#3572

嘘吐き合戦


今日の出来事


ここ最近音ゲーの、ひいてはIIDXのやる気がまた戻ってきつつありますが、
今日はそれに水を差すような出来事があったのでストレス解消がてら書き残します。

最近何かと多い、休みに挟まれた遅番勤務日ということで
朝はとてつもなくダルかったのですが、
起きてしまえば後は山も谷もなくといった感じでただ平坦に退勤時間を迎えました。
以前の遅番は17時まで残るのが当たり前で運が悪いと18時近く、
という感じでしたが、今は本来の16時半退社が基本という形になりつつあります。
運が悪いと以前と同じような感じになるらしいのですが、
今日は拍子抜けするくらいあっさり帰れました。

その勢いで、間食もとらずにゲーセンへ。
まず、いよいよSP☆10一周が間近に迫っているIIDXを四曲プレイ。
空腹感を相当感じているのを承知でのプレイだったので収穫は微妙でしたが、
それでも4クレ立て続けにできました。
その後、たまにはポップンでもやるかとポップン台の前に立ちプレイを始めると、
1曲目が終わったところでいきなり「ねえ、財布知らない?」と話しかけられました。
どうやらこの近辺で財布を落としたんだとかで、
このときはへーそんなこともあるんだ危ないな、くらいに思っていたのですが、
事態は何やら変な方向に向かっていきます。

二曲目選曲画面の間、その人に「この辺で無くしたから見付けたら教えてくれ」
「財布がないと俺は帰れなくて困っている」
というようなことを言い聞かされ、なあなあに返事していたのですが、
選曲時間がなくなるので仕方なくスルーして再開すると
彼はダンエボの置いてあるコーナーの方へスタスタと歩いて行きました。
これだけでも、まるで自分が疑われているようで胸くそ悪かったのですが、
事態はさらに変な方向へ。

二曲目以降はそっちの方が気になってほとんどまともにプレイできず、
EXポイントがもったいないので四曲目でわざと落ちてプレイ終了。
厄介な事になりそうな予感がしたのでポップンの待ち椅子で帰り支度をしていると、
例の男がいきなり隣にどっかと座ってきました。
「俺、○○から(遠方の地名、Googleマップによれば61kmほど遠くにあるらしい)
来ているから財布ないと帰れないんだよ、どうすれば……」
とかなんとか延々とのたまうのですが、
見知らぬ他人であるはずの自分に何を求めているのかがイマイチよく分からない。
「店員さんに相談してみてはどうですか?」
「言ったけど、ダメ」
「……」
「なあ、おまえ、ここにあと2時間くらいいる?」
「いえ、8時から予定があるので……」
「おまえん家どこ? チャリで来てんの?」
「市役所の方ですね」
「あー、俺さ、本当に財布さえあれば家帰れんだよ、そうしたら車で来れるからさ、
……ちょっと貸してくれないかな、お金を」
「はい?」
「おまえ財布あるでしょ、ホント、バス代だけでいいからさ、
そうしたら市役所で待ち合わせてすぐに返すから。9時半頃に市役所に来れない?」

この辺で、ヤバい人に絡まれてしまったことをようやく確信しました。

「……ですから、8時から予定があるので……」
「じゃあ明日、おまえの好きな時間でいいからさ」
「あの、一人暮らしですか?」
「いや、親いるけど片親なんだよ」
「電話して車で迎えに来て貰うとかは無理なんですか」
「俺携帯忘れちゃってさ」
「店員さんに事情を話して電話を借りればいいじゃないですか」
「無理、てかうちの親まだ仕事中かも」
「何時頃に仕事は終わるんですか?」
「さあ、その日によって違うから分からない。というか多分迎えに来てくれない」
「うーん……」
「本当にバス代があればなんとかなるからさ、
とりあえず3,000円貸してくれないかな。そしたら、俺結構金持ってるからさ、
明日10,000円にして返すよ。そうしたらここのゲームも遊び放題だよ、どう?」

