#4829

選べない研究者


今日の出来事 空想


ブログ低迷の最中、大学院から学会誌が届いたのでこれの話を書こうと思ったら
#4592『足下を書き続けて』2016年08月09日》に書きたいことそっくりそのままありました。
今回はたまたま自分が在籍中にお世話になっていた……といっても隣のゼミですが、
その教授がこのたび退職されるということが書いてありました。
それだけでなく、その教授に縁やゆかりのある様々な時代の人たちが論文を寄稿していて、
学会誌全体が退職される先生の特集のような形で組まれていました。
自分が在籍しているときに研究室にいた人の名前もありました。
それらをざっと読んで、ああ、やっぱり大学院って研究者の集まりなんだなぁ、と。
社会に出ても研究を続けているその意気や自尊心を少しでも良いから分けて欲しい。

どれくらいの応募があるのか分かりませんが学会誌に載せる論文は修了生からも募集しているそうで、
自分がまさに在籍中に作る学会誌の制作・連絡担当だったので
修了生から送られてきた原稿を受け取った記憶があります。ただ選定した覚えはないので、
補佐担当の教授があらかじめ選んだのか、それしか応募が無かったのかは分かりませんが。

自分にも研究を続ける資格があり、しかもそれを受け入れてくれる場所がある、
と思えばやっぱり自分から専攻を選択しただけあって恵まれている立場にあると思います。
研究を誰かに認めて欲しいと思って研究するならこれ以上に良いコネクションは無いわけで。
社会人になってから興味の湧いた分野なんて、話し相手を見つけることさえ至難ですからね。
最近何かと多方面にふらふらと浮気しがちな自分の好奇心にとって
大学入試時代に選んだ専攻科目はすでに「過去の遺物」のように思っていましたが、
確かにその専攻に滲み出ているのは六年間の黒歴史的な何かかもしれないけれど、
なんだかんだで自分の好奇心の原点であるとも言えるかも、
と学会誌をパラパラめくりながら思っていました。
2014年以降、いろいろな分野に少しずつ触れているのはあくまでも「趣味」だけど、
修士号を持っている分野を自分が触れたらいちおう体裁上は「研究」になるわけで、
そこは一線引いてもいいのかもしれない。

とまぁ偉そうなことを書きましたが実際自分が自ずから進んでかつての専攻に戻る機会があるのか、
と言われるとやっぱり当面は難しいんじゃないかと思います。
いつぞやのように向こうから執筆依頼が来ればともかく……。
結局自分の研究精神も現時点では、というより在籍中もその程度だったんでしょうね。
あのときから大分経ちましたが、知識のつまみ食いは続けているものの
なんだかんだで専門特化できていない現状を鑑みると、
中途半端な研究精神は今も変わっていないなぁとつくづく。

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