#4741

アナログな年末年始


今年は冬も行かないのもアリかもしれない、などという空気がそこかしこにあった祖父母家帰省。
それは家族という単位の劣等感からなのか、
いつの間に親戚と会うのに「抵抗感」を感じるようになってしまったんだろう、
と思う今日この頃ですが、そんな思いも慣習にあっさりと流され行くことになりました。
出発は12月31日14時。自分が起きてすぐの出発だったため、
結局今年最後のエントリーは書けないまま出発。
車中では車酔いを避けるためいくつかのお菓子を手にいろいろと考え事をしていました。
例年だとここでいろいろと年内の記憶をなぞって一年を総括しようとしたりするのですが、
今年はそんな気持ちさえ思い浮かばず、ただただ無心に高速を飛ばすこと2時間弱。
祖父母家に着いてまもなく従弟も現れ、
例によって大晦日は『絶対に笑ってはいけない』を延々と観ていました。今年は科学博士。
ここ近年、毎年最後のブログエントリーが一年の総括にならずすごく抽象的な表現ばかりになるのは
これを観ながら書かざるを得ない環境にいるからだったりします。
これは来年こそは避けたいところ。

まもなくして夕食に呼ばれ、その後もまたテレビと向き合う時間が続いていましたが
今年は部分部分では面白い場面もあったものの全体的にマンネリ感も漂っていたこともあり、
途中で番組そっちのけで何かボードゲームでもやろうかという話になりました。
いつからか祖父母家帰省は親戚とボードゲームを遊ぶ場になっているのですが、
今回最初に遊んだのは『テキサスホールデム』。
説明不要かと思いますが一応ざっくりルールを書くと、ポーカーの亜種みたいなゲームで、
チップを賭けて手札2枚+みんな共通して使える場札の組み合わせで役を作り、
降りなかった人の中で最も強い役を作っていた人が勝ちというもの。
それぞれが持つステータスはわずかカード2枚。大抵は同じような役同士での戦いとなるため、
どちらかというとカードゲームというよりは「いかにして勝てるときにチップを賭けさせるか」
という心理戦に重きが置かれたゲームであるように感じます。
その辺のやりとりに慣れていない自分たちにはまだちょっと時期尚早だったかな、という印象でした。

あとはネタ的なものとしていつぞやにもやった『チンチロ』もやりました。カイジで有名なアレです。
こちらも親と親以外全員の子の一対一でチップを賭けあうゲームで、
どんぶりにサイコロ3個を投げ、決められた役の強さを競い合うというもの。
自分は終盤まで負けていたのですが、最後の最後で親456に対してまさかのピンゾロ(111)を出し、
2倍払い×5倍つけ=10倍の大勝を決めました。あれは本当にまさかの展開でしたね……。
賭けの心理戦よりもサイコロの出目に左右されるこちらの方が感覚的に遊びやすく、
全体的にはこちらの方が盛り上がっていました。

あとはいつぞやの冬帰省でもやった『6ニムト!』を数年ぶりに遊んでいました。
こちらは数字の描かれたカードを同時に出し、
小さい順に4枚ある場札のうち一番近い数字に重ねていって
重なった枚数が「6枚目」になった人が総取りしていくというもの。
最終的に取ったカードに描かれたマイナス点が一番大きい人が負けです。
これも賭けとは違う心理戦を楽しめるゲームですが、数年ぶりとあってかなりの盛り上がりでした。

そんな風にガキ使とアナログゲームを交互に楽しんでいるうちにいつの間にか23時半を過ぎ、
今度は年越し蕎麦を食べるぞーと階下から声が聞こえてきました。
思えばこれも2004年からずっと変わらない慣習だなぁ……と思いつつ階下へ。
夕食の場にあるテレビでは紅白歌合戦の開票をするところで、
Web投票、会場投票どちらも白が圧勝していました。やっぱり白か、と思っていたらまさかの
「優勝は、紅組です!!」の声。親戚一同「なんで!?」と苦笑気味。
年末最後に見たTwitterでもかなりの騒然となっていました。
どうやら審査員投票では赤が勝っていたということらしいのですが……
なんだか裏を感じてしまいますねこれは。

すぐにチャンネルをカウントダウンをする番組に切り替え、
蕎麦をすすっているうちに足早に2016年の最後は過ぎ去っていきました。
なんだかもう、不本意なのかどうなのかさえ分からない一年の終わりでした。