「今3,000円も持ってないんですよね、給料日前なもので」
「えっ、じゃあいくらくらい持ってるの」
「1,000円ちょいですかね」
「じゃあこの際1,000円でもいいや、貸してくれれば……」
「これは明日の昼食代なんで貸すことはできないんですよ」
「じゃあ、おまえ貯金とかあるよね?」
「ありますけど……携帯代とかの引き落としがあるから使えないんですよね」
「……」

「あの、やっぱりこれは自分じゃなくて店員さんに相談するべきだと思うんですが」
「いや、ダメだ。俺はここの店のオーナーと仲良いんだけどさ、
こういうことは相手してくれない。だって財布パクられたのは自己責任だから」
「仲良いオーナーならなおさら相談に乗ってくれそうですけど……」
「いや、ダメなんだ。あぁ~どうしよう俺帰れないじゃん。
せめてバス代があれば……ねえおまえ本当に1,000円だけでいいからさ」
「うーん……」

――これは学生時代の話なんですが、
小学校高学年時代にものすごい虚言癖の知り合いがいました。
よくもまあこんなに息を吐くように嘘をつくことができるなと感心したものです。
嘘を言ったらそれで満足するのか、基本的に隠蔽とは無縁で、
まあまあ突っ込まれにくそうな、けれどバレバレな嘘をつくので
自分も本当に最初は騙されそうになりましたが、
すぐに気付くとそれ以降は心の底でほくそ笑んでその話を聞くようになりました。
それから出会ったこれまでの人間関係の中でも
虚言癖持ちっぽい人は何人かいましたが、その人たちがよく言ってしまう共通点が、
かなり上の肩書きを持ち、かつ会話相手が知り得ないような人物と
あたかもコネクションを持っているかのような自慢をする、
というものだったんですよね。
これはある意味自分の中で虚言癖といえばこれ、
というくらいに強い印象を持っていたので、
それが相手の口から飛び出たときはついつい少し笑ってしまいました。
なんだ、この人も例のタイプか、と。

これはもはや時間の無駄、
というよりトイレなどに連れ込まれたら本格的にヤバいような気がしたので、
そうなる前にと、突拍子もないタイミングで席を立ち、
「お金貸すことはできません、すみません」
と一言投げ捨ててさっさと立ち去りました。
正直に言えば怖かったです。
ゲーセン歴一年半とはいえ不良に絡まれるのは始めてだったし、
こういう詐欺を繰り出すような不良は実際に見たことがなかったので。

ちなみに自分の実家が市役所近くにあるというのは真っ赤な嘘です。
あと全財産が1,000円なのももちろん嘘で、給料日前というのすら嘘でした。
むしろ、実は現在の所持金は家電量販店でPCを買う可能性を考えて
15万円以上入っていたりするので、財布を見られたら大変なことになっていたかも。
と同時にそんな大金を持ち歩くことのリスクを今日思い知ったので、
明日辺り素直に大半預金してしまおうかと思います。

にしても、この辺をまったく疑わずに話をぐいぐい進めようとするんですね、
詐欺師ってのは。普通に会話を聞いていれば自分の防衛のためのあからさまな嘘も
簡単に見抜けそうなものですが。
まあ今回は相手は高卒社会人のフリをした大学生といった風の身なりで、
その見た目通り手口が稚拙だったのでなんとか回避できましたが、
これが本物の大人で強面だったらとてもじゃないけど同じ風に出来る気がしません。
同様に自分よりも狡猾だったり頭が回るような相手も敵わないだろうな……。

前々から危ないと思っていましたが、
やっぱり夜のゲーセンは一昔前のような不良のたまり場にはなっていないとはいえ
こういう輩が潜んでいる危険性があるみたいです。
当分遅番の日の退勤後に音ゲーするのは控えるべきかなぁ……。

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