#4720

計画を阻害する心理


例えば仕事で何時までには終わるということを伝えなければならないとき。
頭の中で、終わりまでの工程でそれぞれかかる時間を目算して計算するわけですが、
最近の自分はどうも自分自身で宣言した「終わる時間」を守れなくて悩ましく感じることがあります。
作業工程の目算はするのですが、
どうしても「何事も無ければ最短このくらいで終わる」「体裁を保つためにここまでに終わらせたい」
という意見を頭の中で尊重しすぎる傾向にあるというか。
そして何らかのイレギュラーが発生して約束の時間を過ぎてしまう、と。
決して見栄っ張りのつもりは無いのですが、
しかしどっちにしろ相手を安心させるために自分を優秀かのように見積もり、
それが却って信用を落としてしまうことに繋がるのは本当に困った問題です。

これは社会心理学で「確証バイアス」といって人が陥りやすい心の癖によるものなんだそうです。
確証バイアスとは、ある検証の際にそれを反証するような情報を聞き入れようとしない傾向のこと。
自分のみならず会社の同僚も自分と同じようなことをやらかしてきたのを良くみてきたし、
そればかりか倍程度の年齢を積み重ねた管理者レベルでも、
ある人の言うことは無条件に信用してその例外についてまったく考えないままに話を進めるのに、
別の人の同じような意見に対しては常に否定的になるといった
強い先入観で場の空気を変えるような場面もやまほど見てきたし、
これも一種の確証バイアスなのかなぁと改めて思ったりします。

しかし心の癖なんだからしょうがないと思っていては仕事が回らないのも事実で、
なんというかこの辺は訊かれてもすぐに決めない思い切りの良さが大事であるように思います。
本当に今考えたことは正しいのか、と検証してみる時間を少しでも良いから持つ。
先入観抜きで話し合いが出来る相手がいればそれに越したことはないんですけどね……。

この辺は2008年頃からの趣味界隈における計画実行の問題とも関わるような気がします。
「このくらいはやりたい」がいつの間にか「このくらいはできる」にすり替わっているという。
まさに年間計画がそうで、結局2016年初頭の計画も夢物語で終わりそうです。
来年こそは計画がちゃんと計画の形をした計画を組んで行きたいところです。