなければいいだけなので
気にしなければ良い、と言ってしまえばそれまでなのですが、
起動時強制表示の“わらわら広場”しかり、若干押しつけがましい部分があるのが残念というか。
また、コミュニティツールとしては今や中高生にすらスマホが行き渡っていて
Twitter、LINEのIDはもはや必須と言われて久しい時代なのに、
今更「ゲームでコミュニケーションができます!」とPRしても
しょうがないような気がするんですよね。
場合によっては、
Wii Uの魅力はそれだけなのかという風に見られる危険性すらあるように感じます。
実際にMiiverseはスマホを持たない低年齢層が主な利用者になっていて、
とても“万人向け”とは言いがたい状況になってしまっています。

iOSゲーム初期作品によく搭載されていたOpenFeintやXbox360における実績機能のように、
フレンドとゲームスコアを総合的に競い合えるような機能や、
最近流行りのTwitchなどに対応するといったゲーム機ならではの売りがあるのなら
せめてそれを“ゲーム機としての魅力”のひとつに数えられたのかもしれませんが、
今のところはコミュニケーションツールとしても力不足なら
ゲーム機の付属機能としても中途半端なツールであると言わざるを得ません。

E3を控えて、今後は起動の高速化、DSのバーチャルコンソールなどで
本体の魅力に磨きを掛けていく戦略とのことですが、
Miiverseを初めとする本体の基本的な機能にメスを入れることが
Wii Uの魅力をアップさせる近道なんじゃないかなと個人的には思っています。

……結局、完全に自分の不満をぶちまけるだけで終わってしまいました。
まぁとにかく、値段とMiiverse、この辺がWii Uの課題であると自分は考えています。
まだXbox Oneは上陸していないし、
Wii Uはまだまだこれからのプラットフォームだと思います。
来月のE3 2014で何が発表されるかは分かりませんが、
そこで提案されるであろう新しいシステムの形に期待していきたいところですね。

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