#318

浮かばぬ詩


君との別れ 卒業式で

ほとんど言葉交わすことなく 黙って別れた

君の事 忘れる事もできず

夢に見たり アルバムにため息ついたり

幻想の君と知り合った 現実の君を知らないけれど

ずっと奇跡を信じてた 幻想だけ願いは叶い

もう逢えないという後悔の念 抱き、惑い

ただいつも会っていた頃を思いだしてた


おいてきぼり 独りの自分

君は微塵ほども僕の事を思ってないだろね 当たり前、だって

想いは 別れて始めて湧き出た

叶わない夢 薄れていく感覚の中ただひたすら

昔得た僅かな思い出 端っこから読み返し

膨らんだのは意味のないモノ 風船はもうすぐ割れる

針は近づかずにただ割れそうな暗い風船持ってた


束縛された事を もうやめようかなと思った

だって輝いていたモノを 持っていた者が薄汚いから


最後の欲望 未だ耐えることなく

ただ 切れた糸の先を見ていた

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13作目。最近は自由口語詩ばかり作っている様な気がします・・。
まぁそんなことはいいや。
で、これは「選りすぐった話」の冒頭5行を詩にしたものです。
まぁ他にも参考した部分はあるのですが、主としてはそれです。
とても暗い詩を作ったつもりです。おわかりかもしれませんが、
たんぽぽの詩」が明るいイメージだったのに対する、
これは勇気もない、どうしようもない、“手遅れの恋”を描いたつもりです。

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