#4919

十年前の混沌


デジモノ 文化


少し前に故障したbluetoothヘッドセット『SBH54』の代わりに
ここ最近はその前に購入した『SBH50』を使っていたのですが、
こちらはもう長く使っているからかバッテリーが通勤一往復分しか持たないのがネックでした。
確実に充電していけばいいのですが、うっかり一度忘れてしまうともう帰りには持たないという。
通勤中に音楽がないことは耐えられないので、
良い機会だしということでELECOMの『LBT-PAR500』を買いました。
2007年の無線イヤホンデビューから数えると通算で七代目ということになり、
ついに端末側に電池残量を表示できるbluetooth 4.0に対応しました。

今回はイヤホン同梱ではないので(編注:イヤホン同梱モデルもあります)、
恒例の音質チェックはしませんでしたが、うたい文句にあるように出力はかなり強くでるようで、
SBH54のときのような最大音量が小さいというような不満はありませんでした。
ちなみに端末側とヘッドセット側の音量を別々に設定する独立タイプになっています。
この型を使うのも大分久々のような。
商品画像を見ると音量操作がいかにもダイアル式のように見えますが、
実際にはダイアル式を模したスイッチ式になっていて、回転するわけではありません。
この辺はちょっと癖がある感じですかね。他は各ボタンが独立していて操作しやすいです。
とりあえずしばらくは通勤のお供にこれを使っていこうかなと。

ここからは懐古話になりますが、実は今日は動画共有サービス『ニコニコ動画』で、
『組曲「ニコニコ動画」』が投稿されてから十年ということで話題になっていました。
懐かしいついでに当時頒布されたmp3を一時的にiTunesに入れ、
買ったばかりのこのヘッドセットで通勤時に聞いていましたが……
いやーもう十年経ったのかと思うといろいろと思うところがありますね。
当時、毎日新着100位までをチェックするのが日課というくらい
ニコニコ動画にハマっていた自分は、コメント機能のあるニコニコ動画というシステムと、
そのカオスな文化をたった10分にまとめ上げる“メドレー”という手法にドツボにハマり、
公開日頃はコメント内の妙な一体感の中、ほぼ一日中繰り返し聴いていた記憶があります。

2007~2009年頃のまだ多くの音楽を知らなかった自分にとって、メドレーは生活の糧でした。
尺が長いので単純に飽きにくく、一曲が物語のように構成されているので
お気に入りの部分を見出せばその部分のために何度でも聴いてやろうという気になれます。
今でこそダウンロード違法化等の改正著作権法の下で大手を振って歩ける文化ではなくなりましたが、
当時の自分にとってはこの組曲シリーズと『星のカービィ』シリーズをまとめた“SSDX”、
beatmania IIDXを矢継ぎ早にまとめたパングラムメドレーシリーズが、
本当に当時の生活そのものを支えていたと言っても過言ではないほど聴きまくっていました。
IIDX矢継ぎ早メドレーは今でこそ消えてしまいましたが
確実に自分のデザイン面の考え方に多くの影響を与えています。
おかげで自分も何度か黒歴史メドレーを作るにまで至りましたからね。
今思えばあれがきっかけで音ゲーをやっていないのに音ゲーサントラを集めるようになり、
そしてそれがもとで2011年にはついにアーケード音ゲーデビューを果たすなど、
あのメドレーにハマったことが後のいろいろなことにも影響を与えていると言えるかも。
大学初期、もっと上手く立ち回っていればという後悔はもちろん今でも強くありますが、
それをかなぐり捨ててまでハマったニコ動文化というものも、
黒歴史だからと一蹴する前にもう少し真面目に向き合ってみてもいいかもな、
と思わされた通勤時の音楽鑑賞でした。

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