#5090

壁の中の輪


空想

いわゆる世代の壁、格好いい表現に直すとジェネレーション・ギャップというものは
社会生活をする前からも薄々感じ続けてきたことではありますが、
この三年間でその壁に悩まされることが圧倒的に増えました。
この将来が何なのかというのは今までいろいろと試行錯誤してきたわけですが、
会社の会議の類に参加していて最近改めて思うのは、
この壁が出来た原因というのはそもそも勤めることの目的の違いなのかな、と。

自分の中では「壁の向こうの世代」は概ね50代以上を指します。
40代未満とは年齢が離れていてもある程度わかり合えることが多いように思います。
無論どちらにも例外はありますが。
で、最近の会議などを聞いていてすごく思うのは、
「向こう側の世代」は会社の活動(仕事や清掃などの雑務、レクレーション等)によって、
会社を通じて出会った人との(金銭的ではない)繋がりを深めていきたいと思っているのではないか。
それを明確に「利益より優先している」と断言することはできませんが、
でもどこかでそういう「みんながやったことをあなたもやれば仲間に加えてあげるよ」
みたいな空気を醸し出しているような気がします。
そして、仲間と認識した人に対しては無条件で甘い。優しくはないんです。甘いんです。
反面、社会マナーを重んじない人に対しては徹底して冷徹になれるというイメージ。

一方、「こちら側の世代」はそういった社内の結束感が大事だとは薄々感じつつも、
でもやっぱり一番大切なのはお金をくれるお客さん(そして実務)という考えが多いように思います。
だから社内での話し合いで、具体的な実務になると下世代からぐいぐいと意見が出るけれど、
社会マナー的な話になるとだんまりになるか、
あるいは実務とそれらを天秤にかけられたときに軋轢を生みやすいように思います。
精神論的な押しつけが始まるとブラック企業だと揶揄したりといった構図も、
こういった価値観の違いを表しているのではないかと。

まぁ、自分もまだバイト含めても二社目なので
今の経験だけで社会はこうだなどと断言することはできませんが、
少なくとも今の会社に限って言えば世代の壁を作っているのは仕事そのものではなく、
その辺の「仕事の周辺」に対する価値観の違いなんじゃないかと思う今日この頃です。

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