#4483

一息の長さを模索する


web制作 備忘録

ネットでふと文章作法的なものについて調べていたら、
「一文の文字数が少なすぎる文章は幼稚に見える」ということを言っている人がいたので、
じゃあ具体的に一文字の平均ってどれくらいなんだ? と思いさくっと調べてみました。

参考1:小説の1文の長さは何文字が最適? – taskey U
参考2:仕事文のルールは「一文を短く書く」 – メディカル翻訳サービス論文の日英・英日
参考3:文の長さ分布に見られる対数正規性 (古橋翔) – 国立国語研究所 (PDF)

上記リンクによれば、伊坂幸太郎の小説一編の平均一文文字数は 24.9文字、
児童雑誌は29文字、志賀直哉は33文字、川端康成は35文字、高校三年生の教科書は46文字、
著作権の切れた主要文献全体の平均は42文字とのことです。
また、朝日新聞の『天声人語』は一文30文字を目安にして書かれているんだとか。
広く大衆に向けた文章や子ども向け文献ほど短くなる傾向があるそうですが、
ネットを見渡す限りではおおむね「一文が長い文章は読みづらい」という意見は一致しています。

そこで気になったのは、このブログの一文平均文字数は一体何文字なんだろう、ということ。
自分は開設以来全記事のテキストアーカイブを手動で取り続けているので、
これを活用して以下のような手順でゴリ押しでカウントしてみました。

1. 全アーカイブは月別フォルダに分かれているため、それを統合する
  1-1. 念のためまるごとコピーしてドライブ直下など分かりやすい場所に移動
  1-2. すべての月別フォルダを選択してLiNAME (フリーソフト) にD&D
  1-3. 各フルパスを [(Dir名)\\.*\(接頭辞名)]→[(Dir名\\(接頭辞名)] で全置換

2. コマンドプロンプトで全アーカイブを結合
  2-1. Win+R で Run.exe を起動、cmd と打ち込みコマンドプロンプトを起動する
  2-2. 全アーカイブの入ったドライブ名に移動 ( [(ドライブ文字+半角コロン] )
  2-3. 全アーカイブの入ったフォルダに移動 ( [cd+フォルダ名] )
  2-4. 結合命令[TYPE *.txt > a.log] を実行 (aは任意のファイル名)

3. 全結合ファイルを開く
  3-1. 2-4で生成したファイルを秀丸エディタで開く
  3-2. 置換ウィンドウで [。]→[。] で全置換
  3-3. 「0件の置換を行いました」というダイアログが表示される

このとき、3-3で出てくる件数が句点(。)の数になります。
「。」を「。」で置換しているのでファイルの内容自体は変わりません。
この方法でこのブログをカウントしてみたところ、
2016年01月14日までの6,654,143文字のうち句点は120,429文字となり、
55.3文字に一回文章が区切れているという計算になりました (総文字数はヘッダー分を除外)。
上の参考文献と比べるとかなり多いですねぇ……。読みにくいでしょうか?
基本的に自分は無事に書くことができれば良いというスタンスを取り続けてきたので、
「もっといろんな人が読んでも分かりやすくしよう」という配慮はしてきませんでした。
2007~2009年頃はもっとも客観的な配慮が欠けていた時代でもあり、
その辺で曖昧表現を書く癖が凝り固まってしまって今に至ります。
曖昧表現をすると言い訳が金魚のフンのように続くため、一文が長くなりがちなんですよね。
あと例の改行をミニ読点のように使うこのブログ独自の文法も句点を減らす影響を与えてるかも。

ちなみに読点(、) はこのブログでは最近意図的に少なめに打っています。
ネットサーフィンしていると実にさまざまな文章を見かけるのですが、
「ここは、こうした方が、いいと、思います」
みたいな文章を質問サイトなどで大真面目に書いているのを見ると、
それこそ幼稚に見えるんですよね。句点はあまり意識したことはありませんでしたが、
読点に関していえば、ネット上の文章を読んだ経験から一文2~3個くらいで落ち着いています。
ただ、これも打たなすぎるとそれはそれで読みにくいんでしょうけど。
この辺は自分一人で延々と書いていてもなかなか分からないものですよね。
国語の先生と仲良くなりたい今日この頃です。

コメントを残す