#4867

磐梯高原日帰りの旅


ゴールデンウィーク5日目。01時就寝08時半起床。
連休突入まではまったく考えていなかった旅行計画。
行こうかどうか迷いながらも手元の旅行ガイドを片っ端から読んでいると、
ふと目に留まったスポットがありました。
自然探勝路を歩くというのは、今の自分の気持ちにとても合っているかもしれない。
というわけで今回目指したのは福島県会津地方です。
福島県への旅行は2010年以来7年ぶり、東日本大震災以降初ということになりました。

アラームをセットしてはいたものの例によって朝はバタバタと始まり、
自転車で最寄り駅まで全力疾走すること20分弱。
西口改札からSuicaで通過して9番ホームに急ぐと、どうも人が少なく不自然な雰囲気。
この時点で発車まで5分あり、ギリギリ間に合っていたはずなのですが、
目の前の電車はドアが開かず、入れてくれそうにない。
不審に思っていると、
「本日、9時18分発会津若松行きの電車はホーム変わりまして1番線からの発車となります…」
とアナウンスが。今いるところは9番ホーム。1番線までにはやや距離がある。
久々に走ってなんとか大混雑している1番ホームに辿り着き、飛び乗りました。

新潟から福島までは新津駅までが《信越本線》、新津から郡山までが《磐越西線》となっていて、
ふたつの路線をまたがないと行き着かないようになっています。
そこで乗り換えが発生するのですが、
新潟発の信越本線普通列車は一日に3本だけ直通で会津若松駅まで乗り入れるようになっているため、
今回はこれに合わせてスケジュールを組みました。
乗り換えありとなしで移動時間が1時間くらい違うので、これを活用しない手はありません。
ただ後述するように、この乗り入れには大きな罠があったのですが。

この日は同路線の津川駅で狐の嫁入り行列というイベントがあったため、
新潟-津川間の人の入りはかなりのもので、
乗車時点では自分含めてかなりの数が座ることができませんでした。
直通とはいえ移動時間は3時間あまり。
各停を立ちっぱなしはつらいなぁと思っていたら津川駅でどっと人が減り、
そこでようやく座席を確保。
あとは揺られながらも路線図を追いかけたり景色を眺めたりとのんびり過ごしていました。

それにしても今回初めて磐越西線に乗ってみて、改めて地元県の広さを痛感しますね。
右図で新潟-福島県境に該当するのは豊実駅-徳沢駅間。
会津若松までの道のりのうち、実に3分の2、時間にして1時間半はまだ県内という。
同じような田舎の街並みや田んぼが本当に延々と続きます。
県庁所在地から県外へ脱出するのにこれほど時間がかかるのも
本州ではここくらいなんじゃないだろうか……。
余談ですが縦に長い新潟県の南北両端である府屋駅-市振駅を
各駅のみで横断しようとすると、実に9時間05分もの移動時間がかかります。

県境の辺りからは街並みのそこかしこに満開の桜が見れたのが意外でした。
ちょうど北海道が満開シーズンと聞いていたところだったのですが、
まだ地元でも残っているところには残っているんですね。気候というより品種の関係だろうか?
磐越西線は新潟に近付くほど田んぼばかりの開けた景色が続きますが、
福島に入ると山中やトンネル、大きな川の架橋上など景観が豊かになっていく印象でした。
そうこうしているうちに乗り換え駅である会津若松駅に到着。
ちょうど真ん前に次に乗るべき郡山行きの電車が待機していたので、すぐに乗り込みました。

相変わらずの田舎な景色が続くのですが、
翁島駅を通過すると電車は一気に傾斜を登っていきます。
どれくらいの高度なのかは分かりませんが、
よく飛行機に乗ったときなどに耳に気圧差を感じるあの現象が起きて、
そんなに高いところまで来ているのかと少し驚きました。


▲ようこそ、猪苗代駅へ
そんなこんなで、移動時間3時間10分を経て目的地の猪苗代駅(いなわしろえき)に到着。
会津若松からほど近い場所にあるここは、
東北地方最大(日本で4番目)の湖である「猪苗代湖」がある場所です。名前が格好良すぎる。
ついでに現在千円札の肖像画にもなっている野口英世の出生地でもあります。
猪苗代駅には野口英世の等身大パネルが置いてありました。身長153cm。かわいい!!(失礼)

