#2923

説得力 -前編-


今日の出来事


春休み8日目、03時就寝06時起床。

春休みなのに授業があった昨日に引き続き、今度は春休みなのに学会がありました。
学会がどういうものなのかという説明は割愛したいのですが、
言ってしまえば学会という名の、内輪だけの論文発表会です。
ただし今回は退職する先生の記念講演も含まれていたので
学外からもちらほらと人が来ていて、いつぞやの学会と同じく
自分たち一年生はその運営準備のために
開始2時間ほど前に大学へ集合することになっていました。

前回、自分だけ遅刻してしまった苦い思い出があるので
今回は絶対に遅刻すまいとアラームを設定。
ところが、昨日3時間しか寝ていないはずなのに夜は延々と眠れず、
最終的に意識が途絶えたのは03時頃。
一応、環境音再生アプリで
鐘の音をアラーム設定時間前からフェードインするように設定してあり、
実際には06時半のアラーム設定時間の前にそれで目が覚めました。
さらにイヤホン付けっぱなしで寝たこの状態のまま
うつろに目覚ましプレイリストを再生して、何とか二度寝には至らず。
これがただ単に目覚まし時計だけだったらかなり厳しかったような気がします。

起床時点では出発時刻を1時間勘違いしており、
その勘違いに気が付いて猶予が1時間生まれたおかげで
案外朝はまったりと時間を過ごしていました。
まぁ、大学までの道のりは猛吹雪で散々だったわけですが。
学会準備で自分が与えられた仕事は、相棒の人がてきぱきやってくれたおかげで
結局自分は机ふきという雑務をするくらいで終わり、
そうこうしているうちにそろそろ始まりそうな雰囲気に。

最初に学部生四年生二人の発表。
……自分があの卒論でこんな発表の場を通らなければならなかったとしたら、
などと考えると、この大学の学部生は凄いんだなぁと思いながらも、
自分はというと久々に落書きに勤しんでいました。
最初は、最近関心が高い音楽ジャンルのルーツを整理するような事をして
あまり建設的ではなかったのですが、その場の雰囲気に慣れてくると
2人目の発表辺りからは、学部時代の授業中に毎日やっていた頭の整理のような事を
延々する事ができました。
ここ数日、図書館通いがマイブームになりつつあるというわりには、
図書館でこういう着想の整理のような事をしようと思っても
なんだか妙に想像力が働かない事があり、
結局ペンを置いてしまうという事が多々ありました。
いよいよ想像力が衰えてきたんだと思えば危機感はかなりのものですが、
今日、そういう事を学部時代と何ら変わらない集中力で取り組めた気がするので
単純に、これも去年という衰退期をくぐり抜けてきたばかりで
まだ頭が慣れていないだけなのかなとも思います。
あるいは、本を読みに来たという動機の方が勝っているからか。

退職する先生は、前期に自分が初の模擬授業をすることになったあの演習科目の教授で、
こればかりはさすがにそちらに耳を傾ける事を優先していました。
かつて、小中学校時代にこういう機会があった時なんかは
なんとなくその雰囲気の厳かな事や、最後の講演であるという事実に引っ張られて、
なんとなく感傷的になりながらも「この人の話はちゃんと聴こう」
とか思って、重要なポイントはあれとこれとそれなんだな、とか考えつつも
話が終わった途端、全部記憶から抹消されているという事がよくありました。
が、今回は多少なり興味関心のある部分と重なったというのもあってか、
それよりはもうちょっと“覚えておきたい”という気持ちが働いたような気がします。

割れるような拍手で講演会は閉じられ、
さて次は半強制参加の修士二年生の追いコンという事で1時間半ほどの待機時間を経て
車に乗せて貰って飲み会会場へ。
どうでもいい余談ですが、“追いコン”という言葉を今回初めて聞いて
その由来を調べたら「追い出しコンパ」の略だそうで。
追い出すって言うのもどうかと思うんですが、こういう言い方は一般的なんですかね?

