#2110

21


独り言 自分


21歳になった。
今年はなんだかとても、歳を繰ったという実感がない。
それは20という境界線を越えてしまった事によるものなのか、
年齢にこだわらなくなってきた証拠なのか、両方なのか。

二十歳から大人ですと言われて、大人とはなんなのかとか、
自分は分相応じゃないから大人にはなりたくないとか、いろいろ考えたこともあったが、
それが実際になって時間が経つにつれて、境界というのが曖昧なことを知って、
いつの間にかそういう事を考えないようになっていた気がする。

子供の頃の自分が思い描いていた大人とは、理想の自分という像に他ならない。
その像というのは、意味もなく巨大で、今の自分とは全く似つかないものだった。
4年くらい前の自分は、2008年末からはブログ上での一人称を「私」にするのだろうか、
というような事を考えたりもしていた。今の自分に言わせればそれは笑い話だが、
それほど昔は、大人というものが“今の自分と違う何か”と思っていたのだろう。
そんな像を思い浮かべる一方で、恒常心のあまり、十代という年齢にずっと留まっていたい、
できれば大人になりたくないという気持ちもあった。

一昨年は歳を繰った事を嘆いていて、去年はさほどでもなかったが、
今年はなんだか、どちらとも言えないような気持ちになっている。
成長したかと言われれば、成長したと思う。
特に物事の考え方はこの一年間で一気に変わったような気がする。
ネガティブならネガティブで済まされないような、一つ奥へ突き進むような感覚だ。
ただし、残念なことにそれに行動力が伴ったわけではない。
これが一昨年に似た感想も併せ持っているひとつの原因だと思う。

その時に考えている事が間違っていることだとは、その時はまだ知る由もない。
去年の自分は、大きな計画を立てるようになったのが成長だと言い張っているが、
それはのちの一年間をもって成長だったとは言えないということに気が付く。
しかし、それでは去年の自分の存在が罪なのかというとそうではなくて、
その気付いたと言うことが結局、成長している、ということなのだろう。

今考えている事が本当に正しいのか、と自分に問いまくっていた今年の自分。
もちろん、そういう考え方からして、それを成長点だとはっきり言う事はできないが、
プラスにせよマイナスにせよ、去年の自分を踏まえるようなことはできたと思う。
そして来年の自分に渡すべき課題も分かりやすい形にまとめられたと思う。
それを成長と言えるのなら、改めて、今年の僕は成長したと言えるのかもしれない。

感覚的な話だが、21歳になる今現在から見て、20歳という時代を振り返ってみれば、
それはまだほとんど未成年だが、成年になろうと背伸びをする、
そんな中間色のような時代だったと思う。
そして21歳というのもそれに近いような時代になる気がする。
この中間色的な空気が記憶から消えるのは、いつごろになるのだろう。
逆に、この時代に突入したのはいったいいつからだったのだろう。
これは早々に抜け出すべき時代なのか、それとも浸っているべき時代なのか……。

結局こんな歳になっても、大人という名の境界線が見つからない。
見つからないが、今の自分は少なくとも、その境界線の向こうを目指して何かを考えている。
あとは行動するだけというところで、二十歳の人生の幕が閉じていた。
そしてまた幕が上がろうとする今、
暗闇に慣れたその目に飛び込んでくる次の光に
一体何があるのかと、目を細めながらワクワクする。
そんな子供心を持ちながら、来年へと向かっていきたいものだ。

21” へのコメントが 2 点あります

  1. 初めまして、田中と申します。
    木っ端ちゃっぴーさんの事はピクミンの最小限クリアをきっかけに知りました。
    最短日数だけでなくピクミンを最小限にとどめるという内容、またその背景にある綿密に練られた計画、血のにじむ様な努力は脱帽ものでした。
    私もピクミンというゲームがとても好きで長くプレイしていますが、木っ端ちゃっぴーさんの動かすオリマーはまさに司令塔といった感じで、指示されるピクミンも嬉しいだろうなと、動画を見るたびに感じます。

    最後に、21歳のお誕生日おめでとうございます。
    私は木っ端ちゃっぴーさんより幾つか歳は下ですが、幼い頃に比べると春を迎えるたびに抱く感情が、期待より不安の方が大きくなったなと感じます。
    ですが不安の中でも、オリマーたちのように道を開拓していかなければなぁと思います(笑)
    長々と書いてしまいすみません。
    それでは、失礼します。

  2. はじめまして。
    最小限8日クリア動画から来たという方が未だにいることに、驚くとと共に嬉しく感じています。
    血のにじむほどなのかは分かりませんが……
    少なくとも、ちょうど一昨年の今頃のまだ動画を作りたての頃は意気揚々とやっていた記憶があります。
    2ヶ月経過してもなおできない状況になってからは楽しむという感覚は消えましたけどねw
    とはいえ、結果としてこういう風にいろんな人に見てもらえたのは良かったなとつくづく思っています。

    現実ではオリマーのように苦境の状況にあってなおゼロから開拓するような事は
    生身の人間にはなかなか難しいと思いますが(笑)、
    お互い頑張っていきましょう。

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