#3974

可聴域を超える波へ -前編-


音楽

さて、最近久々にヘッドホンの購入気運が高まってきています。
どうせ現実の方では仕事が超多忙で他に話題もないので、今日から三日分を使って
ヘッドホンの購入検討についての雑感を書き殴っていくことにしようと思います。

新調計画のそもそものきっかけは、現行ヘッドホンの『ATH-PRO700MK2ANV』の
イヤパッドやバンド部の劣化が激しくなってきたことで、
イヤパッド部のみ交換するくらいなら、二年周期もそろそろだし新調しよう、というのが
新しいヘッドホンを探す始まりでした。

とはいえ、単に買い替えるといっても現行ヘッドホンよりスペックで劣るとなれば
新調する意味がないと考えている自分にとっては、
ヘッドホン購入計画は回数を重ねるたびに高級志向になっていく運命にあるようです。
そのうち落ち着ける価格帯を見つけられれば良いのですが……
高級オーディオ機器の世界はどうやら青天井らしいので
自分でどこかに区切り目を付けなければいけなさそうな気はしています。
となれば、その時に使えるお金がそのまま限界になってしまうわけで。

ただ一方で、ヘッドホンを使ったホームリスニングの機会が激減しているのも事実で、
高音質をそこまで突き詰めても聴く機会が無ければ意味がないというのもあるんですよね。
大学時代の自分にとっては音楽とは食事よりも大切なものだったと言っても過言ではないくらい
音楽を聴き続けていたので、迷い無くヘッドホンにお金をつぎ込めたわけですが、
今はそういう状況ではなくなってしまっているのは確か。
この状況でしかも定価3万円台のヘッドホンに慣れた耳をも満足させるヘッドホンを
果たして見つけられるのかという不安が、
今までイヤパッドが劣化しても買い替えに至らなかった原因なのではないかと思います。

今回、その不安を振り切って本格的に何かを買おうとしているのは、
まず現役ヘッドホンを買ってから来年初頭でちょうど二年になるというのが一点、
あとは、昨今は何やらハイレゾ音源対応のオーディオ機器がトレンドになっているらしく、
音楽環境をグレードアップするのに良いタイミングだと感じたからというのが一点あります。
ハイレゾ音源というのは、平たく言えばCD音源を超える音質の音源を指す言葉で、
具体的にはサンプルレート44100kHz×量子化ビット数16bit≒1141kbpsという
従来のCDデータより、どちらかのステータスを上回ったもの、であるらしいです。
またDSD音源という、メガヘルツ単位で録音された形態の音源も存在するとのこと。
ハイレゾ音源はCDという形態では販売されていないので、
今のところダウンロード販売サイトで購入するのが主流となっています。
そして今、そのハイレゾ音源に対応するべく、人の可聴域を大きく超えたところまで再現可能な
ハイスペックなヘッドホンやらスピーカーやらアンプのニューリリースが賑わっているそうです。
テレビ・ディスプレイ界隈でいうところのHD化、4K化みたいな感じでしょうか。

ヘッドホンについて情報を集めていると、
大抵行き着くのは「PC標準のミニプラグには限界があるからヘッドホンだけ極めても無駄」
といった話なんですよね。要するにPCはもともと高音質を追求するための機器ではないわけで、
標準のサウンドカード行う音源データのアナログへの変換がすでに劣化を伴っているから、
その先の出力デバイスがいくら頑張ったところでサウンドカードの音質以上は出ないと。
そこでデジタルからアナログに変換する工程を外付けに任せるための機器、
いわゆるUSB-DACというものがあるのですが、
自分にはイマイチその良さが分からないままずっと過ごしてきました。

そんなある日、というか割と最近ですが、出会ったのが
オーディオテクニカの『ATH-DN1000USB』というヘッドホンでした。
これは入力端子がミニプラグではなくUSBになっていて、
音が鳴る寸前までの一切をデジタル処理し、ヘッドホン内部でアナログ変換をするという
D/Cコンバータ&アンプ内蔵型の新しいタイプのヘッドホンらしいです。
これはもう音が鳴る寸前までデジタル伝送で音源データを送るので、
PC内部の処理で劣化の起こりようがないし、なかなか良いヘッドホンなんじゃないか、
と最初はもうこれに決めたくらいの勢いで考えていました。

しかしよくよく考えてみると、入力端子がUSBのみで接続先にドライバーソフトが必須というのは
かなり聴くシーンが限られることになるわけで、
PC以外に使う場面も (限りなく少ないとはいえ) 無いわけではない自分にとっては
それはかなりの悩みどころになりました。
また、デジタル伝送で徹底的に原音通りの音を鳴らすことがすなわち良い音、
とは限らないというところにも行き着き、ますます悩むことに。

今はそういった紆余曲折を経て、どちらかというとヘッドホンはヘッドホンで、
DACはDACとして別個に買ってしまった方が、
拡張性という点では後々のためになるかな、と思っているところですが、
USB-DAC+ヘッドホンとなると5万円では済まない出費になりそうで、
それはそれでマズいかなという気も……。

とりあえずヘッドホン新調は冬休み後半の年明けすぐに買えればなと思っています。
今のところAmazon頼みなので、思い通りの日時に手に入るかかなり微妙ですが。

0

コメントを残す