ところでこの駅で降りるにあたってちょっとしたプチトラブルもありました。
というのも、事前にこの駅ではSuicaの簡易改札があるということは調べていたため、
乗車駅と降車駅のどちらもSuica対応なら問題ないだろうと高を括っていたのですが、
実際にはこの改札を通ろうとしたときにブザーがなってしまいました。
駅員さんに助けを求めて特別にSuica決済できたから良かったものの、
「新潟とここではエリアが違うんでSuicaで通れないんですよ。
次からは切符を買っていただければと……」と、やんわりと注意されてしまいました。
確かに新潟駅-会津若松駅間普通列車の車中アナウンスでは
「Suica非対応駅もあるので、五泉駅以降は車内改札でお願いします」
という旨の連絡があったことは覚えているのですが、
それはあくまでもSuica非対応駅で降りる場合も考えてのことだと勝手に解釈していました。
そもそも自分はその列車の終点からさらに乗り継ぐため、
次の列車で車内改札ができるとも限らないだろうと。

しかし実際にはSuica改札の有無とは関係なく、Suicaでは通れない事情があるんだそうで……。
五泉駅も磐越西線の管轄内なのに互換性がないのも不思議な話ですが、
どうやら複数路線をまたがって一気に行く場合、
Suica決済できないかもしれないということは頭の片隅に入れておいたほうが良さそうです。
出発駅の「みどりの窓口」できっぷを発行してもらうのが一番確実そう。
今回は会津若松駅まで乗り入れている便利な各停があると知ってから、
まさかSuicaでつまづくなどとは予想だにしていませんでした。

さて今回の目的地は、猪苗代湖を背にそびえる磐梯山、その山中にあるジオパーク。
その中でも1時間半程度で歩き回れる「五色沼自然探勝路」に狙いを定めることにしました。
猪苗代駅からはここら一帯を走っている磐梯東都バスが五色沼までの案内役になっており、
それに乗って揺られること約30分。
ちなみに同席の年齢層は高齢者が圧倒的でしたが、自分よりちょい下くらいの人もいたり、
外国人観光客もちらほらといたりと思っていたよりは多様な印象。

バスから見たふもとの街中はどの店の看板からも彩度を抜かれたような寂れた街でした。
商店街を抜けると高度がどんどん上がっていき、辺りは民家どころか自然以外何もない山道に。
かと思えば五色沼に近付くにしたがって周囲はどんどんリゾートっぽい雰囲気に変わっていきました。
ロッジのような宿泊施設がそこかしこにあり、
さらに近くにあった消防署など公共施設までログハウスのようなつくりになっています。
到着した五色沼入口バス停も山小屋みたいになっていて、この統一感はさすがだなぁと思いました。


▲ビジターセンター内部



▲五色沼自然探勝路案内図



▲道は険しい



▲毘沙門沼1



▲毘沙門沼2



▲熊注意



▲赤沼



▲いろいろな沼1



▲いろいろな沼2



▲いろいろな沼3



▲川が沼に流れ込む



▲柳沼



▲スイッチバック式ホーム



▲また、お越しください
バス停から少し歩くと、スタート拠点である「裏磐梯ビジターセンター」が見えてきました。
猪苗代駅はちょうど猪苗代湖と磐梯山に挟まれた位置にあり、
こちらから見た磐梯山とその周辺一帯が「表磐梯」であるのに対して、
磐梯東都バスのルートは山頂を中心に左回りに迂回するように進んでいきます。
そして山の裏側に回り込んだ先のリゾート地一帯を「裏磐梯」と呼ぶそうです。
会津地方は地名がいちいち格好良いのが個人的にとても好印象です。

ビジターセンターでは、ここら一帯の生物生態系や環境保全について、
博物館のような案内がされていました。
子どもの体験重視といった趣で、地元の遠足や野外学習にも使われているのかなという印象。
ここでパンフレットを受け取り、五色沼最初のスポットである「毘沙門沼」へ。

五色沼自然探勝路のコースは毘沙門沼が実質的なスタートになっています。
ここはレストランや宿泊施設、お土産コーナーなどが立ち並んでいて、
さながら巨大な観光施設の様相。多くの人がここでくつろいでいるように見えました。
毘沙門沼は五色沼の中でも最大を誇る沼で、ここだけ貸しボートに乗れたりもします。

