#5170

日記系ブログの効用


その他


前エントリーで日記ブログをやってみた方がいいかもしれない人、
というよりこんな人は日記系ブログをやらない方がいいよいうことをずらずらと並べましたが、
多数の条件をくぐり抜けて日記系ブログを書く条件を満たした人のために、
今度は日記系ブログを続けているとこんないいことがあるよということについて、
運営15年目時点でパッと思いつくことをずらずらと並べていきたいと思います。

◆自分を客観視できるようになる

その日の出来事やその時点の関心事を書き残していくと、
普通の人ならとっくに忘れているような数年前のある日付の出来事でさえ、
文章として残っているものを読み返せば鮮明に思い起こすことができるようになります。
書き残してしまえばいくらでも思い返せるので、良い思い出にしろ反省や後悔にしろ、
「今日のことは忘れないようにしないと」という不安からは少なくともおさらばできます。
これは記憶力を拡張できるという言い方もでき、
具体性で言えばどんなライフログツールよりも強力であると思います。
また、人の考え方はどんどん変わっていくものですが、
変わってしまったあとに変わる前の考え方を再現することはなかなか難しいものです。
しかしブログとしてその時々の考え方を書き残していくと、
昔の自分というものを鮮明に客観視・分析することができるようになります。
今の自分の考え方は本当に正しいのだろうかという悩みが発生したときに
文章の形にすることで自分を客観視することができるようになるのはもちろん、
アーカイブを遡れば昔の考え方と比較することもでき、その悩みを解消する助けになります。

◆順序立てた説明ができるようになる

ブログは言うまでもなく文章執筆作業です。
そのクオリティに程度の差こそあれ、ものを書き続けているという事実にかわりありません。
内容はともかく、ものを書き続けていると物事を文章に変換するプロセスが格段に早くなります。
自分の場合は最後にブログを書いていなかった時代が中学二年生のときなので
もはや「ブログを書いていないないときの状態」がどういったものだったのか
イマイチ感覚として掴めないところもあるのですが、
少なくとも周囲の人とリアルタイムにコミュニケーションを取るとき、
文章の組み立て方にブログで培ってきたものが活かされているというのは強く感じています。
どんな年齢層にも他人の言葉でしか喋れない、自分の意見が言えないという人は一定数いますが、
ブログを続けていけばどんな物事に対してもとりあえず自分の意見を言えるようにはなります。
ただし、「書くだけ」では語彙力そのものは強化されないので要注意。
新語を習得するにはやはり他人の文章を読むことが必須になってきます。

◆自分自身の本音を評価してもらえる

またアフィブログ批判で申し訳ないのですが、基本的に他人ありきで書かれた記事というのは、
「記事を書いた人の考えそのもの」を読みたいからアクセスされるものではなく、
そこで紹介されている商品やサービスについての内容を読みたいからアクセスされるものです。
「私はこう思う、こう感じた」といった執筆者本人の意見や本音といったものは、
アフィブログにおいてはむしろ表に出すことを避ける傾向にあります。
日記系ブログはその逆で、
何らかの商品を引き合いに出すにしても自分の意見を書かなければ始まりません。
もしそれらに対してレスポンスが付いたとしたら、
前者はあくまで「商品・サービスそのものに対する批判や意見感想」が多くなるでしょう。
少なくとも自分が大手ブログのコメントを見た限りではそういう類が多かった気がします。
いっぽう、後者はコメントが付くとしたら執筆者の本音に対する意見感想になります。
これは読者と著者の距離感という点でも大きな差があると思います。
レスポンスを貰ってどちらが嬉しいかと言えば、やはり後者なのではないでしょうか。
(もちろん、本音をWebに垂れ流すことは批判など攻撃対象になるリスクもあります。
また、このブログのように身内・知り合い間で相互リンクなどをしないブログの場合、
そもそもコメントが付きにくいという現実も……)

◆興味の幅が大きく広がる

ブログは毎日同じ話題を書くわけにはいきません。
その自然な制約から、執筆者は必ずどこかで「話題を探す」という壁にぶち当たります。
例えばニッチなテーマについて書くブログを標榜していたものの、
それについて自分が持っている話題を書き尽くしてしまったとき。
それでもまだブログを続けたいと思えたなら、
「自分の知らないこと」にも手を広げていくことになります。
ブログを続けていくということは、その制約に合わせて自然と知識を広げていくことにもなります。
このブログも最初は今日の出来事+コンシューマーゲーム専門(それも持っているタイトルのみ)
というある意味とても狭いテーマからスタートしましたが、
今ではカテゴリ数は12、タグ数は800以上にもなり、
純然たる個人日記的なエントリーやゲーム関連は膨大な既存テーマのたったひとつに過ぎません。
書けば書くほど世界が広がっていくというのは個人のためのブログの面白いところだと思います。

*  *  *

以上五点でした。
前にも書いたかもしれませんが、日記系ブログというのはネット上に構える「家」みたいなものです。
対して営利系ブログはその定義の通り、自宅ではなくて「店」というイメージが強いです。
運営者にとってもお客さんにとっても居心地のよい店を作るのは大変ですが、
自宅というものはアパートだろうが一軒家だろうが、豪邸だろうがダンボールハウスだろうが、
他人からどう見えるかはさておき
その人にとってもっとも心安らぐ場所であることには間違いありません。
日記系ブログそのものの是非についての記事を探してみると
どうしてもアフィリエイターによる否定的意見が目立ちますが、
結局のところ個人発信ツールとしてのブログというものは、
その人にとって居心地良く続けていければそれで良いと思うんです。

というわけで自分はこれからも自分なりに居心地の良いこのブログで、
ぬくぬくと記事を書き続けていく所存です。

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