#4616

ピクミン4に望む十選


ちょうど十年前の今日でした。
このブログの二周年企画としてピクミン2の続編を妄想するサイトを立ち上げようと思い至り、
以後しばらく自分のネット活動の中核であり続けた『ピクミン3開発を望む同盟』。
何故 “同盟” なのかといった裏話的なことは
過去のエントリーで出し尽くしているので割愛するとして、
このたび、ちょうど十周年を迎えるにあたって、
実質後継の『ピクミンシリーズチャレンジモード大会』が十分成熟してきたこと、
『ピクミン3』が実際に世に出て時間が経っていることなどを考え、更新終了の運びとなりました。
ピク3同盟をきっかけに知ったこと、出会った人、何よりもピクミン3発売が現実になったことは
自分にとってかけがえのない記憶です。十年間、ありがとうございました。

しかしせっかくの十周年なのに更新終了通知だけ出して何もしないのも勿体ないので、
代わりと言っては何ですが、
全シリーズエンジョイ勢な自分がここで次回作の『』の勝手な妄想を文字にしてみました。
『ピクミン3』発売以降自分が考えてきた妄想から選りすぐり(?)の10項目を選んでいます。
それでは、どうぞ。




#01

規格外の大きさの原生生物が当たり前にいるというロマン

例えば『Horizon Zero Dawn』のように、何の脈絡もなく巨大生物が登場したときの緊張感。
身長4cmのキャラクターを動かすピクミンシリーズにこそこの雰囲気が欲しい。
初代『ピクミン』ではダマグモやダイオウデメマダラに驚かされたプレイヤーも多いと思いますが、
その「驚き」がシリーズを経るにつれてそぎ落とされてしまっているように感じています。
『ピクミン3』には巨大生物と銘打った生物が5種登場しましたが、
それらの登場シーンをカットするだけでもこの雰囲気は作れるのではないかと思います。

#02

重い運搬物

『ピクミン3』で最も重い運搬物はオミマイノミ、ヨロヒイモムカデ、オオスナフラシの20匹分。
ちなみに『ピクミン2』は超重ギガンティスの1,000匹分、『ピクミン』はへそくり金庫の85匹分。
やはり重い運搬物は運んだだけで達成感があります。
初代ピクミンはへそくり金庫に限らずノンダイオキシン、グルーオンドライブなど
重い運搬物が各エリアに登場します。
『ピクミン3』は少ない運搬数で運べる多数の運搬物を
並行で運搬するところに重点が置かれているのだと思うのですが、
ヨロヒイモムカデの重さが20というのは少なからず違和感があり、
もう少し重さを見た目に即した数字に設定しても良いんじゃないかなーという気はします。
へそくり金庫を初めて運ぶときのワクワク感を是非次回作に期待したいところです。

#03

複数の着陸地点と広大なフィールド

これはピク3同盟の「勝手な予想」に八年前から書いてあることですが。
例えば大水源よりも二回りほど広い、到底一日で回れないようなフィールドがあったとして、
着陸地点を南東側と北西側など複数の場所から選べるという仕組みです。
上級プレイヤーは片方の着陸地点から遠方まで開拓するルートを組む楽しみが増えるし、
一般プレイヤーはそれぞれの着陸地点から探索エリアを分けて開拓することができると。
エンジョイ勢が楽しめる範囲でやり込みの余地をも残すのはなかなか難しいと思うのですが、
こういう風に2エリアを合体するだけでも「最短クリア」に深みが出てくるのではないでしょうか。

#04

ピクミン1匹=運搬力1の不文律を壊す

ピクミンの基本ルールでは、
ひとつのルートで運べる運搬物の重さは常に隊列数と同等かそれ以下でなくてはならず、
ぴったり使い切ってオニヨンに帰ってこれると綺麗なルートであると言われます。
その不文律を最初に壊したのが『ピクミン2』の紫ピクミンでした。
紫ピクミンを利用することで小隊列でもとりあえず運び始めることができるようになったため、
例えば近場の運搬物は紫ピクミンにゆっくり運んで貰うといったように、戦略の幅が広がりました。
これに次いで、運搬力1=ピクミン1匹必要という不文律を壊す要素が登場したら面白そう。
紫ピクミンの本編登場でも十分のようには思いますが、
それに加えて例えばピクミンの運搬力が倍になるスプレーがあったら、
それだけで戦略の幅がかなり広がりますよね。

#05

変形する運搬物

『ピクミン3』を遊んでいて痛感したのは、
やはりユニークな運搬物がこのゲームには必要なんだろうということ。
その意味では、脱出に必要な宇宙船パーツを運搬すると徐々に宇宙船が修復されていく……
という初代の設定は本当に奇跡的な面白さがあったと今更ながらに思います。
ピクミンファンとして長らく、次回作の運搬物は何が良いのかと妄想を繰り返してきましたが、
考えれば考えるほど初代の設定が完成されていることを思い知らされるというか。
そんな初代の設定にデザインで迫るには非常に難しいものがあると思いますが、
例えば運搬物が複数個でセットになっていて回収前に運搬班が合流しないと回収できないとか、
運搬対象が「液体」で、容器を持ってピクミンが往復することで回収する……
といったように回収方法にトリッキーさを持たせることはできそうです。

