#4634

リプレイの付加価値


文化


えー、PS4が届いて浮かれていたのもつい昨日のことかのように思っていたら
いつの間にか連休が終わろうとしているわけですが。
というわけで敬老の日連休は『No Man’s Sky』三昧でした。
結局連休中は最後までiPhone 7入荷連絡は無し。

さて今回は据え置きコンシューマー期待作としては11ヶ月ぶりの購入ということで、
いわゆるファーストインプレッションを丸ごと動画コンテンツとして残す試みをしたのですが、
このエントリーではその動画アップ行為についての反省等々について書き残していくことにします。

もともと自分は発売直後の据え置きゲームは一定期間録画しておくようにしていました。
2008年の『街へいこうよどうぶつの森』から始めた慣習ですが、
これ自体に目的らしい目的は無く、記念という意味合いが強かったように思います。
自分なりに納得したプレイングができたかどうか、
ということは蚊帳の外であるため、基本的にアップロード対象外として考えてきました。
そもそも自分の場合はピクミンシリーズ以外を動画にすることさえあまり無かったわけですが。

『No Man’s Sky』は自分にとってマイクラを除けば初のオープンワールドゲームであること、
その膨大すぎる広さ故に「自分が踏み込んだ土地はほとんど他人が見ることはない」
というゲームの特性から、ただ歩き回っているだけの動画でも一定のユニーク性はあるのではないか、
と思ったのが初見プレイ記録をアップロードしようと思い至るきっかけでした。
また昔と比べてPCもハイスペックになったし今の環境なら手間もさほどではないだろうと。

で、実際にやってみたところ、動画処理が完全に追いつかずパンクしました。
パンクしたというのはまず自分の動画編集スキルがまったく追いつかないというのが一点。
最初は惑星ごとのトピックスになるような部分だけを切り貼り編集するつもりだったのが、
動画のどこに見所があるのかという検証するために録画時間20時間をつぶさにみて行くには
一日の終わりの片手間にやるにはあまりにも無理があり、
結局惑星ごとのパートに分けたぶつ切り動画になってしまいました。
最初は「まぁこのゲームはのんびり歩き回ることが目的だしいいか」と
言い訳がましく正当化していましたが、
自分が後で40分超の動画付きエントリーを読み返したくなるのかと言われると微妙……。
ゲームプレイ動画をアップするとき、需要があるかどうか (視聴者が見たくなるコンテンツかどうか)
というのは承認欲求が先行しているとどうしても置いてきぼりになりがちな視点で、
今回はそういう面での反省が大きい暴走になってしまったかのような感があります。

それからさらにもう二つパンクした箇所があり、それはPCとネットワーク回線。
端的に言えばYouTubeへ無事にアップロードするまでの手間がいくらなんでもかかりすぎる。
ざっくり目分量だと30分FHD動画のエンコードに2時間、アップに1時間半、後処理に30分くらいか。
今自分が動画編集兼エンコードに使っているAviUtlというソフトは32bit版しかないらしく、
1080p動画を取り扱うにはメモリの関係でやはりどうしても無理があるそうです。
今回の動画ファイルは最大で33GBにもなっており、もうシークバーを動かすだけでフリーズの山。
なんだか先代PCで動画編集しているときの時代に逆行したかのような感覚でした。
H.264へのエンコードは、さすがにflvを取り扱う時代と比べれば相当早くはなりましたが、
それでも動画時間がちょっと長くなると急激に遅くなってしまうため、
どうしても寝ている間に稼働してもらうということになりがちなんですよね。
GPUをアップグレードしたらもう少し早くなる……のか?
とりあえず動画編集については、FHDを取り扱う限りワンランク上のツールを探すべきかなと。
かといっていきなりAfter Effectsはハードルが高すぎるし、
中間くらいの良いソフトがあればいいんですけどね。

ネットワーク回線については、実家のWi-Fi機器の多さを考えると
もはや自分の端末をどうこうしたところで無駄のような気がしないでもないです。
しかしアップロード速度が1Mbpsを切るのは固定回線としてはちょっと遅すぎるような。
そもそもYouTube側の処理速度に限界があるのか、この辺は謎が多いです。
総括すれば「再生時間の長い動画はそれなりにリスクがある」ということで。
当日投稿のプレイ日記に間に合わせたかったらそれなりに工夫して短く凝縮しろということか。

