#215

雲の詩


創作


あの空の雲を掴みたいと 少年が言いました

努力次第でできるかもと 母親が言いました

どうやったら掴めるのと 少年が聞きました

それはいつか解ることと 母親が答えました


いつしか少年は 雲が好きになりました

誰かに言っても 馬鹿にされるだけでした

それでも少年は 大きな夢捨てることなく

いつしか少年は 青年になりました


青年は母親の言った雲のことが 夢のことだと分かりました

夢を掴むためにするべきことは 努力と希望だと解りました

夢という名の雲が好きな青年は 努力して画家になりました

今はあの頃の青空を描くために 白の絵の具を握っています

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8作目。この詩は、第一節を思いついた時自分で気に入り、
それを無理矢理長くしたものです。
はっきり言って第二節まででも十分かなとも思っていますが、
あまりにも短くなるのでそれも寂しいかなと思ってこのままで行きました。
自己評価をするならば久しぶりに良いのが出来たかなと。
多分暫定最高傑作は“雪の詩”です。
やっぱ恋が絡むと柔らかいイメージがあるなぁと見比べて思いました。
恋人はおろか女友達もいない僕なのに、あんな作品が出来るなんて・・。
ちなみに“青年”はその後、自分の息子にも同じ事を言ったという設定です。
ホントはこれを第四節に持っていきたかったんですが、
なんだか第三節当たりで崩れ始めたので止めました。

雲の詩” へのコメントが 2 点あります

  1. 前々々回の“鳥の詩”はかなり完成度が低かったので、
    これで久しぶりに“まともな詩”が出来たと実感してます。

    そうですね。みんなが夢に向かって前進していったら、
    明るい社会ができると思うのですが。
    かくいう自分は夢すら決まっていないので、
    そういうことはまだ言えないのかもしれませんが。

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