#4521

曖昧な区切り目


このところ安定していたかに見えた実家暮らしの日々ですが、
最近なにかと一つ屋根の下にいる人数の関係で生まれる窮屈さとプライバシー空間の無さに
疲れてきつつあります。

大学院時代以前と違って「辞めたい」と思わなければどこどこまでも同じ生活が続く現在は、
ある意味、現状に不満を感じるような向上心が出てこない限りは
生活自体は永遠に入社段階から変わらないという恐ろしさがあります。
再三書きますが、今の会社に大きな不満を持ちながらもなお三年目に突入してしまったのは、
その辺の向上心の無さがへばりついていることも大きいんだろうなぁと。
また、有り体に言ってしまえば実家生活環境の甘さに依存しきっていて、
そこから飛び出す勇気を持てないというのもあります。

ただ、次に一人暮らしをするとしたら
前二回と比べるとかなり大きなアドバンテージがあることも確かなんですよね。
学生時代の一人暮らしは基本的に三年目以降常にお金の問題を抱えていたし、
その解決策として是が非でもやらなければならなかったバイト問題に常に苦しんでいました。
その結果が慢性的な昼夜逆転で、お世辞にも「安定した生活」とは言いがたい日々でした。
今は (決して潤沢とは言えないとはいえ) それなりの貯金があり、
なによりも2013年以降現在に至るまで一応の就労経験があるというのが大きいのかなと。
唯一三回目で新しく挑戦しなければならないのは、一人暮らしと社会生活の両立のみです。
そうなると生活リズム維持の問題が不安になってきますが、
実家生活中の休職期間に生活リズムが壊れまくっていても復職すればすぐに直ったところを見ると
なんらかの職についてしまえばその問題はクリアできそうではあります。

それよりも深刻な問題は、そのタイミングをいつにするかということ。
学生生活は高校なら三年、大学学部なら四年、修士課程なら二年とリミットが明確なので、
どんなものぐさでもその期間を意識して生活せざるをえませんが、
社会生活は「まあ今日はこのままでいいか」と思う限り、永遠に区切り目は来ないわけで。
長く居続けるほど昇給していって将来的には昇進確実というのなら、
それを目下の目標と捉えて頑張ることもできるのでしょうが、
今の会社はぶっちゃけて言えば典型的なワンマン体制であり、
その辺のシステムは絶妙に曖昧になっているんですよね……。
だからこそ居続けるほどに不安を感じ、
「辞める=ステップアップ」と捉えるようになるのは自然なことなのではないかと。
事実、この一年半で次々に会社からは退職者が出ていて、
自分もこの03月末に切り出すはずだったのが結局勇気を持てないまま今に至っています。

「それでも必要とされているのだから留まることは間違いじゃない」
と思ってきたことは今までは前向きな考え方だと思っていましたが、
なんのことはない、それは次のステップに踏み出すことを恐れているだけなんですよね。
具体的には、次の働き口を探すのが面倒くさいと思っている。
それを精算するためには一定期間の空白時間が必ず必要だと思っているのですが、
現状だと実家生活をする上でニートするには後ろめたい環境になっているのと、
それを決断するタイミングを掴めなくて迷っています。
かといって退職後すぐ一人暮らしはリスキーだしなぁ……。

今まで散々「人生の分岐点」を経験しては後悔を繰り返してきましたが、
そろそろ次の分岐点が見えてきたような気がしなくもないです。