#4591

ポチポチの時代


今年もやってきた甲子園の季節。
甲子園と聞くと自分が思い出すのは、やっぱり2009年のあの地元快進撃です。
ふと懐かしくなって観返したくなり、
どうせ誰かがアップロードしているだろうとYouTubeを見ると一部しかなく、
じゃあ自分が録画したものを……と思い立つのですが、最終的には観ることはできませんでした。
細かい経緯は忘れましたが当時の自分は帰省中で実家のテレビでも観れるにも関わらず、
何故か携帯のワンセグで試合を観ていたんですよね。
実家にも当時DVDレコーダーはあったものの誰も使っていないため埃を被っており、
あの逆転劇が始まってから「もしや」と思って
咄嗟に携帯のワンセグを録画していた記憶があります。

なので携帯には3g2かmovか、いずれかの形式で動画として残っているはずなのですが、
とにかくテレビ番組周りのコピープロテクトは雁字搦めになっていることもあって
microSD経由でのバックアップを一度も取ることは無く、
未だにデータは本体に眠っているもののみです。
故に、携帯を起動しないと録画データは観れないことになります。

そんなきっかけもあったので、
今日はついでに歴代携帯を整備点検するつもりでずらっと並べてみました。
携帯デビューを飾った唯一の折り畳み型『W44K』(2007)、
いまなお100ヶ月以上続く携帯音楽再生数統計のそもそものきっかけになった『W54T』(2007)、
自分にとってのスマートフォンの嚆矢になった『WS020SH』(2008)、
便利なショートカットが多く着想メモなどのアイデア蓄積の礎になった『931SH』(2009)、
ようやくパケ放題になりAndroidアプリのカスタマイズに明け暮れた『005SH』(2011)、
3.9Gのデビューを飾る端末にしてテザリングデビューのきっかけになった『SO-04D』(2012)、
そして6日前に丸二年を迎え最長保持記録更新中の現行機『iPhone5s』(2014)。
ちなみにDAPを含めるとiPod touch 3G (2010)、iPod touch 5G (2012) が間に入ります。

昔のフィーチャーフォンをいじっていると、とにかくショートカットキーの多さに驚きます。
ホーム画面から動かせるショートカットは、ざっと見た限りでも

・アプリ一覧
・電話帳
・着信履歴/発信履歴
・携帯専用ブラウザ起動
・メモ帳/留守録
・メールアプリ
・発信/終話

の6つは大抵それぞれ専用のファンクションキーが割り当てられているし、
サイドキーには最低でもワンセグ起動、カメラ起動、マナー切り替えの三つはあります。
機種によっては長押しでフェイクコール (電話がかかってきたように見せかける機能) できたりと、
なんかこう今改めて見てみるとガラケーって
「あれば便利だけど、実際使ってみると滅多に触れない」ようなものの集合体のように見えます。
でも、そういうところがどうしようもなく好きだったよなぁ……。
スマホ以前の携帯新モデル合戦はそんな独特な機能の競い合いでもあったため、
カタログを見ているだけでも本当に楽しかった記憶があります。
今はなんというかソフト主体になりすぎていて
メーカーは土台だけ作る立場になってしまったので、
そういう個性のぶつかり合いも起きにくいのかなと。
しかもソフトもiOS/Androidのクロスプラットフォームが当たり前になってきているわけで、
もはや携帯選びを「楽しむ」時代ではないということなんでしょうか。
家電量販店に行くとスマホカバーコーナーがどんどん拡大していっているのを見ると、
みんなもその辺の画一化には薄々気付いていて、
かつては携帯ストラップで個性を主張していた中高生女子も今はカバーで勝負しているのかなぁ、
などと勝手に妄想していたりもします。

それにしても、携帯をポチポチいじってカスタムするのが楽しかったのは確かなんですが、
しかし文字入力は圧倒的に今の方がいいですね。
自分はテンキーでの文字入力はポケベル打ちでしたが、それでもフリックと比べると遅いのなんの。
そのフリックですらもどかしいのに、今になってとても戻れる気がしません。
たまに二台持ちにガラケーもいいかなーなどと思うことがありますが、
この辺の事情を考えるとやっぱり辞めた方がいいのかも。

……と、話が逸れまくりましたが、結局2009年の甲子園を録画していた931SHは
専用充電器が見つからないために起動できず、断念しました。
充電器を買えばあっさり解決する問題ですが、これだけのために1,000円出すのも考え物なので
次の部屋掃除の機会にもう少し丹念に探すことにして、
今は現行スマホを改めて見つめ直しつつ、目の前の甲子園を楽しみたいと思います。