#4695

小さな島のゼンリョク冒険 -後編-


ゲームのプレイ日記


前編からの続き。
この日は20時からはじめてほどほどで止めようと思っていたのですが
クライマックスに近付くにつれてどんどん物語に引き込まれていき
気が付けば05時半過ぎまでプレイしてストーリーの大半を終わらせてしまいました。
よって、後半のこのエントリーでは中盤以降の軽めのネタバレから
総括までを一気に書いていきます。

*  *  *

エーテルパラダイスを出て三つ目の島へ。
リーリエが隠し持つ謎のポケモン「コスモッグ」が何故古の遺跡に興味を示すのか……
それを解明するためにアローラ地方でも随一の図書館を訊ねると、
アセロラという謎の少女から古くから伝承されてきた本を勧められます。
そこには異空間から出現しアローラ王朝を守ってきたとされる
「太陽を食らいし獣」「月を食らいし獣」そしてそれらとの間に出来た新たな命、
さらにアローラ王朝が祭壇で二つの笛の音を捧げることで感謝の気持ちを表したとされる記述が。

リーリエは引き続きアセロラという謎の少女とこれらの本を解明することとし、
主人公一行は第三の島の冒険を続けます。
すると、ポケモンを奪うことを生業とする謎の集団「スカル団」が、
コスモッグを狙っているらしいという情報を
スカル団傘下で用心棒の中二病少年グラジオから耳にします。
「コスモッグ自体は大して強くないポケモンだ。だがあいつはとんでもない厄災を呼びかねない」
忠告を胸に秘めつつ進んでいくと、
さっそく主人公を追いかけてきたリーリエにたかるスカル団員が。
なんとか追っ払い、リーリエにはエーテル財団の建物「エーテルハウス」で休んで貰うことに。

そして主人公が「カプの村」の試練を終えて帰ってくると、
エーテルハウスが騒然としていました。子どもたちのポケモンがスカル団に浚われたというのです。
主人公は一路スカル団のアジトである「ポータウン」へ。
ボスを撃破して帰ってくると、主人公やアセロラがそちらに気を取られているうちに
今度はリーリエが連れていかれてしまっていました。
失意のハウが事情を説明して、一行はスカル団に浚われた先……エーテルパラダイスへ。

何故か敵意剥き出しで戦いを挑んでくるエーテル財団職員をかわしきって奥へと進むと、
最後の扉の前で待ち構えていたのはスカル団のボス・グズマ。
どうやらエーテル財団に雇われ、「いろんなポケモンを奪う」という名目の元に
コスモッグを探させられていたようです。
グズマも突破するとそこにいたのはエーテル財団のボス・ルザミーネとリーリエの姿。

自身がウルトラビーストでもあるコスモッグは、
その能力でウルトラホールを開け、他のウルトラビーストを呼び寄せる力があります。
エーテル財団はウルトラホールを開けるため、コスモッグをさまざまなストレスに晒させて
無理矢理にでも能力を使おうと企んでいました。
リーリエは元々財団代表の娘でしたがコスモッグの身を案じて逃げてきて、
力尽きたところをククイ博士に助けられ、そして主人公と出会ったのでした。

しかしいま、コスモッグは捕らえられルザミーネの懐に。
ルザミーネの合図とともにアローラは暗雲が立ち込め、各島に巨大なウルトラホールが開き、
そして主人公一行の目の前にもクラゲのような謎の生物が。
ルザミーネはグズマを巻き込んでウルトラビーストを捕まえるため、
謎の生物の逃げたウルトラホールの先へと消えていきました。

アローラを助けるため、そしてルザミーネを助けるためにもウルトラホールの先へ行かねば……。
そのためにはアローラの伝承にある伝説のポケモンの助けを借りなければなりません。
図書館で読んだ本によれば祭壇で二つの笛を吹くことで「ソルガレオ」を呼ぶことができる。
ひとつの笛はルザミーネが隠し持っていたためそれを主人公が譲り受け、
もうひとつの手がかりを探すため、
ゼンリョクの姿に着替えたリーリエと共に最後の島「ポニ島」へ。
そこにいたしまクイーン「ハプウ」に話を聞くと、何やら近くの無人島に太陽の笛があるらしい。
ということで無人島「ナッシー・アイランド」へ太陽の笛を取りに行き、
二つの笛を持って祭壇へ。
リーリエと二人で笛を吹くと、バッグで眠っていたコスモッグが姿を変え、
なんと伝説のポケモン「ソルガレオ」へと進化しました。

