#2100

初雪の詩


いつもと同じ時間に起きたのに 少しだけ余った朝の時間

そろそろ外に出ようかと そういや昨日は雨が降ってたなと

カーテンを勢いよく開けた 初雪の光が僕に飛び込んできた


ある日 薄皮の光に包まれた少年がいた

深い吐息は形になって空へ飛んでった

ある朝の その無重力の空間に 少年は

満足気な顔と足跡と またひとつ吐息をそこに置いてった


ある日 薄皮の光に包まれた少年がいた

きっと明日にはとけるだろうなと

転ばないように それだけを考えながら

またひとつ足跡を そこに置いていく

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85作目。
11月28日付の投稿になっていますが、実際には投稿日も作ったのも12月17日です。
極最近まで、今までのキリ番記事の投稿ルールを無視して
実は新しいカテゴリの文章を考えていたのですが、散々粘ったあげく結局断念しました。
そして今までのキリ番記事を読んでみると、なんだ今回は詩の番かということで
今年度始めて雪が積もったその日に40分ほど考えて作りました。

この作品がどうという話題は特にないのですが、
なんかこうやって過去の作品を振り返ると、ああ自分はこんなものも作ってたんだな、
という気にもさせられました。それだけ詩を作っていた時代が過去のものになって、
それだけ詩を作る事を忘れてから時間が経っているという事なんでしょうね……。
初雪というきっかけがあったので今回は前々作のような苦労はなく
割とすっきりと書き終わりましたが、思いっきり短いのは多分ブランクのせいかと。
2、3年前は書き出したらなんだかんだで1,000文字近く書いてしまって
「これ、詩にしては長いな……」と思ったりもしていた記憶があるので、
今回はその感覚が全く無いという違和感はありました。

最近、“今日の出来事”以外のカテゴリを書こうという意欲は湧いても
結局頭の中かローカルな場所にとどまったまま打ち切るパターンが余りにも多くて、
色々な意味でもったいないことをしているなと思うのですが、
詩というカテゴリは、なんだかんだで書き始めてしまえば掲載まで行くもんだな、
と今回書いてて思ったりなんかもしていました。
問題はそのきっかけが最近は滅多に無いことか……。