#4906

いつもいっしょ


今日の出来事


今、これを書いているすぐ脇で寝ている我が家の猫が、今日で10歳の誕生日を迎えました。
相変わらず我が家の王様として君臨し続けているこの猫ですが、
実は去年の夏から秋にかけて、かなり体調が悪くなっているときもありました。
最初に体調が悪くなったときのそもそもきっかけはよく覚えていないのですが、
本格的に悪くなり始めたのは
セブンイレブンで販売しているキャットフードをあげていた頃だったと思います。

なかでも自分が一番印象的だったのは、親戚の結婚式に両親だけが呼ばれたときでした。
基本的に我が家でごはんをあげる係は「猫にねだられた人」が担当することになっていて、
大抵親か自分で時間帯によって担当が決まっています。
が、このときは全日自分が担当ということで、
このときからすでに体調が悪いことは分かっていたので、細心の注意を払うつもりでした。
ところが、初日はほとんど食べることもなく、
食べようとしても数粒くらいだけ。意味もなく無防備な場所で箱座りして動かないので、
さすがに心配になったのですが、どうにもならないのも事実。
念のため、動物病院に連絡する心構えだけは確認しておいてその日は就寝。

翌日、両親が帰ってきても相変わらず食べないのでさらに翌日診察を受けに連れて行ったところ、
胆嚢に腫瘍ができていると言われました。これはつまり癌の疑いがあるということ。
正直言って、まったく実感がありませんでした。
自分の感情回路が壊れていることを差し引いても、あまりにも理解ができなかった。
もはや実家全体にとっての心の拠り所といっても過言ではないこの子に何かあったら、
と思うといたたまれない気持ちになりましたが、
相変わらずどうしようもならない事実だけは変わりなく、通院が続きました。

ところが何度か検査を経て出た結果は、腫瘍はあるものの悪性ではなく、
薬を飲めば正常に戻る可能性もあるとのことでした。取り越し苦労で本当に良かったです。
そして時は経ち、10歳の誕生日を迎えた今日もまた定期検診に連れて行かれたのですが、
そこで「腫瘍はほぼ消えている」と言われたとのことです。
一時は痩せまくっていた体型も、最近は心なしかぶよぶよ気味になってきました。

自分は2013年春に実家に戻ってから犬猫とまた一緒に暮らすことになったわけですが、
今回のことでとても実感しているのは、
猫はよっぽど危機的ではない限り、
身体に不具合があっても普段通りに過ごそうとするいきものなんだなということ。
そんなの当たり前じゃないかと思われるかもしれませんが、
人間なら体調不良を伝達できるのが、ヒト以外の動物に関してはそれができないわけで、
それを持たない相手の体調を知るのに必要な観察が、
思ったより難しいということを思い知らされました。
何しろ我が家の猫は、腫瘍ができたと言われたその日もふてぶてしい態度はいつも通りだったし、
通院するようになってからはごはんも普通通りに食べていたし、
まったく何ら変わらないいつも通りの生活でした。
ただタイミングの悪い親戚の結婚式の前後だけは本当に危機的状況だったのだろうと思います。
ごはんをほとんど食べない症状は実際には親もいる数日前からでしたが、
本来なら自分が親の帰りを待たずに動物病院へ駆け込むべきだったのかもしれません。
そういったサインを、次は必ず見逃さないようにということを頭の片隅に置きつつも、
これからも猫がカーストの頂点に立つ生活を過ごしていきたいと思います。

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