#06

コンプリートがゴールにならないチャレンジモード

ピクミンチャレンジモードはもともと「一定時間でどれだけピクミンを増やせるか」
というものだったのが、『ピクミン2』以降、すべて全回収前提のタイムアタックというのが
その実態となっています。短時間勝負のタイムアタックとなると、
どうしてもルート考察等の試行錯誤よりも操作精度を上げる方に注力しがちです。
例えば、ペレットを運ぶとすぐに別の場所にペレット草が生える、
原生生物の住処があってそこから原生生物が無限に湧いてくる……
といったように回収物が有限ではないチャレンジモードがあっても面白いのかなと思います。

#07

道標糸

『ピクミン3』に登場したここまで移動システムはとても便利ですが、
移動するのはあくまで操作キャラの自動移動のみ。
そこで、例えば同じような感じでマップに線を引き、
線を通過したフリーピクミンとフリーな操作キャラを自動移動させるというのはどうでしょうか?
キンカイ運搬終了後待機中のピクミンなどをノータイムで基点に戻したり、
同様に土壁などの処理班を取りに行く手間を省いたりすることができます。
これだけだとややニッチな印象がどうしてもありますが、
いずれにせよフリー状態からの自動移動システムがもうひとつあれば、
ピクミンを文字通り縦横無尽に動かすことができ、
練達すればかなり爽快感を味わえると思います。並行作業はこのゲームのキモですしね。

#08

高度な輸送システム

#07と同じく運搬系になりますが、『ピクミン3』のハスの葉の応用が欲しいなと。
交わりの渓流におけるハスの葉は、あくまでも「必ず通らなければならない道」という扱いでした。
つまり、ここを通れば近道になるよという類のものではないんですよね。
ミッションモード各種でもハスの葉が登場するステージはいくつかあるにはあるのですが、
ショーカットとしての活用は難しかった、
というよりハスの葉を使わないで運搬できる羽ピクミンを際立たせるためにある障害物、
という印象の方が強いです。
次回作では、ハスの葉のようなタイムロスの原因になる乗り物ではなく、
明確にショートカットになるような高速移動できる乗り物があれば面白そうです。
ピクミンシリーズの妄想に現実の公共機関を引き合いに出すのは無粋かもしれませんが、
電車の乗り継ぎをするのに最短ルートを探すべく路線図を見るのって
いかにもピクミン的だと思うんですよね。

#09

最終リザルトやスコア表示を細かくする

これは妄想ではなく是非とも実現して欲しいシステム上の問題。
『ピクミン3』では世界ランキングがありますが何人中何位とは表示されず、
具体的な数値はWRのみとなっています。これは正直、中途半端なやり込み勢がとてもつらい。
WRしか見えないと段階的な目標を立てられず、モチベの維持が非常に難しいです。
同時期に出た『ドンキーコング トロピカルフリーズ』はステージ数もはるかに多いにも関わらず
全ステージでフレンドランキングと世界5位までの表示に対応しており、
これだけの情報があったら全然やり込み方も変わっていたのになぁと思います。
今となっては自分で非公式ランキングを主催するまでになってしまったので、
仮に次回作でWR表示しか無くても非公式で対応できてしまうという事情もありますが、
非公式である以上1位=WRと断言できないもやもやがあり、
やはり公式対応して貰えるに越したことはないのかなと……。

#10

天候による影響

『ピクミン3』では一定条件を満たすとランダムで雨が降る日があります。
朝から薄暗く、BGMが変わるというだけで他に変化するところはないのですが、
これを最初からシステムに組み込むと面白いんじゃないか、とは度々考えていました。
例えば熱帯のフィールドなら雨が降ったら水場が増えて青ピクミンの重要性が増すだとか。
“ねむりの谷” のような場所では雨ではなく雪が降ってフィールドの探索領域を変えてしまうとか。
日によって出現する原生生物が大きく変わることも考えられます。
マップ選択画面では天気予報的な情報を載せておいて、
あらかじめ何日目にはどこが晴れる、といった情報を固定化しておけば
最短攻略がさらにやり甲斐のあるものになりそうな予感がします。




以上十選でした。
自分はバトルモードをそれほどやり込んでいないので今回は考察対象外としましたが、
バトルモードは『ピクミン3』のビンゴバトルがかなり洗練されていたので、
あれであとはネット対戦に対応さえしてくれれば、これ以上複雑化しなくても良い気がします。
あと強いて言えば、2vs2まで実現できているのでプレイヤー4人戦さえ実現してくれれば……。

あとチャレンジモード。チャレンジモードといえばタマゴムシですが、
システム全体が地下ありきの『ピクミン2』形式になるならいざしらず、
地上のやり込みにおいてタマゴムシのようなエグいランダム要素は不要というのが正直なところ。
でもランダム頼りだとそれはそれで取っつきやすさがあって良かったりするんですよね……。
『ピクミン3』は徹底してルート開拓を重視した結果若干の取っつきにくさは否めず、
そう考えると多少は運ゲー強めのステージがあっても良いのかも。

ところでこの記事の執筆の最中半年ぶりのNintendo Directが放送されたのですが、
そこでまさかのニンテンドー3DS向け『ピクミン (仮称)』の発表がありました。
2017年内発売で、運搬のある横スクロールアクションゲーム。
見た感じでは本編ではなくスピンオフ作品のようです。
Twitterの方にも書きましたが、これはピクミンというIPをもっと広く知って貰うための、
本編の広報としての役割が強いのではないかと思います。
まさかこれが『ピクミン4』ではないと信じていますが……。
それこそピク3同盟開設当時から言われていたピクミンシリーズ携帯機タイトルが
十周年の節目に発表されるだなんて思っておらず、かなり驚かされました。
何にせよこれからの続報が楽しみです。