#1900

金魚鉢の詩


創作 空想


広がったしずくのような空の まんなかにいた私の

晴れわたる青い 言葉のない世界の

どこかからともなく 淡い光の

ひびきわたる 消えてはふえていく

ふえてはつながって つながっては 消えて

私が想う限りの 色をつけていく

私が知る限りの 晴れわたる青い空の

光があつまった はるかかなたにいる

天使のような あなたに 真っ白なあなたへと

会うために泳ぐ このつかめないしずくの空を


手をかいて 空を蹴って 前へ 前へ……

手を広げて 風を吹かせて 前へ 前へ?

あれ 今 どっちにいるんだろう

今どこにいるのか

分からなくなっても

はてない大空へ

力をこめれば

また光り出す何かが

空へ吹っ飛んでいく

また一瞬だけみえたあなたへ

今 確かな一歩を踏みしめる

世界の中心を動かして

私があなたをつくりだしていく


きっと……

———————————————–
84作目。
久々に書きました。もはや約200日周期が当たり前のようになっていますが、
感覚が久々過ぎてまるで書いた気がしませんでした。
高校時代は学校帰り、自転車をこぎながら浮かんでくるアイデアを受け止めておいて
帰宅時に覚えていたフレーズを使ってメモ帳に一気に書き切るという手法が主でしたが、
もはやそんな真似はできず、今回はまるで何かの作業をやっているような感覚でした。
書いている自分がいうのもアレですが、83作目以前と雰囲気がかなり違う気が……。
そんなわけで、ある意味パズルのような構成の作品です。
テーマについては、多分近いことを近いうちに書いていそうな気がするのでその時に。

すっかり廃れた詩書きの日々も、たまには悪くないかな……
と自分で思わせられた、1,900件目。

コメントを残す