#1500

鯉幟の詩


創作


例えば

明日待ち受ける辛いことや悲しいこと 痛いことや嫌いなことを

挫けたり 逃げ出したり 目をつぶって嫌々と 耐え抜いたりする


例えば

今まで生きて来た意味を失った 自分の価値を否定された 足蹴にされた

そんな事があって もう生きる意味がないと思ったりする


そんなとき思うんだ

何で人は生まれながらにして

こんなに大きな荷物を抱えているのか って


そんな時思うんだ

人が作りだした二千年の歴史の末に

作りだした世がこんなものなのかと


でもね――

きっとそれは下を向いているだけだと思うんだ

こんなに多くの人が こんなに多くの時間を使って 作り上げた歴史が

たったこんなだけとは考えにくいから

きっと僕が下を向いているから 光が鬱陶しいだけなんだ


辛い事や悲しい事 痛い事 嫌いな事に立ち向かうってことは

それだけ後に得るものがあるということ

そうやって自分が作られていって

きっとどこかで自分が必要とされる場所ができる


ただ それを見つけられないだけなんだ


*  *  *


どこかみじめな格好をして 空を見上げ続け

みんなで寄り添っている

でもいつしか風が撫でた時に

おのおのが真っすぐを向いてたなびく


そんなこいのぼりのようになりたい

と思った

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83作目。実家帰省中の書き下ろし作品です。
昨日の朝、誰もいない静かな空間で久々に書くことができたのはいいものの
中途半端なところで集中力が切れ、詩を書くことに対して全くの盲目的な感覚である状態で
さきほどあわてて書き足した、“間に合わせ作”にもほどがあるというものですが、
どうも今の自分はせいぜいこの程度しか書けないみたいで悲しいものです。
高校時代にもっとたくさん書いとけばよかったなぁ・・。

ちなみに昨日書いた時点(最後の6行以外全部)では端午の節句であることを意識しておらず、
書き足した時に無理にそれを意識したおかげで継ぎ接ぎが隠せない作品になっています。
まぁ記事数が100の倍数になるのと、祝日が重なるのも珍しいものなので
ある意味では記念の継ぎ接ぎとでもいうべきかもしれません。

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