#4756

東京スイッチめぐり一人旅 -後編-


今日の出来事 文化


3日目は23時半就寝09時半起床。一応アラームを07時台にセットはしていたのですが無理でした。
起きてTwitterをチェックすると、ちょうどスプラトゥーン体験列が締め切られたところでした。
2日目もあの人混みで立ちっぱなしで他人のプレイを見ているだけというのはさすがに辛いので
思い切ってこの日はNintendo Switch体験会は最終イベントのみ立ち会うことにして、
それまでは自由に東京をぶらつくことに。
上野公園の各施設をリベンジしたいような気分でもなかったため、
まずは前回行けなかった渋谷タワーレコード本店へ行くことにしました。
ということで東京メトロ銀座線で渋谷駅へ。改札をくぐると何故か文房具屋の入口。
しかもこれ、昨日行ったはずの伊東屋でした。
昨日は結局カレンダーくらいしか買わなかったので
改めて何か物色するものは無いかとついでにいろいろ探しているとよさげな手帳を発見。
2017年は週単位のしっかりした手帳を使うか、ということでこれと各種小物を買い足して、
そのまま店を出ました。どうやら駅のプラットフォームと東急百貨店とが繋がっているようです。
有名なハチ公口前スクランブル交差点を渡って渋谷タワレコへ入りました。

田舎民から見て東京のお店はとても「縦長」であると感じます。
昨日の伊東屋も、この渋谷タワレコも然り、この後行くことになる本屋もそうですが、
とにかく1フロア当たりの販売面積が小さい代わりに階上5階やそれ以上まで連なっていて、
フロアによって販売するものをカテゴライズしているという店が多いように思います。
面積の有り余っている田舎では駅近でもあまり見ない構図のため、
縦長なフロア案内図を見かけると東京のお店だなぁと感じます。

渋谷で音楽のお店に入るのにこだわったのは、
自分は2009~2012年頃にドハマりしていた
「ネオ渋谷系」という音楽ジャンルの発祥の地だからという理由もあります。
しかしこのジャンルを知ってから八年が経ってようやく実現した渋谷探訪ですが、
実はその発信源であるHMV渋谷店は2010年に閉店しており、
また自分自身もこの辺のジャンルは
最近はあまりにも見つけられなくて一段落してしまっている観があり、
今回は専らエレクトロニカ周辺のアルバムを大人買いするのみに留まりました。
新宿タワレコのエレクトロニカコーナーは現代音楽のコーナーに侵食されつつありましたが、
こちらは一列まるごと純エレクトロニカ・アンビエントで埋め尽くされていて
なかなか充実していました。
半数以上のアーティストはすでに知っている名前でしたが、
同じレーベルでもまだ聞いたことのないアーティストも結構いたりして、
まだまだエレクトロニカ界隈は邦楽・洋楽ともに発掘の余地があるんだということを再確認。

渋谷を出て、次は東京駅へ。
昨日の疲労感がまだ抜けていなかったので、敢えて遠回りの山手線外回りに乗り、
座席に座ってのんびりしつつ到着を待つこと数十分。
時間制限無く東京駅をぶらぶらできるのは初めてだったので、
地理を把握するためにもいろいろなところへ行ってみることに。
まずは改札を出ずにそのまま地下に行くとお土産売り場「グランスタ」と、
待ち合わせ場所で有名な銀の鈴がありました。
この時点ですでにホテルはチェックアウトしているため荷物を預けようとロッカーを探すのですが、
グランスタ付近の大規模なロッカーは見事に全部埋まっており、
新幹線乗り換え改札辺りで探すもことごとく全滅。
ようやく丸の内北口のロッカーで自分の目の前で荷物を引き取りに来た人と鉢合わせたおかげで
たったひとつの空きロッカーを取ることができました。
荷物ひとつ預けるのにここまで苦戦するとは……。
東京駅は主要駅の中でも特に標識や案内板の数が多い駅ですが、
さすがにどのロッカー番号がどっちにあるのかという案内まではしてくれていないため、
うっかり場所を忘れると大変なことになりそうです。

荷物を預けたあとはいったん改札を出て東京駅一番街をぶらぶらと見て回ったあと、
その中にある東京ラーメンストリートというところで牛タン塩ラーメンを食べました。
「グランスタ」は改札内ですがほぼ隣接している一番街は改札外なんですよね。
自分は知らなかったのですが、いったん改札の外の施設を利用したくて出てしまうと、
(たとえ電車に乗る意志がなくても)再入場のためには入場券を買う必要があるんだそうで。
しかもそれはSuica非対応とのことで困ってしまったのですが、
駅員さんに事情を説明するとSuicaでもパスしてくれました。
考えてみれば電車に乗らないのに改札内に入るということがおかしなことは当たり前なのですが、
これだけ改札内もいろいろな施設があると混乱してしまいますね……。

