#2303

E3 2010任天堂カンファまとめ -後編-


ゲームのプレイ日記 その他


前編からの続きです。

■Nintendo 3DS
 プレスカンファ終盤にようやくその姿を表した今回の主役。
 2010年年末前後に発売が予定されているニンテンドー3DSも、
 今回のE3でかなりの部分が明らかになりました。まずは本体仕様から。

・外観仕様
  サイズ:横134x縦74x厚み21(mm) *DSi:137×74.9×18.9(mm)
  重量:約230g *DSi:約214g

・画面
  上画面:3.53インチ(ワイド) / 800×240ピクセル / 裸眼立体視機能付き
  下画面:3.02インチ / 320×240ピクセル / タッチ入力機能付き
  *上画面横ピクセルは、左右400ピクセルずつ割り当てて立体視に使うため実質半分
  *立体度は上画面横に付いているスライドでいつでも調節可能
  *DSi:3.25インチ

・カメラ(外側)
  0.3メガピクセル(640×480) / 3D写真撮影可能

・入力
  右:ABXYボタン、パワーボタン
  左:スライドパッド、十字ボタン
  下画面下:HOMEボタン、STARTボタン、SELECTボタン
  下画面:タッチパネル
  側面:3Dボリューム(上画面側)、無線スイッチ(下画面側)、LRボタン(下画面側)
  その他:内側カメラ、マイク、モーションセンサー、ジャイロセンサー
  *モーションセンサーとジャイロセンサーは本体の位置・傾き等を検知する入力デバイス
  *スライドパッドはPSPにも付いているアナログパッドのようなもの

・コネクタ
  ・ゲームカードスロット(DSシリーズ用ソフトと共通)
  ・SDメモリーカードスロット
  ・ACアダプタ接続端子
  ・充電端子

・その他外観
  ・上画面左右にステレオスピーカー搭載
  ・タッチペンは伸縮可能で、ゲームカードスロット横に縦方向に収納
  ・確認済みのカラーバリエーションは、グリーン、ブラック、パープル、レッド、オレンジ

もちろん目玉となるのは3D表示が可能な上画面。
ちなみに上画面は今回、解像度アップがなされていますが、DSとの互換性を維持するために
下画面は従来通りの解像度になっています(サイズもDSi比で少し小さい)。
その為、上画面だけがワイドとなっており、バランスが悪いといえば悪いのかも。
プレスカンファの最後に現地リポートの人達が3DSを触れる機会があったみたいなのですが、
少なくともその人達のリポートによると3D効果は想像の上を行くもののようです。
ディスクシステム版『ゼルダの伝説』が3D版になったデモが展示されていたりもしました。
機能についてはあまり多くは明らかにはなりませんでしたが、
プレスカンファで説明があったのはバックグラウンドで勝手に通信を行って
ランキング、追加データ等をダウンロードする『Wii Connect24』のような機能。
これに伴って無線LANもかなり強化されているみたいです。
NDSシリーズとの互換性もあるものと思われます。
3DSカードは現時点の最大容量が2GBとなっており、NDSの256MBの4倍という事に。
ロンチの時点でこれなので、将来的にはさらに増加したソフトが発売される可能性もあります。
ちなみに、Wi-Fi通信と3D画面を使った、
映画の予告編などの動画を受信して見る機能もあるとのこと。
HOMEボタンがあることなどから察すると、『Wiiの間』のようなチャンネルがあるのかも。

価格・発売日については「各地の事情を見た上で随時発表」とのこと。
日本ではすでに2011年03月までの発売というところまでは確定しており、
今までの傾向から順当に行けば2010年11~12月頃になる可能性が最も高いと言えます。
価格についてはなんとも言えませんが、明後日からの価格改定で
NDSiLLが20,000円から18,000円になったところを見ると、
それを3DSと絡んだ販売作戦と考えるならば、3DSは20,000円が妥当かと思うのですが、
スペック等々の事情を考えると25,000円ぐらいになる事も十分ありえます。
さて次に、E3終了1時間後に公式サイトにて明らかになった3DS対応タイトルについてさくっと。

