#5907

ゲートウェイの裏側


今日の出来事

研修が15時までだったので、
帰りに品川駅に行って今週末まで展示中の高輪ゲートウェイ駅のジオラマを見てきました。

来月ついに開業する、山手線30番目の駅である高輪ゲートウェイ駅。
山手線で初めて公募によって駅名が決められ、その選定結果に納得が行かなかった人が多数。
撤回を求める署名運動にまで発展したのは記憶に新しいところです。
自分も当初は、「ここでカタカナを入れたらせっかくの山手線沿線の統一感が失われるじゃないか」
とがっかりしたものですが、ちゃんと背景を調べてみると、
そこにはJR東日本の苦悩と苦渋の決断が見えてきました。

公募でダントツ1位だった駅名は「高輪駅」ですが、この駅名にはざっと3つの問題点があります。
まず第一に、厳密には「高輪駅」という駅名は重複してしまうという点。
いまから87年前に、現在の京急線の終着点として、高輪駅という駅が存在していました。
なので、高輪駅という名前を付けるとこれと重複してしまいます。

第二に、重複はしないものの似たような駅名がすでに周囲に2つもある点。
東京メトロの「白金高輪駅」と都営浅草線の「高輪台駅」がそれに当たり、どちらも近くにあります。
それらを差し置いて「高輪駅」と名付けてしまうと、
あたかも他2駅よりも古くからあったような印象を受けますが、
実際には圧倒的に歴史が浅いという矛盾が生じるし、そもそもまぎらわしいです。

第三に、そもそも高輪ゲートウェイ駅の建設地は高輪ではありません。
なので根本的に、高輪駅と名乗る必然性が薄いという地理上の問題があります。
ちなみに建設地は港区の「港南」と呼ばれている場所です。
じゃあ「港南駅」にすればよかったじゃないかと言われると、これもまた別の問題があります。
というのも、お隣の品川駅の東西2つの出口はそれぞれ「高輪口」「港南口」と呼ばれていて、
高輪ゲートウェイ駅の方面は港南口の方面ではないので、
もしも港南駅という名前にしてしまうと
品川駅から見たときに東の出口は港南口だけど北に行く隣駅も港南駅と呼ぶことになり、
これもやはりまぎらわしいです。

「新品川駅」等も、品川駅があまりにも大きいので名前負けしている気がします。
高輪ゲートウェイ駅はターミナル駅になる予定はなく、
京浜東北線と山手線の合計4線が走るコンパクトな駅です。

また、品川駅の北にあるから「北品川駅」にすればいいのかというとそうでもありません。
実は品川駅の南に京急線の「北品川駅」が存在します。
なんで南にあるのかというのを解説していると話が逸れるので割愛します。
興味のある方は調べてみてください。

さて、ではいったいどうしたらいいのか。
「高輪」が公募1位だったことを踏まえてJR東日本が着目したのは、
この駅周辺の地が江戸時代に東海道と江戸城を繋ぐ関所であったことです。
その関所は高輪大木戸と呼ばれていました。
要は、江戸の玄関口のようなものです。その史実にあやかり、
また今後将来的に「グローバルゲートウェイ品川」として駅周辺を再開発していく意気込みを合わせ、
「大木戸」を「ゲートウェイ」と読み替えて「高輪ゲートウェイ」という語が誕生しました。

これなら、駅周辺の土地にゆかりのある名前であり、かつ公募1位の語も採用しており、
英語を採用するという個性によって「白金高輪駅」「高輪台駅」と混同してしまう恐れもありません。

こう考えると、「高輪ゲートウェイ駅」という名前は、
さまざまな事情を加味したうえでの苦渋の決断で決定された名前であることが推測できます。
単に、「英語でカッコいいじゃん」とJR東日本が調子に乗った結果ではありません。
山手線の他29駅との統一性が崩れるのは若干残念といえば残念ですが、
それは見慣れていないだけであって、5年もすれば当たり前のように馴染んでいるような気もします。

ただ、路線図を作る人には同情しますけどね。
あの超密集した路線図のどこにこんな長い駅名を入れる余地があるんだろう。
そうとう考えて詰め込まなければならないと思います。

どうしてもこの駅名を受け入れられない場合は、
「押上〈スカイツリー前〉駅」のように、ゲートウェイを副駅名とみなして見るのが良いでしょう。
というか単純に駅名が長すぎるので、高輪新駅というニックネームを与えても良いような気がします。
そうしないと、駅名をどうやって呼ぶのか困りますしね。
若者風にタカゲー駅と呼ぶのはあまりにもダサい。都民はいったいこの新駅を何と呼ぶんだろう……。

それはさておき、今日で晴れて5ヶ月ぶり5連勤を突破することができました。
自分にとって幸いだったのは、生活リズムが崩れなかったことです。
平日に頑張って起きて日中もそこそこ頑張ると、その反動で帰宅直後に猛烈に眠くなりがちです。
ここで寝てしまったら最悪で、そうなると夜中は眠れない、夜中眠れないから睡眠時間が短くなる、
睡眠時間が短くなるから朝が辛い、朝が辛いからまた翌日帰宅直後寝てしまう……
という負の連鎖がスタートしてしまいます。
が、今週はそこまでには至りませんでした。
睡眠時間もおおよそ平均7時間は確保できていたので、睡眠負債も少なかったと思われます。
朝起きるのはそこそこ辛かったですが、昔ほどではありませんでした。

睡眠リズムが正しくなっていると、やっぱり日中のパフォーマンスが上がっている実感はあります。
今までなら午前中は眠気との戦いで集中できないのは当たり前だったのに、
午前中から頭が働くこともありました。これは自分的にはかなりの進歩です。
また、リズムが狂っていないと寝付きがかなりよくなります。
就寝前時間に、ちゃんと眠くなるという実感がある。今まではこれもなかったのでこれも進歩です。
今までなら眠れなくて困っていた分の時間が睡眠時間に還元されるので、
結果的に翌日も無理なく起きることができ、良い循環になっています。

なんとかこれを維持したいところですが、まぁ休日も維持するのは無理でしょうね。
理屈で言えば、平日に睡眠負債を作っていないし金曜日の夜もすんなり眠れるのであれば、
土曜日は平日に起きる時間と変わらない時間に起きられても不思議ではないのですが……。
でも、そんなに単純だったら今頃とっくに睡眠の問題は克服していると思います。
一筋縄ではいかないからこそ、人生を阻む問題にまで発展しているわけで。
明日は11時に起きられれば理想的、12時ならまあまあ、13時は微妙、14時でいつも通り、
といった感じでしょうかね。
我ながら、13時間も眠れるはずがないだろうとは思いますが、
何が起こるのか分からないのが自分の睡眠問題です。

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