とはいえさすがに一人でボートに乗る勇気も時間もないのでさっさと歩き出すことに。
自然探勝路は整備されているとはいえ「ほぼ自然そのもの」というコンセプトの通り、
場所によってはほとんど整備されておらずかなりハードな道を行くことになります。
巨大な岩をまたいで登ったり、残っている雪を踏んで歩いたり。
体感的に小学校中学年以下だとキツそうな印象。
周りには背の高い木が立ち並んでいたり、あるいは倒れていたり。
「熊注意」などという物騒な立て看板もありましたが、ヒト以外の陸上動物には出会いませんでした。
時季的な問題もあるのでしょうが、
そもそもこれだけヒトが往来するところには出てこないでしょうね。
ただ五色沼に来る以前のバス車中で小さな沼のふもとにウサギを見たので、
ある程度動物が生息しているのは確かのようです。
ちなみに毘沙門沼の端っこでコイを見ることはできました。

巨大な毘沙門沼沿いのルートをようやく制覇すると、次に見えてきたのは「赤沼」。
酸化鉄の影響で赤く見える沼、だそうですが、……うーんどうしても緑にしか見えない。
強いて言えば写真前方の黄緑色の沼と、奥の深緑の沼の境界部分にある辺りが赤く見えますが、
それのことを言っているのだろうか?
五色沼は時季によっても見える色が変わってくるそうで、
本当の姿は何度も通ってみないと分からないものなのかもしれませんね。
赤沼の辺りですれ違った老夫婦が、五色沼探勝路を「この寂しい感じが良いよね」
と言っていたのがとても的を射ていて印象的でした。

歩いていくと「みどろ沼」「弁天沼」「龍沼」「るり沼」「青沼」そして終点の「柳沼」と続きます。
色そのものについてはあまり顕著な違いは見出せなかったというのが正直なところですが、
それぞれがまったく異なる景観や形によって成り立っていて、
その違いを比べていくと性格の違いなんかも見えてきて面白いですね。
例えば沼自体の透明度は場所によってまったく異なるようで、
赤沼はなんだかおどろおどろしい印象ですが、
柳沼なんかは沼というより湖なんじゃないか、というくらい澄んでいて綺麗。
また弁天沼のようにとても開けている場所で沼沿いに臨めるところもあれば、
龍沼のように発見することさえ難しいような沼もあったりして、なかなか個性的です。

柳沼まで行き着くと「裏磐梯物産館」という施設に到着。
ここでもスタート地点ほどではないとはいえ軽食ができるコーナーがあり、
それなりの数の人がくつろいでいました。
物産館を出るとすぐの場所にゴールである『裏磐梯高原駅』というバス停が。
早歩きしないように心がけたつもりが時間は大分余ってしまっており、
ここで50分ほど時間を持て余していたのですが、
バスの増発便が出るとのことでそれに乗り込むことに。しかしこれが罠でした。

猪苗代駅から自然探勝路へ行く場合、帰りのルートはバス路線の都合上、
ゴールである裏磐梯高原からスタート地点の五色沼入口へ行くバスにいったん乗り、
五色沼入口で乗り換えて猪苗代駅へ向かうことになります。
ところが臨時増便は裏磐梯高原-五色沼入口間のみだったため、
自然探勝路のゴール地点で持て余した時間は結局このバス停で持て余すことになってしまいました。
ほどなくして喜多方駅行きのバスがやってきたのですが、
予定に入っていないルートだったためパス。しかしこれも第二の罠だったみたいで、
ようやくやってきた猪苗代駅行きのバスに乗り込むと、今度は磐越西線の次便が20分後という。

要するに、磐梯東都バスは磐越西線のダイヤには合わせていないということのようです。
今回が電車旅行としては初めての地方旅行でしたが、
最も痛感したのがこの「ダイヤが噛み合わない」という点でした。
猪苗代駅へ帰ってくることを考えずに喜多方駅行きのバスに乗り込んでいたらまだ分かりませんが、
どうしても電車の本数が少ないため、旅行自体がそれに翻弄されやすい性格はあると思います。
今回、自分はある意味孤独にいろいろ思慮を巡らすことを第一の目的に出発したので
待ち時間そのものはそれはそれでいろいろと考える時間として活用できましたが、
待つことが耐えられない人にはこれはかなりキツいのではないかと思います。