・新・光神話 パルテナの鏡 (3DS / 発売日未定)
  1986年のディスクシステム用ゲーム「パルテナの鏡」の主人公が
  最近某ゲームに登場してやたらイケメン化したのは記憶に新しいところですが、
  なんとそれとは別に24年ぶり完全新作となるタイトルを、
  あの『プロジェクトソラ』が開発していたというのだからびっくり。
  プロジェクトソラといえば去年、
  カービィやスマブラの生みの親である桜井氏が中心となって
  “たった一本のプロジェクトを達成するための開発チーム”
  として立ち上げられたものですが、その開発チームが開発していたたった一本のソフトが
  このパルテナの鏡という事になります。
  桜井さんはよっぽどパルテナの鏡が好きなのでしょうか。続報に期待。

・nintendogs + cats (3DS / 発売日未定 / 前作:2005年発売)
  ニンテンドーDS向けタイトル『nintendogs』の続編。
  3D描写による映像のグレードアップはもちろんの事、
  今作は内側カメラやマイクなど新入力デバイスを駆使した機能が盛り込まれているとの事。
  例えばカメラがプレイヤーの顔を認識して、顔を傾けると犬がそれを真似したりなど。
  今作は犬だけではなく猫も登場するようです。
  ここまでの2タイトルはE3プレスカンファ中でも紹介されました。

・Mario Kart (3DS / 発売日未定 / 前作:2005年発売)
  Wii版が今もなお売れ続けている超定番シリーズの最新作が3DSに登場。
  上述の、バックグラウンドでWi-Fi通信をする機能との相性がいい上、
  人気シリーズでもあるので、ロンチタイトルとしての可能性がかなり高いと言えます。
  NDS版と比べてどのような進化を遂げているのかに注目したいところ。
  個人的には是非是非、マルチプレイを遊んでみたいタイトルなのですが、
  年末までに人数分の3DSが揃う可能性が低い事を考えると断念せざるをえない……。

・Animal Crossing (3DS / 発売日未定 / 前作:2005年発売)
  携帯機では史上二作目となる、どうぶつの森シリーズ最新作。
  ……えー、すみません、正直言うとこれを見るまでは
  3DSは買えなくてもしょうがないかな、と思っていたのですが……
  このタイトルを見た瞬間に絶対買うことが自分の中で確定してしまいました。
  (個人的な意味で)『まち森』でコケた感の否めないシリーズですが、
  前々作『おいでよどうぶつの森』が販売数500万の化物タイトルであるのは事実。
  やっぱり携帯機でやりたいという人をどこまで引き込めるか、今後の続報に期待です。
  見た感じは大雑把にはおい森以降のデザインを踏襲しているみたいです。
  主人公の等身が伸びているような気がしないでもないですが。

・Paper Mario (3DS / 発売日未定 / 前作:2004年発売)
  紙になったマリオが冒険するRPG、『ペーパーマリオRPG』の続編。
  さまざまな派生作品がありますが、紙マリオのシリーズはこれが3作目ということに。
  ちなみにあくまでも『スーパーペーパーマリオ』とは関係なく、
  今度はちゃんとしたRPGです。
  3D映像に似合っていそうなタイトルという意味では
  任天堂はナイスな選択をしたなとつくづく思います。でもロンチには不似合いかな?
  いや、でもこれはロンチで是非出して欲しいタイトルです。
  神がかったクオリティのBGMが評判のシリーズなので、音楽にも期待大。

・Star Fox 64 3D (3DS / 発売日未定 / 前作:2006年発売)
  1997年発売の『スターフォックス64』をリメイク。
  NDSシリーズの『スーパーマリオ64DS』の位置付けと考えると、
  これがロンチとして登場する可能性はかなり高そうです。
  みたところ下画面は全く使わないみたいです。傾きセンサーを使う操作もある模様。
  2000年代以後のシリーズ作品はすべて他社との共同開発や委託によるものなので、
  そういう意味ではリメイクとはいえ
  13年ぶりの任天堂単独開発に期待が込められているということになります。

