#3324

曲線を賭けた一日


今日の出来事 空想


昨年10月頃から悩んでいたillustrator購入計画。今日、一応の決着が付きました。

Adobe illustrator CS6はいわゆるドローソフトというもので、
PCに詳しくない人に説明するならば“PCでお絵描きするためのソフト”です。
自分がトップイラストを描くときは2008年まではMS Peint、
2009年からGIMPを主に使ってきました。
GIMPは無料にしては高機能なペイントソフトの代表例で、
最近ようやく使い慣れてきたかなーという感じはしつつあったのですが、
自分にとってはどうしてもGIMPでは足りないと思う機能がありました。
というのも、GIMPにはパスツールというツールがあって、
アンチエイリアスのかかった滑らかな曲線を引きたいというときにこれが活躍します。
ただこの機能は基本的に一本の線を引き終わったら、
その始点と終点を繋げて囲った部分を選択範囲にするためのものなので、
大雑把に言えば曲線を含む選択範囲を作りたいとき、
常に一筆書きで枠を作っていかなければならないという不便さがあります。
この曲線は二点間の位置と
曲線の曲がり具合を調整する「ハンドル」で決まることになるのですが、
これがどうも使いにくいんですよね……。

だからトップイラストを描くときは、
近年は基本的に多角形をメインにしたデザインに収まらざるをえませんでした。
未だにイラストログページがないブログなので具体例を出してもしょうがないんですが、
一応75作目「シンプル・アクアリウム」だけは頑張ってパスツールを使った作品で、
あとは全部楕円選択、自由選択、矩形選択、ブラシがメインツールになっています。

この状況を打開するために昨年10月に検討していたのが、
illustrator CS6アカデミック版を買ってしまおうというもの。
ぶっちゃけ昨年10月時点ではillustratorが具体的にどういうソフトなのか
あまり把握していませんでしたが、
今日改めて体験版をダウンロードして3時間ほどいじくっていました。

まず、先日も不安要素として挙げたスペック要件の問題については
意外とそれほど深刻でもありませんでした。メモリ使用量は100~200MB前後で、
webブラウザと併用しなければなんとかなるかなといったところ。
で、肝心の機能面。ほんのちょっと使ってみた感じをまとめてみると、
まずAdobe illustrator CS6にあってGIMPにない機能の筆頭は
アピアランスだと思います。
アピアランスというのは、簡単に言えば作ったパスごとに設定できるオプション。
いわゆる“レイヤー”の管理を、パス(選択範囲)ごとに分離して管理できる、
ということらしいのですが、まだ全然使いこなせていません。
基本的にillustratorはなんでもかんでもパスを使います。
中でも凄いと思ったのは塗りブラシツールで、
これはどのペイントソフトにもあるブラシツールと同じ要領で
選択範囲(パス)を描くことができるというもの。アンカーも自動生成してくれます。
この辺をざっと見ても、パスの自由性はillustratorの方が優位と言えそう。

一方、GIMPにあってillustratorにない機能もいくつかあって、
中でも色の管理については正直フリーソフトであるGIMPの方が上かなと思いました。
YMCKカラーというのを自分は全く知らないのでそのせいもあるのかもしれないですが、
GIMPほど気軽に全体の配色をいじることはできなさそう。
あと、パスに依存しないペンツールというものがまったくないため、
正直言って最初はまったく使うことができず戸惑っていました。
illustratorにはペンタブの筆圧で透明度を調整することができないらしく、
要するに最初の下描きみたいな作業には基本的には向いてないっぽいです。

そもそも「ドローソフト」と「ペイントソフト」は大分違うそうで。
前者はオブジェクトを点と線で繋いだパスで管理していく方法を使った画像処理ツール、
後者がいわゆるお絵描きソフトということだそうです。
illustratorは前者寄り、GIMPは両者の中間といったところでしょうか。
写真加工ソフトだと思ってスルーしていたAdobe Photoshopなんかは
illustratorよりもペイントソフト寄りみたいです。

さて、これらを踏まえて、改めて買うべきか買わないべきか、大分迷いました。
自分が求めていた柔軟なパスツールはどうやらillustratorには期待できそう。
しかし一方で、ペイントソフトとしてのGIMPを置き換えられるわけでは決してなく、
むしろGIMPの方が勝るんじゃないかという点もちらほら……。
特に色の管理が難しいというのは大きなデメリットのような気が。
しかし5万円引きで買うとしたら実質今日がラストチャンスだし……。

と、夜明け方まで悩んだあげく、結局Amazonで注文してしまいました。
購入を決意した根拠は、まずillustratorにない機能はGIMPでだいたい補完できるので
完全な置き換えにはならずとも、両立していくという方法で
お互いのデメリットを補完し合うことはできるだろうと考えたのが主な理由。
あとは、保証外ではあるもののVistaでもなんだかんだで軽快に動いてくれるため
PCの買い替えを待たずとも使い始められるというのも大きいかなと。

ペイントソフトであるPhotoshopを買うのもひとつの手だとは思ったのですが、
体験版をダウンロードしてみたところグラフィックスメモリ辺りがエラーを吐き、
なんだか挙動不安定だったのと、アカデミック版ですら3万円超えと高価過ぎたため
今回は諦めざるをえませんでした。
まぁ本格的なペイントソフトが欲しくなったらSAI辺りを買おうかなとは考えています。
なんとなく将来、「なんで学生のときにPhotoshopを買わなかったんだろう」
とか後悔してそうな予感はしますが、
もしそう思うくらいイラスト制作に対するモチベが高まっているのなら、
今ここでillustratorを買っておくのは何かしらの意味はあるんじゃないかなと。
それよりも、まったく後悔せずに尻すぼみになってしまう方が今は怖いです。

ちなみに、なんとかしてillustratorでトップイラスト完成まで行きたかったのですが、
結局完成ならず、できかけのものはすべて破棄してしまいました。
今短期的に創作に対するモチベが低いのは確かみたいです。

今日は03時就寝13時起床と、
昨日と一昨日の睡眠不足を一気に取り戻すかのようにたくさん寝た一日でした。
不用品回収業者から連絡が来て、不用品回収作業が当初予定より一日早くなったのと、
あとは自転車の防犯登録を破棄するためにいろいろ走り回ったこと以外は
引っ越し準備の方はあまり進展はありませんでした。
防犯登録の方は、ネットで調べたら交番などで破棄できるというので
最寄りの交番に行ってみました。
交番に行ったのは以前落とし物を届けたとき以来多分15年ぶりくらいだったと思いますが
なんとなく自分が悪いことしていないか不安になる魔力がありますね……。
警察官の人たちは誰もかれも優しい人たちばかりで
防犯登録の破棄についてそこにいた五人全員からあれこれアドバイスを貰いました。
それによると自転車で購入店に行くのが一番確実とのことなので、
そこから直接、二年前に購入した店へ。
ところがその店は春から新入生になる子どもやその親などでごったがえし、
すさまじいほどのゴタゴタっぷりでした。
まぁとりあえずは無事に防犯登録の抹消も済み、
あとは明日の不用品回収が滞りなく終われば
引っ越し準備もいよいよラストスパートかなといったところです。

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