#4331

眠気による逸脱


今日の出来事 自分

たとえば小作業の合間に何か適当な音楽を聴こうと思ってアルバム一覧を開いたとき、
一見してその選択肢はアルバムの数だけあるように見えますが、実際には相当絞られます。
もちろん無差別になんでもいいから聴くという人もいるかもしれませんが、自分の場合、
アルバム単位で聴く場合はコンピレーションはまず聴かないし、
単曲でイマイチな作品がある場合も、それをスキップすれば良いという事情はあるにしても
心理的にはやっぱり優先度は低く、全体として“無難な” アルバムを選びがちです。
無難であるかどうか分からないアルバムも無難だということにはならないため、
そうなるとしばらく聴いていない音楽は軒並み除外されてしまうことになります。
今ライブラリには500枚以上のアルバムがありますが、
全体的に無難だと言える音楽は20枚も無いように思います。
普段何も考えずに起きているときはそんな風に
なんだかんだと言いながら無難な選択に落ち着きがちで、
だからこそ同じような日々の繰り返しなんじゃないかと思うわけです。
でもそれが必ずしも悪いというわけではなくて、
むしろそういう判断基準があるからこそ良いこともあるはずだと信じているのですが、
一方でそのリミッターが外れてしまうこともあります。

今までの経験則から言うと、それは「眠いとき」に限られるように思われます。
眠いときは、普段考えてはいけないと暗に思っていること、
例えばある種の道徳にもとるような行為について、
自分がまだ知らない分野の学問について、
普段親しんでいる人やモノの別の一面についてといった妄想を繰り広げるようになり、
そういうときは聴く音楽についても無難であるという条件はいつの間にか外れており、
普段全く聴かないような音楽を積極的に聴きたくなります。

ネットサーフィンをしていても、普段は禁忌とされているような残虐事件や
精神ブラクラと言われるような検索ワードも、
極端に眠いときは割と平然と入力してしまうように思います。
そして、きっとそういうときにこそ大いに後悔するような出来事が起こるんでしょうね。
対外関係が発生するような状況で激眠い状態に陥ることはほとんど無いので
眠気が具体的なトラブルに発展することはあまり無いのですが、
思えば大学院時代は常に眠いからこそ人間関係で上手く行かなかった節もあるのだろうし、
それで迷惑を掛けてきてしまった一面がある可能性も否めません。

とにかく、昨夜も眠いのに延々眠れずに悶々とした時間を長く過ごしていたのですが、
久々にそのリミッター解除の状態になり、
ケネディ大統領暗殺事件や中世の私刑といったものを調べていて、
明くる日それが頭に残っていて大分後悔しました。
別に知ることそのものは悪くないのでしょうが
眠れない夜の片手間に調べるようなことではないですよね……。

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