東京駅も一通り歩き回ったので、
Nintendo Switch体験会の最終イベントまでにはもう少し時間がありましたが、
少し早めに有明に向かうことに。
牛タンラーメンでは少しお腹が物足りなかったので
東京ビッグサイト内の食堂で海鮮丼を食べ、いざNS体験会会場へ。
2日目夕方は初日よりもさらにえげつない人の数でした。通路部分でさえも人の波ができており、
スタッフが必死に「立ち止まらないで進んでくださーい!」と叫んでいました。
特に『スプラトゥーン2』体験会の観戦客は初日の倍程度にまで膨らんでおり、
もう観客だけで300~400人はいるのではないかというレベル。
隣接しているメインステージは開演していないにも関わらず立ち見客が半円状に固まっており、
うしろの通路をほとんど潰してしまっていました。いやー恐ろしい。
最後のイベントはこの日のために再結成された任天堂ビッグバンドによるライブでした。

いろいろと未練はありましたがライブ終了後はすぐに会場を出てゆりかもめ国際展示場正門駅へ。
これだけの来場者数なら相当混むのではないかという気持ちがあってのことだったのですが、
ほぼ2~3分起きに電車が来るということもあって車内では割と普通に座れました。
今回はただの土日ということもあってか、満員電車との遭遇が皆無だったのはラッキーだったかも。
さすがにこれだけの本数が発着していると通勤ラッシュでもない時間は比較的安全なんでしょうかね。

再び新橋駅に着いて、そこから山手線に乗り換えて再び東京駅へ。
新幹線の発車までまだ時間はあるものの駅構内は昼間に散策しているため、
この時間は丸ノ内口を出て前回も行った「丸の内オアゾ」という巨大複合施設に行き、
2012年東京旅行以来五年ぶりに丸善という大きな本屋に入り、ここで時間を潰したり、
積ん読覚悟で何冊か買ってみたりしました。

まもなく新幹線の時間になったので早特割で買った切符で三度東京駅構内へ入場。
在来線とは変わって独特な雰囲気の新幹線ホームで10分ほど待機してから乗り込みました。
帰りの新幹線ではさっそく買った本を読もうかなとも思いましたが
やはりというか疲労感が半端ではなく、始終半眠半覚醒みたいな状態でした。
あまりにもぼーっとしていたためかうっかり財布を後部座席に落としてしまっていたらしく、
たまたま途中の駅で乗車した後ろの席に人に拾ってもらい事なきをえました。

地元駅に到着するとまずはとてつもない雪に驚かされるわけですが、
翌日の仕事のことを憂慮するような気力も無く、無心で路線バスターミナルへ足を運び、
バス停から自宅までの雪道を歩いてなんとか帰宅しました。

*  *  *

まぁ、今回の旅行は自己評価するとしたら、少なくとも及第点には至ってないと感じます。
というか金銭コストとの相対で言えば、ぶっちゃけ黒歴史級の失敗だったとさえ思います。
何よりもまず「Nintendo Switch体験会」であるにも関わらず
Joy-Conを触れたのがサードパーティータイトル体験ブースでの数分だけだったという惨状。
運営側の想定を大幅に超える来場者数によるキャパシティーオーバー。
運営側さえ想定していなかったことを自分が想定できなかったのが悪いとは思いませんが、
ただ任天堂主催のイベントに「行こうと思えば行ける」初めての機会が転がり込んできたことで、
盲目的に「ファンとして行くべきだ」と思っていた節は確かにあって、
何が何でも遊びたいタイトルがあったわけではなく、
具体的な目的が無いまま行くことを決定してしまったのが最大の失敗だったんじゃないかと。
自分の中でコンシューマーゲーム界隈では下火であるということを薄々感じているのに、
その気持ちを無視してしまった結果、例えば3日目の起床時間などにも表れていると思います。

新幹線の早特割は二週間以上前に購入する必要があることと、
詳細プログラムが前日発表だったことの間の悪さも不運だったとは思いますが、
思い切って切り捨てることができないいつもの悪癖が旅行という形でも起こりうるということを
今回身を持って思い知りました。
計画ありきだった前回の旅行と対照的にノープランだった今回の旅行ですが、
どちらが良い、悪いではなく、自分に合っているのは計画ありきの方なんだなとも思いました。
ノープラン一人旅には相当の行動力や興味の幅が無いと行き詰まってしまいますね……。
今回はそれでもメインイベントが明確な実質2日の旅行だったので
そこまで行き詰まり感はありませんでしたが、
これが有休ありの3泊4日だったら悲惨だったと思います。
まぁあとぷよテトのことといい、初日の豪雪といい、
最終日に財布を落としたりと不運が続いた旅行でもありましたね。こんなこともあるんだなぁ。

ともあれ、義務感を土台にした一人旅は「旅行」と言えるようなものにはならないと、
今回のことで深く反省しました。
初日にこんなことになると思わずタイトルに「」と冠しましたが、
今回はどちらかというと趣味のための遠征だったんじゃないかと。

Nintendo Switchを買うかどうかについては、今回の件でむしろ白紙に戻りました。
なにしろ「任天堂なら間違いない!」と盲目的に参加したイベントがこの有様だったので、
同じように盲目的に本体を買って果たして大丈夫なのかと思うのは当然の流れなわけで。
なんというか、それも然り、
自分自身の本当の気持ちを無視しても東京遠征くらいなら実行してしまう行動力というか、
無鉄砲さのリスクを思い知りましたね、本当に……。
行動力が無いのがいけない、などとずっと思っていましたが、反対のパターンもあるんだなと。

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