あと凝縮するというワードに関連して、
今回のこの一連の作業で、なんというか生まれて初めてゲーム実況の必要性を感じました。
あ、今日のエントリーはかなり長くなりそうですみません。

ゲーム実況は自分がニコニコ動画に入り浸っていた全盛期の少し後から登場した文化で、
正直言って当時の自分はそれら文化に対してアンチとも言える立場でした。
ゲーム実況というものは、ゲーム本来の面白味、雰囲気、その他諸々を
実況者というど素人の「語り」がぶち壊しにしているものが大半だ、という印象でした。
実際2008年頃の実況文化は本当に声出し慣れていない普通の人による語りが多かったと思います。
それらを忌み嫌っていた立場からあまり正確なことは言えないのであくまで憶測ですが。

しかしそれらがいつの間にかニコ動文化の中心にまで成長し、
各種イベントでは「実況主」と呼ばれる一般人のはずの人々が著名人と肩を並べている。
その空気にまったくついていけなくなり、ニコ動文化から離れて数年経つと
今度はYouTuberなる単語がお茶の間に登場するようになり、
ここ数年でもはや一周回ってついていけなくなるという焦りすら感じなくなってきたわけですが。
まぁYouTuberは実況者とはまた違うグループなんでしょうけどね。
個人的には音楽業界でいうところの実際のレーベルに対してネットレーベルがあるように、
芸人やお笑い業界に対するネット専属の活動家というイメージですが……
YouTuber兼実況者みたいな人もきっといるんでしょうね。

まぁそれはさておき、そういうわけで長年実況に対して一定の距離を置いてきた自分が、
今回『No Man’s Sky』のプレイ記録を投稿するにあたって強く感じたのは、
実況というのは物凄く作業効率良く、プレイの状況を説明 (言い訳) するには良い手段なのかなと。
このゲームではマリオが右端まで行けばゴールというようなゲームと違って
目的がパッと見て誰にでも明確というわけではありません。
もっと言えばプレイヤー自身が目的を見出してそれに向かって進むゲームです。
プレイヤー自身は頭の中に目的意識があるのでそれに忠実にストレートに進んでいるのですが、
目的がゲーム画面に表示されない状況では、
動画にしたところで「今これは何をやろうとしているのか」が分かりにくいことが間々ある。
例えばプレイヤーは惑星の生物をコンプリートするために歩き彷徨っているけれど、
歩く先にプルトニウム資源があった場合はたまに寄り道して取っているような場合。
解説が無いと視聴者にとっては「この人は資源を取ろうとしているんだろうけど、
徹底して取りに行っているわけでもないし効率が悪いな……」と悶々としてしまうかもしれません。
そういうときに声による実況解説があれば言い訳が出来ると。
「こういうつもりだったのに」というフォローを入れることで、
無言動画ならぐだぐだポイントになるところも笑いのポイントになり得ます。
そういうところがゲームを実況する際の強みなのかな、と。

まぁ、とはいえ自分が今更実況のメリットを見出したところで、
実況スキルは2008年当時の黎明期と同じ、いやコミュ力諸々を考えればそれ以下なわけで、
今の生活形態を鑑みても一人言を収録するには相当のハードルがあり、
実現はなかなか難しそうではあります。
ずっと前から考えていたのですが、
ゲーム実況って「一人で実況」だと面白くするのも難しいように思うんですよね。
解説と実況みたいな感じでペアを組むことができればぐっとハードルも低くなりそうな。
例えば今回は身内に見られつつ、話ながら進めていましたが、
その際に自分の声だけを収録するというのなら現環境でも実現できなくはない……?
まぁでも、それでも他に問題は山積しているしやっぱり無理か。

ゲームプレイ動画をアップするに当たって、それを自己満足のためと割り切ってしまうか、
あるいはよりユニークで面白いコンテンツにするようにするかで
これからやることもいろいろと変わってきそうな気がしますが、
何しろ今やゲームをすることと動画文化は切っても切れないものになって久しいので
なんとかうまいこと付き合っていきたいと思う今日この頃です。

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