#800

西瓜割りの詩


創作


目隠して 砂浜をよろけ歩き出す

言われるがままの道へと歩き出す

誰かを信じたかった 僕は

スイカに足を引っかけて転んだ

笑った

あの日は今日の一昨年だった

今年も来たことを告げるアブラゼミ

絶えず鳴き続けるツクツクボーシ

空は半年前よりずいぶん

明るくなってる気がする

夏だね

葉擦れ音が呟いた

間違いなく暑いよ

クーラーつけようよ

だらけた犬がそう言ってる気がした

“それじゃあ冬にでも”と

18度

だらけ犬がくしゃみした

目隠して 砂浜をよろけ歩き出す

言われるがままの道へと歩き出す

もう目を開けてもいいよと言われた

おそるおそる視界を広げた

海がある

目の前には暑い夏がある

スイカは反対方向だった

僕はそこに立ち尽くして

また 笑ってた

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64作目。夏休み突入記念で作成。
と同時にかなり珍しい同日3件目の記事で、さらに累計800件目の記事でもあります。
今日の数学の自習時間、暇だったので作りました。
その日に作ったものをその日に後悔するのもしばらくやってなかったような・・。
テーマは「スイカ割り」。あれって結構、難しいんですよね。
さすがにスイカにつまずいた、なんていうケースはあまり聞きませんが。
ともかく夏休みの祝杯をあげた作品です。
どうせ巡り会う1ヶ月の休みなら、
勉強ばっかじゃなくて笑えるような日々を過ごしたいですよね。
まぁ、人のことより自分の場合はその逆、遊びすぎなんですけど。

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