#4091

時給制卒業


三連休明けにして年度末。

出勤して仕事に取りかかる前の空き時間、
突然人事担当の人に話しかけられ、謎の書類を手渡されました。
「この話聞いた?」と言うので、年度末に改まった話となれば部署内の人事異動か、
あるいはやっと新入りさんが入ってきてくれるのか、
などと少しだけ妄想を広げましたが、どうやらその書類は自分のについてのものでした。
簡単に契約内容をまとめると、給与形態を現行の時給制から月給制に変えたいとのこと。
現在自分のポジションは一応正社員未満バイト以上の非正社員に当たり、
これまでの給与は前のバイトと同じく完全時給制でした。残業代も深夜手当を除き定時内と同額。
で、来年度つまり明日からは定時までの分は固定給にするよ、というのが会社の意向と。
契約書を読む限りでは、固定給から計算した実質時給額は現在と比べてかなり上がっていました。
人事担当の人曰く事実上の昇給で、「就業日数に関係なく給料がもらえるよやったね!」
みたいなことを言っていました。残業代も今まで通り出ると言っていたので、
例えば新契約の状態で今月のような繁忙期に突入すればそれなりの額が出ることにはなります。

まぁ、なんというか、このタイミングでこれということは……、
釘を刺しに来た、としか思えないんだよなぁ……。
昇給は単純に嬉しく思うし、自分も単純な心の持ち主なので、
それ相応の期待に応えたい、こんな自分でも頑張ってもいいんだ、という気持ちにはなります。
しかしそれは心に余裕があればこその話で、
まさに先週初頭まで、そんな状態とは無縁の繁忙期ど真ん中のポジションに置かれて、
自分と同じ立場の人たちが次々に心を折って負のオーラを出す泥沼の連続を経験したし、
自分自身もあの徹夜の日、身を挺してでも辞める意志を伝えなきゃ、と思い詰めていたくらいで、
実際に貯金七桁を達成したらすぐにでも辞めようという意識は常にありました。

この露骨なタイミングで昇給の通知を受け取ったら気持ち的にはやっぱり辞めにくくなるし、
繁忙期直後にこんなことをされたら、
嫌でも「辞めさせないためにお金を積んだ」というような邪推をせざるを得ないというか……。
しかし特に拒絶できる理由もなかったので契約書にハンコは押してしまいましたが、
仮に固定給になったことで残業代があやふやにされたり、すっかり無くなってしまうようだったら
それを口実に逆に辞める方向に持っていきやすくなったのかなーとは思っています。
それだけの理由で辞めることが社会的に許されるのかどうかはまた別の話ではありますが。

この「辞めたい」と思っている理由は、これまでの経験を繰り返したくないという気持ちと
時間的猶予の無さが元になっているわけで、
会社全体が時間的効率の良い方向に改善していくならそれに越したことはないと思うし、
ランクが上がったことでweb系の部門にも顔を出せるようになるなら昇給は願ってもない話です。
が、今のところ去年の過ちを繰り返すとしか思えない閉塞感が確実に社内の空気にはあり、
しかも古参がどんどん居なくなって自分のランクは上がっても知識は増えないままという
どん詰まりな状況も見え隠れしている以上は、身構えて動かざるを得ないのかなと。

とりあえず繁忙期も終わってしばらくは去年春と同じように安定するはずなので、
新契約の初給与までは様子見が妥当でしょうかね。
でも、趣味関係も今年がかなりの踏ん張りどころなのは確かなんだよなぁ……。
週休七日を求めるのは少しわがままだと分かっている一方で、
幼少期からの趣味に全力になれるほどの気力が徐々に薄れていく実感も確実にあり、
そういう意味では趣味の方は仕事以上に焦っているところはあると思います。
この年齢は果たしてどちらに転ぶべきなのか……。

そんなこんなで戸惑いながらも新年度への不安だけはしっかりと感じた年度末の一日でした。