#4665

新しい原点回帰


ゲームのプレイ日記

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唐突ながら本日発表された任天堂の新型ゲーム機『Project NX』もとい
(ニンテンドースイッチ)』。
E3でもNintendo Directでもなく、また当日になってからの突然のサプライズ発表ということもあり
大きな驚きをもって迎えられた新ハードはシンプルなタブレット型携帯ゲーム機。
これをドックに差し込めば即座にテレビに映し出され、
プレイ中でもいつでもドックから取り出せば携帯機として「スイッチ」するという仕組み。
ざっくり言えばWii Uから本体を廃してGamePad単独でも動くようになったイメージです。
しかし驚きは据え置き機←→携帯機のスイッチだけに留まりません。

今回の発表のもうひとつのポイントにもなっていたのはシングルプレイ←→マルチプレイのスイッチ。
本体左右のボタン部分は取り外せるようになっていて、
取り外せばそれぞれが独立して使えるワイヤレスミニコントローラーに。
さらに二台持ち寄ってマッチングすれば屋外でも4人対戦が実現できてしまいます。
また、それぞれが画面を見たいマルチプレイゲームでは
従来の携帯機のようにニンテンドースイッチをそれぞれが持ち寄って通信できると。

「携帯機でも据え置き機でもないハード」と聞いてさっぱりイメージの浮かばなかった自分ですが、
確かにこれはそれぞれのいいとこ取りをしたハイブリッドな端末として納得できるデザイン。
満を持しての発表とはいえ……PSVR発売直後のこのタイミングに凄いのを出してきたなぁ。
個人的に凄いと思ったのは、確定情報ではないものの
映像を見る限りWiiリモコン互換もタッチペンも
Wii Uの目玉であった「タブレット画面をサブ画面として遊ぶ」という機能も見当たらないところ。
ここ二世代ほど任天堂が推進してきた独特なインターフェースを思い切って切り捨ててきたところに、
2004年以来続く流れとは別の新しい何かを感じずにはいられませんでした。
そのためか今回の新ハード発表は
原点回帰なのに新しい、新しいのに原点回帰というような不思議な印象です。

旧世代ゲーマーの自分としてはやはり気になるのは互換性ですね。
ソフト媒体はなんとカートリッジを採用とのことで、まさか3DSソフトを差せるとか?
少なくともWii Uとの互換性は維持して欲しいところですが、
その先の可能性としてあるWii/NGC互換があるかどうかで個人的には大分見る目が変わってきます。
何しろ「携帯機でもある」ニンテンドースイッチでNGCソフトを遊べるということは
ピクミンシリーズ全作をモニタの前で座らなくてもプレイできるということですからね。
これはやばいぞ。
といってもやり込みスタイル的には録画出来ないと意味半減という現実はありますが……。
ポータブルキャプチャーボードも数多く出回っている今、
HDMI出力さえ対応してくれればあとはなんとかなりそうですが、果たしてどうなるか。

また分離できるミニコントローラー『Joy-Con』には、
個人的には衰退して久しいローカルマルチの新しい潮流に期待せざるを得ません。
定期的に書いていますが、今はもうオンラインマッチング=マルチプレイになってしまっていて
その結果テレビの前で複数人で遊ぶコンテンツが減り、
そのせいで身内間でのゲームを通じたコミュニケーションが減っている感があるので。
マリオパーティなんかはJoy-Conとの相性が良さそうですね。
プロモーション動画では本体から分離して使うJou-Conの他にも
さまざまな形のミニコントローラーが登場しており、この辺の拡張性にも期待大ですね。

ニンテンドーDSがこの世に登場したときも
「ゲームボーイシリーズでもない、据え置きゲームでもない新ハード」
ということでその中間的な立ち位置で君臨して瞬く間にゲームボーイ文化を飲み込みましたが、
今回もそれに近い雰囲気を感じます。
ただ、「ゲーム人口の拡大」を標榜したDSのコンテンツ路線とは真逆のような印象です。
これはどちらかというと本当にゲーム好きな人のためのガジェットなんじゃないかなぁ。

もしもこれで3DS/Wii U両互換が実現したらゲーマー的にはとんでもなく魅力的なハードですが、
さすがにそこまでは難しいでしょうかね。
でもハード一本化はゲームメーカーとしてはコスト減に大きな貢献になるはずで、
可能性としてはまったくないわけではないとは思いますが。

ともあれ、打ちのめされた昨日から一転、突然の新ハード発表に湧いた一日でした。
問題はピクミン最新作がいつ出るか……?
初代『ピクミン』も、今回と同様ソフト発表後に新ハードが発表された『ピクミン3』も、
構想自体は前ハードからあったのが新ハードをきっかけに路線転換を迫られたタイトルでしたが、
今回もスイッチ向けに路線転換を図ったあと、
本体のロンチから少し経ってから頭角を現すのではないかと読んでいます。
最速で2017年夏・秋頃ですかね。今度はがっつり路線系で行って欲しいなぁと思いつつ、
しばらくはまず本体の続報を待つ日々になりそう。

(*画像引用先:Nintendo Switch – 任天堂ホームページ

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