#403

それぞれの思い出・夏 2005-a


今日の出来事


05年春帰省、第1回ゲーム大会は僕が約130,000,000点で独走1位に終わった。
それもそのはずだ。
アンケートなどで参加者の意見を聞いたとはいえ、
所詮僕が所持しているゲームソフトからの選出だったに過ぎない。
それでも負けることは稀にあったし、
アイスクライマーのボーナスアイテムを「とっつぁん」と呼んで笑いあったりと、
さらには普段はできない通信対戦は、勝ち負けを問わず盛り上がった。
“勝ち負けがないという事”とは、こういうことだ。
それでいて笑いあえる・・それだけでいい。
それだけで、充分にあれは成功だったと言える。

その帰省から帰るやいなや、今度は05年夏帰省の計画を掲示板で、
従弟と始めた。今に至るまで、総レス数980超。
第2回ゲーム大会の開催に際して、50,000,000点という惨敗を喫したのが従弟。
その従弟に“第2回”の話を持ちかけてみたが、向こうは嬉しいといった様子だった。

「今度は自分がプロデュースしたい」
ということで第2回ゲーム大会は従弟の所持している、タッチ!カービィを導入。
さらに15項目、26時間という大規模だった第1回に対して、それを半分以下にしぼることにした。
「メテオス」や「キャッチ!タッチ!ヨッシー!」などの対戦を中心にする事によって、
ゲーム大会そのものの価値観が生まれるはずだ・・などと論議、計画は進んだ。
川の流れのように過ぎ去ったゴールデンウイーク帰省。
それを前後で計画はなおも続く。

海に行く、花火大会等夏特有の楽しみというのもある故、
夏帰省計画はそもそも膨大になるとは予想していたが、
まさかここまで、膨大になるとは思わなかった・・。

そしてその日を迎える。
もちろん蓄積された“計画”の期待とかプレッシャーで眠れるはずがない。
2時に就寝。そして8時起床。出発は12時という事で、
急いで準備に取りかかる。
が、朝食もなしで待機、それで1時を過ぎても親が帰ってこない・・。
ようやく1時15分に親が帰ってきて、その15分後出発。
高速の途中のサービスエリアで昼食を取る。
とても混んでいてはっきりいって食べる気がそがれる環境だったが、
食べないわけにはいかないのでとりあえずうどんをたいらげる。
車は再び出発。
僕はその間、今度は忘れまいと持ってきたプレイやんで時間を潰していた。
漸く着いた頃には時計は、3時半を指していた。
予想よりも遙かに遅い。案の定従弟はもう来ていた。

「久しぶり」の挨拶を交わし、しばらく待機。
この日は地元で花火大会がある。
尺玉で歓声が起こる程度の小規模な花火大会だが、
僕にとっては唯一の打ち上げ花火を見る機会だ。
それに物心つくかつかないかから見ているらしく、結構定着してしまっている。
7時45分打ち上げ開始の花火大会だが、席を取るために5時出発。
なんだか湿度が高いような事云々を従弟と喋り合っていた。
例年はもっと早かったので、付いた頃には結構席がすでに埋まっていた。
最良かと思われる場所に人数分のシートを引いて、2時間以上の待機時間を過ごす。
――つもりだった、が、その場は振り回されることとなる。
雨が降り始めた。
パラパラと、しかし次第にその勢いは増していく。
本部は何も言わない。だが、待機者向けのBGMが消えた。
僕達はとりあえず雨の当たらないところに避難する。
さらに勢いを増していく。
本部の係委員らしき人が砂浜を歩いていたので、
親が呼び止めて花火大会はどうするのか聞いた。
「大丈夫、通り雨ですよ。打ち上げ前には晴れますから」
係委員は自信ありげに笑っていた。
この状況下、どうやったらその自信が満ちてくるのかが疑問なほど、雨は強かった。
思いっきり降る。観客は次々に避難していった。
しかし誰もがシートだけは片づけない。陣地取りだけは譲らない。
親が言うには、この花火大会は雨でも大概は実行するらしい。
十数年前にもこういう事があって結果実行だったが、観客はほとんどいなかった。
それを聞いて半ば絶望した。
この程度の規模でも、花火大会無くば夏が夏でなくなってしまう。
雲流れの空へ祈った――。

「通り雨ですよ」
といっていた係委員を思い出した。
突然、雨が弱くなり、ついに晴れてしまったのだ。
ようやく・・残り45分を過ぎれば始まる。
敷地の雨跡を払い、座って待機。
祖母が用意してくれたオニギリを手にとって食べ始めた。
本部側も、「予定通り7時45分より打ち上げを開始します」と呼びかける。
そして2つ目を取ろうかと思った瞬間――またも、降り始めた。
弟がウンザリ口調で空に文句を言うが、それは届かない。
急いで片づけて退去。またも雨がかろうじて届かない場所へ避難する。
が、10分弱立つとそれも晴れて漸く確固とした“晴れ”が訪れた。
その頃には既に日は暮れていた。やっと花火大会が始まった。

この花火大会は「爆雷」という、特有の花火がある。
というのは、この海上には大きな岩がある。
その岩で花火を爆発させる――その結果、花火は扇形に開花し、
空中で爆発するのと比にならない轟音が鳴り響く。
オクターブの高いあれは体中に伝わってきて爽快だ。
それの水中で爆発させるバージョン「水中爆雷」、尺玉、スターマインが繰り返される。
計67項目。
結構例年よりも豪華な仕様だったが、
その代わりアナウンサーが口べたで、聞いててイライラした。
しかも拡声器で舌を噛みそうな声が鳴り響く。
さらに追い打ちかのように、
「迷子のお知らせをいたします・・・」を4,5回繰り返す。
3分後には同じ事をまた言う。
さらに3分後、
「迷子のお知らせを・・あっ、親御さん見つかりましたか。
・・えーっと、えー、ご協力有り難う御座いましたー」
と、笑いまで誘ってしまっていた。

例年よりかなり早く終わったように感じた花火大会を後に、
祖父母の家に帰る。
この日は従弟が持ってきた「賭博黙示録カイジ」というマンガを読んで終えた。
僕は読むのがかなり遅いので、9冊読むのに3時までかかってしまった。

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