#4765

未知の入力デバイス


文化


久々にSkypeをする機会があったので、ついでに自宅のPC用にUSBマイクを買ってみました。
大学~大学院時代のSkypeは専らペンダント型の安いマイクを使っていたのですが、
今回初めていわゆる据え置き型のマイクにしてみました。
ちょうどキーボード脇に8ポートのUSBハブがあるのでそこに設置。
何も装着することもなく、
手に受話器を持つこともなく机に向かって話すだけで対話ができるというのはやはり快適ですね。
音質がどうだったのか分かりませんが、
自室のたまにやたらうるさい除湿器の細かな音までがヘッドホンからも聞こえてきた感じだと、
かなり広い範囲の音を拾ってはいるみたいです。

なにげにこれでいわゆるゲーム実況の環境が整ってしまったわけですが。
前々から新しい娯楽と表現の形として、五年くらいのアンチ期間を乗り越えて
「一人暮らし再開したらアリかも」くらいに思い始めている今日この頃ですが、
マイクを用意してから先のハードルがやはり高すぎるんですよね。
まず何を置いてもコミュニケーション能力の壁が厚い。
対話や会話と違って実況配信はペア実況等でない限り「一人言」が基本スタイルだし、
となると誰かに話の流れをフォローしてもらうということができないわけで。
完全に自立して話し続けるには頭の引き出しが相当数ないと厳しい気がします。

それから声質。自分はマイクごしの自分の声というのをほぼ聴いたことがないのですが、
基本的にマイクごしだと声がかなり低くなるそうなんですよね。
だから意識して高い声を出さなければならない、と。
会社の電話応対などでは特に意識しなくてもできている積もりではありますが、
それを長時間続けるにはかなりの集中力がいるんじゃないかと思います。
同様に滑舌の問題もありますね……。自分はオフになると滑舌が悪くなる傾向にあり、
これが身体的には一番高いハードルかも。そもそも一人言とか喋ったこともないわけで。

実況文化に対する抵抗が徐々に薄れてきたとはいっても
日常的にいろんな人の実況を聴いているわけではない自分がこんなことを言う権利は無いのですが、
今の時代、最低でもスマホ1台あれば実況配信ができる時代なので
実況スキルを無視すれば実況することそのもののハードルは物凄く低いと思うんですよね。
だから動画サイトではあらゆるユーザーの声出し実況が溢れかえっているのですが、
正直言って今まで「実況そのものが面白い」と感じたユーザーは数年で一人とかそんなレベルで、
あとの圧倒的多数は実況者の声はゲームプレイ動画の邪魔でしかない、
というのが「観る専」としての率直な気持ちだったりします。

なんというか、おめかしもお喋りもダンスも出来ないけれど、
「とりあえず行くことはできるから社交場に来てみました」という人が多すぎるというのが、
今のゲームプレイ実況動画文化の問題なんじゃないかと思うんですよね。
過去の配信を顧みず自己顕示欲を満たすだけために配信している人が多いというか、そんなイメージ。
本当に上手い人は氷山の一角であることは言わずもがな、
そこを目指して自分の声質・コミュ力・ゲーム技量その他を
積極的に磨いている人も少数派であるように見受けられます。

というのを先日たまたまみかけた某界隈の動画を観て思った次第です。
こういう他人批判の精神は結局のところ自分の行動を抑制していることの言い訳でしかないわけで、
これを乗り越えるにはまだまだ時間がかかりそう。

コメントを残す