#1073

十五万歩の足跡


web制作 独り言


2007年3月29日午前9時。
遂に、アクセス数は開設当時の目標の1.5倍に到達した。
経過日数は942日。長すぎる軌跡を、この機会に振り返ってみることにした。

“ゲームの旱魃”というタイトルを掲げて始めた、
任天堂のゲームを包括的に紹介していくことを目指すサイト。
しかし、13ヶ月という失敗に立ちながらも、結局その旗は色を変えてしまった。
「ブログ」というものの存在感が2004年から世間に浮き出るようになり、
ブログというものにネット界の各大手や、著名人が目を付けた。
そこでやっと僕は、「ブログ」というものを半分理解できた気がする。
もうひとつ、“包括的に紹介”といっても、結局それができるわけでもない。
レビューページはメインコンテンツとしての名前だけだった。

しかしそんなブログにも、関わってくれた沢山の人がいる。

まず最初の最初、移転当時によく喋っていた高校1年時代のC君、他数名。
移転1ヶ月後にアドレスを教えることになる、担任のK先生。
彼らをなくして、このブログの“最初”はなかった。
K先生に褒められなかったら日記の“詩”というジャンルは今頃しおれていただろう。
そして、知人を除けば最初の常連者まなびんさん。
ゲームを知らないようなのに、つまらない記事の連続なのに、毎日コメントをくれた。
今はいない、当時はファンというものがいたのだと思うと、懐かしい。
中盤になると高校時代のクラスも変わって、その時に見てくれた人も沢山いる。
前も書いたが、この当時から卒業までに教えた人数はのべ12人。
そのうち何人が今も見ていてくれているか知らないが、とにかく当時は支えになってくれた。
中盤を少し過ぎた後は「おい森同盟」から流れてきた人がよく来てくれる事があった。
ロボット検索エンジンなどで“ブログサーチ”なるものが始まり、
昔の記事にコメントが書かれる事があったのもこの時期だった。
それらが廃れていく中、最後の方に、同盟の方のある常連の人がブログを開設して、
相互リンクを申し込んできた。
その人の最初の記事に、“あるブログで毎日書いてある記事が興味を引くもので面白かった”
とあり、記述の詳細からしてもしや自分のでは?と嬉しがった記憶がある。
かたや、もう散々書いたので叩くのもどうかと思うが、サイトをパクられたこともある。
この2つの出来事は衝撃的だった。
かつて、ホームページの運営というものなど右も左も分からず、続けていた日々。
何百万というアクセス数を重ねているサイトの管理人が羨ましかった日々
(数の上では、まだ羨ましいと感じることがあるが)。
そんな成長途中の自分のブログを見て、興味を持ってくれる人がいる。
そんな人のためにも、頑張らなければならないと思った。

しかし2006年後半期以来、現在は日記の件数や文字数平均ばかり増えているだけで
実質上ブログとしてはほとんど成長していない。
アクセス数も、2005年11月に比べたら半分か3分の1ほどに縮小しており、
コメントだの足跡だのという便りはさらに減った。
上述した、かつて0の時相互リンクを申し込んでくれた人の急成長ぶりを見ると、
それに追い越されてしまう日も近いのだろう、とわずかばかり危機感はある。
2007年2月12日、丸2日分の作業の集大成として、トップページを大幅に更新した。
しかし「ピックアップページ」などへのアクセスを見ると、
このブログを見ている人はトップではなく最新記事を直接見ている人が多いらしい。
少し唖然とした。

確かに、自分の身の周りのことばかり書いてやや固い文体でダラダラ書いている、
そんな記事にコメントを残しにくいんじゃないか、という反省点もある。
自分から進んで誰かのブログに足跡を残しに行かないのも、こうなってしまった原因かもしれない。
アクセス数は10万超えているのにコメント総数は400未満。
そんなブログは他に少ないかもしれない。
サイトとして出発したブログ、というものの弱点を垣間見た気がした。
サイトとして更新してきた箇所は多いが、
その中でブログという体系では見られもしないで終わった部分も多いだろう。
サイトの中の、おまけとしてのブログとして始まった日記だから、
雑記だらけで内容はつまらない。
逆に、ブログという正体の中、勘違いして組み上げていったサイトだから、
どんなに手を込んで作ろうが普通より見られない。
そもそもブログに「初めにお読みください」という名の利用規約を書くこと自体間違っている。
そんなブログに明日はあるのか。

しかし、もう引き下がれないところまで来ているのは確かだ。
十五万歩を踏みしめる中で得てきた思い出を、今更捨てるわけにはいかない。
昔の自分の思想を背負って、それをこっそり修正していく。
そんな中でいつか認められる日が来ると、信じてここまで来た。

今、このブログを運営して15万突破を喜んでいるのは、世界で自分1人であり、
1日平均160アクセス分の人がそれを見守っている。
僕は今、100万アクセスを抱える大手個人サイトの管理人でもなく、
かつての自分のような1日20アクセスの、運営方法を何も知らないブログの管理人でもない。
成長途中の一つのブログを、自分の手だけで作っている。

ブログは本を作るのと同じだと僕は思う。
個性的な文面・絵画や、自分しかしらない知識や
自分しか描けない画風で書かないと本は売れない。
そして売れたとき、日々書き続ける中最も助けになる読者からの手紙。
ブログやサイトでいえば、個性はそのままブラウザに映し出され、
“読者”からのメールはなによりも運営の支えになる。

上記個性のように、他にない、ここだけにしかないものを作らないと人は来ないと思う。
まして、パクりなんていうものはもっての外だ(・・しかし、レビューブログである限り
ゲームの公式サイトを見て作らなければいけないという矛盾もあるが)。
運営していくうちに、ここを面白いと言ってくれる人と沢山出会う。
そのために、向こうから近付いてくれるように最大限の努力をする。
そして、それが数字や他人からの文章として、結果になった時が
管理人をしていてよかった、と思う瞬間だと、僕は思う。
というか、それを今までに何度か体験している。あの瞬間をもう一度味わうべく、
人気のないところで、大学生活も更新を続けていきたいと思う。

・・ただ、自分にとっては思いついたものを努力して掲載して、
それを眺めるだけで満足しがちな感じがする。欲が足りないのか?

ともあれ、高校生である最後の最後で15万歩目まで導いてくれた人たち、ありがとう。

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