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土曜日の百歌


話題も無いのでちょっと昔の話でも。

自分は世代的には文部科学省が言うところの「ゆとり第二世代」に当たり、
小学校高学年からいわゆる総合的な学習がスタートした世代です。
ゆとり指導要領以前は隔週で土曜日登校があり、奇数週のみ3限まで授業があったのを覚えています。
そのため、当時の自分やその周りにとって第五週のある月は結構憂鬱でした。
逆に第四週までしかない02月はすごく短く感じたりしたものです。

自分の3・4年生の担任はいつぞやにも書きましたがかなりのスパルタ志向な中年女性で、
小学生に向かってチョークを投げつけたり、およそ子ども相手とは思えない罵声を浴びさせたりと
とにかく評判の悪い担任でした。
が、隔週土曜日の学活は他のクラスではみんな座学のところ
自分たちのクラスだけは担任の意向で百人一首をやることになっていて、
自分は実はひそかにそれが隔週の楽しみでもありました。
担任嫌いの空気が蔓延する教室でそれを公言すると「あいつは担任の味方なのか」
と思われるのではないかと子供心ながらに思ったりもしていたので
好きだと公言したことはなかったのですが、
家に帰ってからも百首全部書かれたプリントを持ち歩き、
寝る前によく「今日は新しく一首覚えよう」とか言いつつ頑張って暗唱しようとしたものです。
しかし小学生当時の自分の記憶力などたかが知れたもので、
結局ピーク時でも25首程度しか覚えられませんでした。
それでも隔週土曜日の百人一首大会ではそこそこ取れていたように覚えています。

小3~4当時は99番や10番や9番が、内容と言うより音のリズムで好きでした。
思春期真っ直中は12番がロマンチック的な観点から一番のお気に入りでした。
今、WikiSourceで全首ざっと眺めて「いいなあ」と思うのは11番とか79番とかですかね。
大学院時代のあるとき、電車の中での暇つぶしに何首か覚えようかなと思い
全首コピペしたテキストファイルを携帯に入れて持ち運んでいたこともありますが、
ゆとり教育に突入して、そして学生生活が終わって今に至るまで、
百人一首をする機会は中学時代にたった一度あっただけで以降15年近くはご無沙汰な状態です。

そういうわけで、自分にとって「ゆとり教育以前の記憶」で一番印象的なのは、
隔週土曜日の百人一首だったりします。
もうさすがにかるたをする機会は無いでしょうが、
万が一する機会があったらまた小学生時代を思い出すんだろうな……。