#981

淡雪の詩


創作


なんとなく 寂しいよ

でも結局強くは 望まない

雪が降らない正月だってさ

かるたのない 正月だってさ

墨塗りの顔なんて見た事無い

それが普通なんだってさ


鎌倉作った事 あったよね

もう大昔の出来事だけど

中入るのは30分交替とか

懐中電灯持っていこうとか

窓を作ろうとして崩れたこととか

色々楽しかった


一生懸命作った 雪だるま

どうせいつか壊れるからと

そりで体当たり

彼は壊れなかった


手袋なんて要らない なんて言って

すぐ家に引き返した

寒いのもバカにできないと

笑いながら走っていた


氷柱を折って雪だるまに刺した

お前の名前はユキダルマン

今日だけの正義の味方

2人目 3人目 4人目 と

兄弟が増えていった


滑って転んだ 雪は憎まなかった

冬が好きだった

とにかく好きだった

今は嫌いだ

あの日が懐かしい


淡雪は地に着くや消え

思い出は運んでくれない


なんとなく 寂しいよ

もう戻れないという事が

正義の味方を盾にしながらの雪合戦だった

今は盾なんてなんにもない


自らが盾であり剣であるという事

そろそろ気が付かなきゃいけない

らしい
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72作目。今年1作目です。
頭髪検査で嫌な事があったりと色々あったといえばあった1日ですが、
今日はこれを載せるだけにします。
そんなわけで季節感を詠んだ冬の詩です。
冬はやっぱり雪ですよね。暖冬の今年は今日ちらっと降ったのを見ただけですが。
5日に作ったもので、5年以上前に帰省で鎌倉を作ったのを思い出して書きました。
今年は去年を超える数を作るように頑張るつもりですが、
如何せん“授業中に書く”というスタンダードな方法がもうできないので
なんだか危うい予感もします・・。

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