ソルガレオの導きでウルトラホールの先の異空間、ウルトラスペースに来た二人は、
ウルトラビーストに取り憑かれてしまい我を見失うグズマの姿と、
ウルトラスペースにすっかり夢中のルザミーネの姿を目の当たりにします。
「私は私の好きなものであふれた世界で生きられればそれでいい」
と、ここに来てなお、
自分を慕って助けようとしたグズマでさえも見捨てようとする母親の姿に怒るリーリエ。
母娘の対立は何故か主人公にも向けられ、最後の決戦がそこで始まりました。

*  *  *

ストーリーはここまで。
あとはストーリー中に新設されたポケモンリーグへの挑戦を残すのみです。

今作は本当にストーリー構成が良かった。その一言に尽きますね……。
今までポケモンと言えば「エンディングがオープニング」みたいなイメージで、
殿堂入りまでは毎作楽しんでいたとはいえやはり急いでクリアしようという意識は強くありました。
が、今作は見事にキャラがみんなしっかり立っていて魅力的でしたね。
それぞれのキャラが登場時持っている信念が、
主人公が強くなっていく姿を見続けることでそれぞれ変わっていくのが
今作のポケモンをストーリー重視で見たときの魅力なのかなぁと思います。

リーリエなんかは特にそうで、最初はほしぐもちゃんが危険に晒されても何もできず、
主人公に助けられっぱなしで、リーリエ自身も「自分が弱いのはしょうがない」
という自覚が少なからずセリフに浮き出ているように見えます。
それが、エーテルハウスで攫われてから起きた出来事をきっかけに
「守ってもらうのが当たり前じゃ駄目なんだ」……と思ったかどうかは定かではないですが、
ポニ島では一転して行動派になります。
でもそれは無鉄砲というわけじゃない、自分の現時点の弱さを知っている上での「覚悟」で、
だからこそ序盤と終盤ではリーリエの笑顔の意味もかなり異なってくるように思えるんですよね。
ポニの原野のBGMはそんなリーリエの覚悟の程が具現化されているようで
個人的には震えるほど好きです。

グラジオやハウ、あるいはルザミーネやグズマも同じ。
みんなそれぞれ自分の弱さをどこかで見知っていて、最初はそれと向き合えないでいる。
でも主人公という「強い人」と鎬を削っていくうちにそれを向き合えるようになっていく。
ハウは最初「負けても楽しんだものが勝ちなんだよー!」という考え方だったのが、
エーテルハウス事件の際、勝たなければならない場面で勝てなかった自分の姿から、
今までの自分は「勝ち負けに拘らず勝負を楽しむべき」という正論の影で
悔しさという感情から逃げていたことを思い知るわけです。
だからポケモンリーグ前最終決戦では「悔しさがおれをもっと強くする」とまで言っている。
こういったキャラの心境の変化が如実に表れているのが面白いなぁと思いました。

さて、敢えてシステム面は言及を避けてきましたが、一応いくつかメモ程度に。
今作はZワザ実装ということで相手は情け容赦なくぶっ放してきましたが、
自分は一応最後までZワザを使わずに攻略しました。
その上で特に苦戦したのはエーテルハウスに着いてから最初に挑むことになる試練、
ゴーストZの主・ミミッキュ。例のピカチュウもどきがぬしポケモンに選ばれていたのですが、
その高耐久・高威力のステータスになすすべもなく数度全滅させられました。
この前後のグズマ戦も結構キツかったですね。
Zワザがあるからか、全体的に今回は道中のレベルが高めに設定されていたように思います。

初代からあったひでんマシンが今作ではついに廃止されたり、
そもそもジムが無かったりと二十年目の節目にしてガラリと変わった今回のポケモンでしたが、
新しいポケモンも特に違和感無く受け入れられる辺りは
ポケモンというビッグネームならではなのかなぁと。
唯一不満点を挙げるとすれば、事前情報をちょっと出し過ぎたんじゃないかと思うことはあります。
公式動画チャンネルの情報は亜種含む新ポケモンの過半数が既に紹介されてしまっていたし、
ウルトラビーストという核心に留まらず、それどころかエンディング後の要素まで。
確かにこの9ヶ月間、公式情報の更新のおかげで日々ポケモンを楽しみにしてきたわけだし、
興味をつなぎ止める意味でも必要なことだったのかもしれませんが、
事前情報でストーリーのほぼ全部をカバーしてしまったという今回のスタイルのおかげで、
終わったときに「あれ? もう終わり?」と拍子抜けしてしまった感は少しあります。
今後は、もう買うと決めたら敢えて情報を追いかけないのも手ですかね。
ポケモンくらいのビッグタイトルになると
自分から見なくてもSNSでどっちみち見てしまうというのもありますが……。

ともあれ、ストーリーは過去すべてのポケモンの中でも群を抜いて楽しめた今回の新作でした。
さて、これからは延々バトルツリー用ポケモンの育成が始まるわけですが、
クリア後要素もいくつかあるようなのでそちらもじわじわ楽しんでいきたいと思います。

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