ようやく来た電車に乗り込み、猪苗代駅から会津若松駅へ。
会津若松駅は電車ホームが凹状になっている珍しい駅で、
正面のプラットフォームに向かって階段を使わずに歩いて到達できるようになっています。
つまり、1・2番線はどちらとも同じ方向から乗り入れ、行き止まりで止まるという構造。
電車は坂道に弱いため急勾配のある地形でこういう駅構造を採る場合があるそうですが、
会津若松駅周辺は裏磐梯周辺と比較しても急な傾斜などはなく、
どちらかというと市街地の発展が関係しているようです。

行きでSuica改札が通れなかった反省があるので、今度はみどりの窓口にてきっぷを購入。
またしても微妙に時間が余ったのでしばらくお土産コーナーを見ていましたが、
周囲には誰にも旅行に行くとは言っていなかったので結局買わずじまいでした。
改札をくぐると、出るときには気付かなかった「また、お越しください」と書かれた横断幕が。
こういうのすごく良いですよね。
猪苗代駅で降りたときにも歓迎の横断幕があったので、
まるで誰かに出迎えられ、そして同じ誰かに見送られたかのような後味の良さがありました。

帰りは磐越西線と信越本線を直通する列車には乗れなかったため、
会津若松駅で乗ってから終点の新津駅で降り、後ろの正面にあるホームで7分待ち乗り換え。
自宅最寄り駅である新潟駅についたのは21時半、帰宅したのは22時過ぎでした。

*  *  *

今回、全体を通して良いなぁと思った点。
まず、観光スポットとしての会津地方は利用客も従業員もとても人の対応が温かく、好印象でした。
接客対応が良かったのはもちろんですが、
混んでいるバス車中でも「隣失礼しますね」と必ず断りがあってから座ったり。
五色沼入口着で大勢の客が降りるとき、
戸惑っている客に対して車掌が焦らないように優しい声を掛けていたり。
自然探勝路はどちらがスタートという決まりはないため
狭い通路をすれ違うことになったりもするのですが、
誰彼も謙虚に道脇を通っていて中央でふんぞり返っているのは皆無でした。
物産館やビジターセンターでは、よく見る高齢者クレーマーなども意外なくらい目撃せず。
横断幕で歓迎してくれるところにも表れていますが、
町全体として観光名所でありたいという自負が優しさとして滲み出ているという印象でした。

逆にイマイチだった点。途中でも触れましたがまずダイヤの噛み合わなさですね。
これはもう地方旅行のどうしようもない点なのかもしれませんが。
今回は仮にバスが五色沼入口-猪苗代間でも接続していたら直後に104分の猶予時間ができ、
これだけまとまった時間があれば猪苗代湖を見に行くことも不可能ではなかったのかも、
と思えば少しもったいないことをした気もします。
ダイヤが噛み合わないと数十分待って次の目的地に着きまた数十分待機、
ということが往々にしてあるため、こういうことが起ないようにするためにも
極力細切れの空き時間ができないようなスケジュールを組むべきなのかもしれません。
あるいは細切れの時間ができることを見越して臨むか。どちらかでしょうね。
今回はそもそも現実的ではなかったので避けましたが、
地方旅行ではこういうときの時間短縮手段としてタクシーも視野に入れるべきなのかも。

その他蛇足で何点か。
まず今回、当初は自然探勝路を選んだのは『ポケモンGO』が捗るという理由もあったのですが、
実際にはスマホは写真撮影の役割で手一杯であり、1匹の孵化さえできませんでした。
毘沙門沼の入口でウリムーを捕まえたくらいであとは起動できずじまい。
この辺は、デジカメとしての機器を別に持つことでもう少しスマートになると思うので
次からは要検討かなと。

逆に要らなかったアイテムもいくつか。
まず、今回は遠方を見渡すのに必要だろうと双眼鏡をわざわざ前日に買ってみたのですが、
みごとに活躍の場面がありませんでした。
もう少し心の余裕があったら随所にあるベンチに座って
双眼鏡で毘沙門沼の対岸をのぞいてみるのも悪くなかったと思っているのですが、
やはりバスダイヤを考えると「のんびりしすぎてはいけない」という焦りは拭えないですね。
実際には50分ばかり余ったのでもう少し時計の確認をしていれば良かった話ではありますが。
あと、一応旅行のたびに携行している旅行ガイドブック。
今回もまったく活躍の場面が無かったので、次こそは持っていかなくていいかなと。
どちらかというと帰宅後にこの記事を書くための復習材料として役に立ちました。