参加人数は18人くらいだったと思います。
そのうち2人が幹事とその手伝いとして先行して準備しており、
自分を含む8人が大学構内から二台の車で会場に向かい、
1人の留学生が参加すると言いながらも行方をくらまし、
残りの7人のうち3人ほどが暴風雪によって電車が止まったために遅刻、
あとの4人は他で並行して行われている飲み会に参加した後こちらにくるという手筈。
自分たち一行は幹事二人の次くらいに到着したのですが、
もう一台の車がいつまで立っても来ないというのが、その席での最初の話題でした。

……と、最初の方から逐一書いていくほど充実した飲み会ではなかったんですけどね。
もっと言ってしまえば、新歓からの過去数回の飲み会の中で一番退屈な飲み会でした。
くじ引きで決められた席順の右隣は喋ったことのない留学生だし、
左隣はその左隣とかなり仲の良い友人同士らしく
早々に内輪だけの話に盛り上がっているし、
最終的には席順は崩壊して話が面白い二年生二人のもとに
大量の一年生が集まるという構図になり、そこに参加する意欲もない残り数名が
いかにもつまらなそうにしているという状況になってしまいました。
“残り数名”は二年生が大半で、
一年生同士+少数の二年生で盛り上がっているのを見て
「これ俺ら主体の飲み会なんじゃないの……?」
と小声でボヤいているのを聞いてしまった時は少し心が痛みましたが、
自分みたいなものが一人その状況を打開しようとしてもどうすることもできず、
こういうのはコミュ力だけの問題じゃないんだろうなぁ、などと考えていました。

そんなわけでとても4,000円相当とは思えない飲み会でした。
そもそもこれだけ睡眠不足となると、飲食の方も無茶できないということもあり、
実質的には1,000円でも高いと思ってしまうような2時間だったと思います。
ただ、最初の方でまだ席順が崩れていない時に、
一度だけカラオケの話が盛り上がったときに自分に初めて話が振られて、
カラオケで歌ったことが全くないと言ったら、「普段どんな音楽聴くの?」と
先日に引き続きまたしても訊かれたのは意外でした。
まともな発言機会があったのはあれがほぼ唯一だったかなと……。
相手はほとんど二年生だったので、この時ばかりは「電子音楽です」と答えて、
「YMOとか?」と聞いてきた人がいたのは意外で少し嬉しくもあったのですが、
その話はそれ以上は盛り上がりませんでした。
隣の留学生が、J-POPは嫌いだと言った自分に
(実際はそうハッキリ嫌いというわけではない)、
流暢な日本語で「J-POPが嫌いならK-POPはもっと嫌いだと思いますよ」
みたいな事を言われたのも印象的でした。
具体的にどうのこうのという話ではないのですが、国外の人にとっては
あまりK-POPというのが受け入れられてないんだなという印象。
まぁ、大方予想のついていた事ではあるんですけどね。
商業的性格の強いJ-POPよりも、さらにその度合が強そうなイメージがあるし、
そうなると必然的に音楽の内容もそれに比例するのかなと。
聴いたことがないのでなんとも言い切れない部分なんですが。

お開きとなった後は、このまま二次会に行こうという人達と、
やれやれ終わったという風に去っていく人達と、
ゼミごとにある二次会へと出発する人達に三分割されました。
自分はゼミの二次会に参加しない方針を伝えていたものの、
このままだと電車で帰らざるをえず、その電車が来るのも1時間半後で、
しかも駅までの道のりを知らない。
一緒に電車で帰るつもりだった友人はゼミごとではない二次会に行く気満々だったので
仕方がないので終電が近くなるまでそこに参加することにしました。
つくづく自主性がないなと我ながら思います。

そんな他人のしっぽを掴んでたどり着いたような二次会で待っていたのは、
本音での話し合いを余儀なくされる見慣れない空間でした。
後編に続く。

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