・Pilot Wings Resort (3DS / 発売日未定 / 完全新作)
  フライトシュミレーションのような完全新作ゲーム。
  3D画面・チルトセンサーを活用したロンチ向け完全新作といった位置付けでしょうか。
  Miiが登場するようです。紹介画像が少なく、詳細は続報次第。
  なんとなく雰囲気が『Wii Sports Resort』に似ている気が……。

・Steel Diver (3DS / 発売日未定 / 完全新作)
  こちらは横スクロールの潜水艦操作ゲーム。
  3D表示はゲーム画面上に“浮かんでいるもの”があると3D効果を体感しやすい為、
  これら2タイトルの完全新作はその辺を意識しているのかもしれません。
  軍艦に攻撃している画面も見受けられますが、対戦モードがあるのかは不明。

・ゼルダの伝説 時のオカリナ3DS (3DS / 発売日未定 / 前作:2009年)
  プレスカンファ後のラウンドテーブルにて発表された隠し玉。
  1998年発売のN64ソフトをリメイクした作品で、
  難易度の改善をするなどアレンジも加えられるようです。
  現在E3特設ページには情報がなく、今後の情報が待たれるところ。

以上9タイトルがとりあえずファーストパーティの全タイトルです。
実はサードパーティのタイトル群もこれに負けじといった様子で、
『世界樹の迷宮』『メタルギアソリッド』『レイトン教授』『牧場物語』と
各社いきなり3DSに全力をぶつけてきたような雰囲気。
もはやDSが発表された時とは比べ物にならないほど、
最初から全力で競合相手を潰そうとする感じがプレスカンファからも伝わってきます。
もっとも、任天堂プレスカンファ後のソニーのカンファでは
噂されていたPSP後継機の発表はなかったので、今のところ独壇場なのですが……。

それにしても今回はWii/NDS/3DSひっくるめて考えると『十年以上ぶりのリメイク・新作』
あるいは『2004~2006年のゲームタイトルの続編』
といった位置付けに当てはまるタイトルがかなり多いような気がします。
特に3DSタイトルは上述の通り、ゼルダとパルテナの鏡を除くと
後は全部完全新作か2004~2006年タイトルの続編という構成で、異様といえば異様な並びです。
だからこそ個人的には今回、今までにないほどE3で興奮したのですが……。
もしかして今回のE3はTouch! Generations以前のゲームが全盛期だった
自分のようなユーザー層にも訴えかけていた側面があるのかも……
と思うのはあまりにも勝手でしょうかね?
あるいはあの頃のタイトルに名作が多いという事を任天堂が認識したという事なのかも。

ちなみに今回はラウンドテーブルですらピクミン3への言及はなかったようです。
宮本さんがゼルダ二作品を手がけている今は
ピクミンまで手が回らないといったところでしょうか……。
といってもゼルダシリーズと違って一昨年からずっと「作っている」と言われており
そこから二年の節目を迎える今回はそれなりの期待値はあったとも思うのですが、
結局なんの音沙汰もなかったのはちょっと残念です。
ともあれ作っているよとは3ヶ月前にも言っているので、必ず出ることは確かなのですが。

余談ですが、結局ラウンドテーブルの真っ只中に眠気の限界を迎えて
このE3の為に昼夜逆転に陥ることになり、この文章の後半は日付が変わってから書いています。
実は書く前の時間帯は、湿度やら冷房といった環境のせいなのか、
正体不明の体調不良にかなり悩まされてグロッキーな状態でした。
今も決して頭が回っている状態ではなく、
この肝心なところでこんな状態になっているのが実に不甲斐ないと思ったりしています……。

と、そんな風に夜中と日中~夕方のテンションが全く逆になった一日でしたが、
総じて今回のE3は、少なくとも自分にとっては2004年以来の衝撃でした。
さて、3DSを買う費用はどうやって都合付けようか……。

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