#889

夜道の詩


創作


秋の真ん中の夜に

自転車のライトを点けてみた

発電機の音がガリガリと

立ち寝するススキ照らす


青い 深い 空と 雲と

暗いトンネルで 浮かび上がる明かりも


月と 星と 飛んでく ヒコーキの

黒いキャンパスに 描かれる点々も


さびしくて 独りぼっちだな

でも 手元のラジオをつければ

もう独りじゃない


何も分からないのに洋楽を

最後まで聴きたくなって

自転車から降り 押し歩く


そして曲が終わった時

そこに新しい暗闇が生まれる


自転車に乗ってそこから

全速力でこぎ出す


ほのかな明かりが

その場所から消えた

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69作目。68作目「街灯の詩」にかなり類似する作品ですが、
これはあれ以上に寂しい、というか暗い風景を書いたつもりです。
54作目から2006年の作品ですが、
そうなるとかなり作品数が少ないということになります。
これからおそらくはもっと忙しくなるだろう思うので、
今年末までに75を越えられるかすら不安です。2005年12月当時は
2006年末までに当然100を越えるものだと思っていましたが、
どうもネタの枯渇が著しくて無理の模様・・。
最近現代文で、自分みたいになんの知識も無いのに詩を書く事を“若書き”というらしい
ということを教わったのですが、
つまりネタが尽きたと唸っている自分は該当する若さが足りなくなってきている、
ということなのでしょうか・・。単に作ろうとしていないからなのかもしれませんが。

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