*  *  *

しばらく従妹のチューハイ盛りに付き合ったのち、すぐに階上のボードゲーム祭り会場へ。
年始恒例の麻雀は2017年も東風戦一回だけやりましたが、
東3局で自分がまさかの河底ロンで逆転して1位でした。
いつも大抵2位か3位なイメージなので、今回勝ったのは数年ぶりかも。
続いてはこれも恒例になりつつある『ドミニオン』の新しいセットを眠くなるまでプレイ。
こちらはルールが複雑なので詳細は割愛しますが、戦績としてはイマイチでした。

03時半になると、13年前までよく観ていた『芸能人最強運決定戦』という番組が始まったので、
ボードゲームをしながらその最終ランキングを観ていたりもしました。
ちなみに自分の順位は割とイマイチな方でした。
元日はそんな感じで『ドミニオン』をやっているうちにいつの間にか05時を過ぎており、
自分は06時過ぎに寝ました。

二日目は09時半起床。
元日といえば寝過ごしてもったいない思いをするところまでが恒例でしたが
今年は年をまたいだ実感が無い割には何故かすんなり起きられ、
そのまま親戚の車に乗せてもらっていつもの神社へ初詣に行ってきました。
2016年は大吉でしたが、今年は中吉でした。
帰りにコンビニに寄ってもらい朝食兼間食、コーヒー、その他諸々を買って帰宅。

二日目のボードゲームは『グラスロード』からスタート。
これも以前解説しましたが、
超ざっくり言えばプレイヤーはそれぞれ領地となるボードと素材ポイント、
木こりや漁師といったカードを使って勝利ポイントを稼いでいくゲームです。
木こりなどのカードは最初に5枚選んで順番にオープンしていくのですが、それぞれ効果は2つあり、
使う際に他プレイヤーの手札に同じカードが無かった場合は2つとも使え、
誰かが持っていた場合は1つしか使うことができなくなります。
また、誰かが出したカードを自分が持っていた場合は、
それを出すことで1つの効果を選んで使うことができます。
この辺もちょっとした心理的駆け引きが楽しめるようになっているのですが、
『グラスロード』の場合、ドミニオンと違ってそこまで妨害カードが多くないため
どちらかというと自分の勝利点に繋がる素材が得られるカードをいかにして重複させないか、
というところが大事であるような気がします。

あとちょっとタイトル失念しましたが
『Ticket to Ride』みたいな見た目のボードゲームも遊びました。
各プレイヤーは移動手段となるカード(馬、いかだ、ブタなど)と同じアイコンのチップを配られ、
同時にいろいろな経路が書かれたボードの各地点に自分のコマを立てます。
ゲームがスタートすると全員城にいるのですが、
道にチップを置き、同じアイコンのカードを消費することでコマを動かせるようになります。
地形とアイコンの組み合わせによって消費するカードの枚数や制限が決まっており
(例えば馬は森を1枚消費で通過できるが山は苦手なため2枚消費する……など)、
1ターンにカードを使い切るまで動かしていくことになります。

カードはそれぞれ非公開ですがチップはいったん置いたら共有物になるため、
相手の置いたチップを利用してより遠くの領地まで進出するというのがこのゲームのミソ。
わざとカード消費の大きいチップを置いて妨害するといった戦略も簡単にできるため、
その辺の妨害と便乗の駆け引きが面白いボードゲームです。
今回遊んだ新作の中ではこれが一番面白かったかな。

そういうわけで2日目もボードゲーム三昧でした。
本当はこの日のうちに帰るはずだったのが諸事情で翌朝ということになり、
そのままこの日は02時半過ぎくらいまで起きていました。
3日目は起きてまもなく帰ることになり、帰りの車では大晦日からの疲れも相まって爆睡でした。

ここまでかなり早足に記憶を頼りにボードゲームで遊んだ部分だけをピックアップしてきました。
今回は直前まで行かないかもしれないと思っていたくらいなので、
帰省への期待感は皆無でしたが、そんな気持ちに突き刺すかのように、
親戚からの目線の高さというか、視線の鋭さを感じる後味の悪い帰省でした。
そういう視線を前々から感じていたからこそゲームに逃げてきた側面もあると思うのですが、
さすがにその目線から逃げられなくなってきていると強く感じた今回、
次エントリーではボードゲーム以外の闇の部分を書き殴っていこうと思います。