#454

小さい話


ゲームのプレイ日記 独り言


へぇ~、とか思った。

GAME BOY micro[以下、ミクロ]の事を知ったのは2005年E3の記事を公式HPで見たのが初めてだ。
レボリューション(仮称)に並んだ小さすぎる本体。寸法を見てみれば約10cm×5cmという。
確かに経験上、本体がSPより小さいことはかなりのメリットだが、
その時には買おうとは思わなかった。

0.177mmドットピッチ。2インチ型で、約2.8cm×4.2cm。
解像度はSP、GBAと同じだが、技術の進歩で1ドット当たり0.75mm凝縮された。
これは携帯ゲームとして、最終進化を越えた進化だ。
つまり制作者すら“携帯ゲーム最終進化系”と謳われたゲームボーイアドバンスSPを、
これは越えてしまっている。

確かに携帯ゲームは“手軽”を追求すべきだ。だから最初から“画面の大きさ”など必要ない。
だからこそニンテンドーDSは、ゲームボーイとは違ったジャンルに置かれている。
そして“ニンテンドーDSを一通り遊びきった今”、ミクロが登場した。
A,B,Y,X,L,R,SELECT,START,十字キーに加えさらにタッチスクリーンがあれば、
ニンテンドーDSはおもしろみがあるゲームができる代わりに多少の労力や手間が要る。
例えば出勤中に電車でニンテンドーDSを取り出そうとは誰も思わないと思う。
DSは、持ち運べるものの“準据え置き型”ほどの規模を備えているからだ。
つまり、DSの上にゲームキューブがあり、下にゲームボーイアドバンスがある。
この“上下関係”が、ゲームを上手くプレイする秘密なのかもしれない。
こう考えるとDSの“GBAスロット”は今のところ失敗だったと思う。
なぜならこうしてミクロを売り出すのに、DSにはGBAの互換性がある。
そしてミクロは手軽さの追求故、GBA専用の機器である。
まさに“2倍か、1倍かどちらかを選べ”と消費者に言っているような状況になってしまっている。
ただしそれはDS購入済みの人達のみの話なのだが。

ミクロを買う人は、DSの規模の大きさを見据え(あるいはその大きさに不便を感じ)、
SPをも越えたミクロの小ささに惹かれた人のみだろう。
あるいは、DSを持っておらず、DSほどの規模を望んでいない人。
少なくともDSかSPか、どちらもか、持っていたら買う必要は無くなってしまう。
そんな状況でなおもミクロを買う必要を生むには、既存の危機のデメリットを見つめ直す必要がある。

SPは折りたたみ式だ。だからこそグッドデザイン賞も受賞した上、ここまで小さくなった。
が、実際開いてみると旧式ゲームボーイのような形をしている。
ゲームをする時は閉じてやるのではなく、開くのだから、結局この状態が問われる。
“結局SPは不便だ”などと言っているのではなく、どちらも劣っている点を指摘しにくいのが事実だ。
先程の“DSを一通り遊びきった今”はDSユーザーならかならず共感して貰えると思う。
DS未体験者よりも遙かに“ゲームボーイミクロの小ささの実感”を想像できたはずだ。
そのDSの半分を切る面積であるミクロの登場。
これは単なる昔からの“GBAだけ”ではなく、これからのGBAの路線案内のようなものだ。
ゲームにある「大規模」とその反対。「大規模」はこれからDSやレボリューションで、
“オンライン”などといった形で登場する。
そしてその反対がミクロと考えて貰うとわかりやすいと思う。
取っつきやすさ重視のゲームに救われたことは、ゲーム歴10年近くの僕でも何度か体験した。

0

コメントを残す