#5091

流行語大賞候補のことなど


明日流行語大賞発表ということで格好のネタが落ちているのでせっかくなので取り上げてみます。
ノミネート30単語のうち自分が見聞きしたものについて。

◆アウフヘーベン

ちょうど論理学や哲学に興味があって本を読んでいた頃にこの単語が耳に入って来て、
ちょっと調べてまとめてみようかと記事を書いたのですが難解すぎて結局ボツになりました。
アウフヘーベン〈止揚〉とはざっくり言えばお互いに矛盾する二つの命題を否定せず、
それらを統合した新しい見解を見出すこと。
ドイツの哲学者であるヘーゲルの唯物弁証論で登場する哲学用語です。
「唯物弁証論」も調べてみると奥が深すぎてキリがありません。
大学院時代の最初の講義で登場してあとで調べようとした経緯があるのですが、
なぜ時間の有り余ったあのときに調べなかったのかと今更ながらに後悔しました。

◆インスタ映え

インスタグラムとは写真投稿が主のSNSの一種で、
FacebookでもTwitterでもない第三勢力として若年女子を中心に流行っています。
実は遙か前にアプリだけはダウンロードしてあるのですが未だに使うことはなく。
自分とは違って文字よりも写真で自己表現したい人向けではあるかなとは思いますが、
インスタではタグ付けが活発なこともあって
特定のものが好きな人同士タグで繋がりやすい特徴があるらしく、
Twitter一筋の自分としてはそこがちょっぴり羨ましくはあります。

◆うつヌケ

夏頃に書店で出会った、
うつ病になったある漫画の作者が笑顔を取り戻すまでのノンフィクションを漫画にした作品。
うつ病は「365日風邪にかかったような感覚になる」と聞いたことがあるものの
実際に何なのかはよく分かっていないし、
かといってわりと身近な問題のようにも思っていたので興味はあったのですが、
電書版のお試し版を読んでみて雰囲気が肌に合わず保留し続けて今に至りますが、
どこかでこの手の知識は改めて整理したいところではあります。
ちなみに今年秋には大人になった統合失調症患者とその親をとりまく問題を描く
『「子供を殺してください」という親たち』という衝撃作も話題になりましたが、
こちらも試し読み以降、いろいろな意味であまりにも恐ろしくて読めていません。

◆炎上○○
◆フェイクニュース

今年はネットコミュニティ(というよりTwitter界隈)を見ていると、
嘘ニュースに対して「それはガセだから注意してね!」と警告する人が急速に増えた気がします。
NHKでも2ちゃんねるの炎上問題を取り上げるなど、
ネットモラルについてもうちょっと考えてみようよ、という気運が高かった一年なのかなと。
これらがノミネートしてくれればいい道標になるのですが、どうでしょうね。
今年はついに「2ちゃんねる」がネット上から姿を消し(とはいえサイト名を変えて存在はしている)、
無法地帯が消えてくれてやっとスッキリしたかと思ったら
今度はメルカリが無法地帯と化していたり、質問サイトの陳腐化が著しかったりと、
なんだかんだでネットも人の気持ちを反映する以上、火は消そうとしても消えないものだと思います。

◆けものフレンズ

今年の春頃に大ブームになったアニメ。感想については当時のエントリー参照
#4864『知りたがりのフレンズ』2017年05月01日)。
個人的にも『日常』以来久々に全話通してのめり込みました。
表面上はとことんまでシンプルなのに、よくよく見ると奥深いという世界。
あまりにも話題になりすぎてその後第二期制作絡みで一騒動ありましたが、
なんとか平和に解決してほしいものです。

◆睡眠負債

「6時間睡眠を二週間続けたあとの脳の活動力は徹夜と同等まで低下し、しかもそれに気づけない」
という研究結果がライフハック系ブログで取り上げられたのを読んで、
これはヤバいなと思ったものですが、まさか流行語になっているとは思っていませんでした。
現状の自分は慢性的に02時就寝08時起床が続いてしまっており、
まさにこの睡眠負債の条件に当てはまってしまっています。
その反動で最近は平日のうち一日はアフターファイブを捨てて22時過ぎに寝ようとしたり、
あとは休日は下手に早起きしようとせず11時までがっつり寝ているのですが、
特に早寝は空振りして就寝後眠れないと悲惨だったりして、まだまだ悩ましいです。
大学時代と比べれば大分マシになった方かなとは思うんですけどね……。

◆働き方改革

現政権である安倍内閣の目玉政策であり、
日本社会最大の問題といっても過言ではない労働環境を改革しようという壮大なプロジェクト。
お年寄りたちが崇拝してやまない「モーレツ社員」的な風土を否定し、
あらゆる社会人、高齢者、若者などが
それぞれその人にあった働き方ができる環境(一億総活躍社会)を目指すというもの。
個人的には「クラウドソーシング」という形で新しい働き方に触れるきっかけはあったのですが、
半年くらい企画し続けてそういえば未だに発注も受注もできてないという……。
働き方を改革しても結局のところ働きたいと思わないと難しいんじゃないかなぁ。
ベーシック・インカムとどちらが現実的なんだろう。

◆ハンドスピナー

一時期何ら関係ないはずの書店にまで並ぶほど大々的にアピールされた暇つぶし道具。
どちらかというとこれはねこ様の遊び道具として適任のような気がします。
自分はペン回しで十分かなぁと思って買っていませんが、
ペンにこれが内蔵された「万能暇つぶしペン」なるものを見たときはさすがに欲しくなりました。
(確かクラウドファンディング上の架空の商品だったと思いますが)。

◆ひふみん
◆藤井フィーバー

不祥事が続く角界と違って新世代に沸く将棋界。
藤井フィーバーの頃に調子に乗って数年ぶりに指しましたが、
将棋ってやってみると「相手をいかにいじめるか」というゲームなんですよね。
なので勝っているときは大変楽しいのですが、
負けているときの悔しさたるや想像を絶するものがあります。なかなか気軽にはできません。
そういえば将棋漫画の『3月のライオン』という作品が今年一番読み返した作品なのですが、
未だにレビューできていないので一段落したら書きたいと思います。

◆プレミアムフライデー

え? なにそれ?

*  *  *

以上ノミネート30個のうち12語でした。
こうやって向こうからキーワードを与えられれば無限に書いていられるんですけどね。
もういっそのこと毎週流行語発表してくれないですかね。