それから今回「日帰り」という選択をあえてしてみたことについて。
これは現時点では何とも言えないです。地方旅行1泊を決行してみないと結論は出なさそう。
物足りなかったと言われれば否定できないけれど、
今のこのモチベを鑑みると、
計画が大規模になると必ず生まれる「せっかくの旅行だから充実させたい」
という強迫観念に追われることがなかったのはむしろ良かったのではないかとも考えたり。
今回のスケジュールは地元から日帰りでの鈍行電車旅行が可能な限界ギリギリの範囲を選んだので、
次に地方旅行をするとしたらこれが良い基準点になるのではないかと。
「県外に出る」ということにこだわるかどうかで大分変わってきますね。
あとは新幹線を使うかどうか。
今回は地理的に無理でしたが、場所によっては日帰りなら新幹線ありきで組んでもいいのかも。

あとはいろいろな悩み事をスッキリさせたかったという当初の目的の件。
『ポケモンGO』ははかどりませんでしたがメモはなるべく積極的にするようにして、
結果的に帰宅時点で55本分のメモが溜まっていました。
いろいろなことを捻り出そうとした割には多種多様な着想は得られなかったという感じ。
目の前にその事象自体があるわけでもなくさまざまな問題について考えるには限界がある、
ということなんでしょうね。
メモアプリと向き合っていると連想ゲームみたいに
いろいろな着想が芋づる式に釣れることがありますが、
時間があった割にはそれは再現できませんでした。
日帰り・突発ゆえに旅行特有の特別感がなかったために非日常的な実感もなく、
普段出てこないアイデアを誘発させるには少し勢いが足りなかった感はあります。
自分にとって旅行と言えば、普段考えないようなことを考える絶好のチャンスと考えているだけに
今回はそれを狙ろうと意識しすぎたのが仇になってしまったのではないかと。

ということで今回の旅行は1カ所に絞っていったにしてはいろいろと反省点もあり新発見もあり、
あるいは期待していたほどではなかったり、期待以上だったりといろいろとありましたが、
なにより低コストで済んだという側面があり、
それを考えると全体的に値段以上の充実感はあったんじゃないかと思っています。
なにしろ今回の旅に使った実費は往復電車代が5,180円。磐梯東都バスの移動費が1,790円。
食事代が昼食のみで800円(駅構内コンビニで購入した間食を除く)。
各種スポットは入場料などいっさいかからなかったため、これだけです。合計7,770円。
2016年GWの東京旅行と比べて13倍くらい安いというから驚き。
今回は地方への旅が初めてということもあってダイヤに翻弄された感は否めませんが、
場数を踏んで克服していけば
二~三連休のちょっとした気分転換として十分選択肢に入るんじゃないだろうか?

地元駅から日帰りでとなると選択肢はかなり限られてくるという現実もありますが、
今回の舞台である裏磐梯へもう一度赴くのも全然アリだと思っています。
博物館や美術館などといった室内スポットは
東京国立博物館レベルの量がない限り、よっぽどでなければ一度みたらある程度満足しますが、
今回のように「自然そのもの」が対象の場合は季節などによって景観はまるで異なってくるし、
それはもはや別のスポットのようなものですからね。
裏磐梯の自然探勝路は五色沼をめぐるルートが一般的ですがそれ以外にもたくさんあるので、
いつかまた自然に身を包まれたいという欲求が巡ってきたとき、
再び磐越西線に乗る可能性は十分あるのではないかと思います。
東日本エリアの同じ池沼巡りとしては
青森県の「十二湖」はいつか行きたいと思っているのですが、
やはり距離的なハードルが高いのが現状。

だらだら書いていたらめちゃくちゃ長くなってしまいましたが、
総じて日帰り地方旅行の導入としては、まあ上出来だったんじゃないでしょうか。
いつかまた行きたい、いえ行かせてくださいと言わずにはいられない、
そんな会津地方の不思議な魅力を肌で感じた短くて長い一日でした。