#5318

コミュニティの防護壁


文化


Twitterではあまりリムーブやブロックをしないことを信条にしている自分ですが、
どうしてもブロックせざるを得ない場面が最近2度も立て続けに起きてしまったので、
この機に「リムーブ」と「ブロック」の使い分けについて整理しておきたいと思います。

Twitterではその人の投稿を見たいと思ったアカウントをフォローすることによって、
フォローした人の投稿で構成されるタイムラインが作られていきます。
当然フォロー数が増えるに従ってタイムラインの投稿数はどんどん増えていくので、
ある一定以上のフォロー数になると、
アカウントの傾向(クラスタ)によってリストに分け、タイムラインを複数本にしていきます。
フォロー数の多い人が必ずしもこの方法でタイムラインを見ているとは限りませんが、
TweetDeck系のクライアントを使っている人にはわりとリストを駆使する人が多いように思います
(2010年代後半からはそもそも用途ごとにアカウントを分ける人も多くなっている模様)。

リストや別アカを使うと見る・見られるアカウントを厳選でき、
またクラスタ同士でLINEグループのように会話できるようになるわけですが、
そうやってTwitter内のコミュニティが自然発生すると、
自分以外のグループメンバーがフォローした同クラスタのアカウントを積極的にフォローしないと
コミュニティから取り残されてしまうというしがらみが発生します。
しかしそのようにフォローに強制力が生まれると、自分が本当に支持するわけでもないアカウントを
成り行きでフォローすることもあり、後々でその人の不快な発言を見せつけられ、
やむなくリムーブすることもあります。
今回のブロック2件はそういったコミュニティの延長線上で起きた出来事でした。

基本的に「リムーブ」は、そのアカウントを「見たくないとき」に使うべきだと思います。
それは、その人が単発的につまらない投稿をしたかどうかどうかはあまり関係ありません。
ただ、やっぱりいつも自分にとって不都合・不快なことを呟いている人については、
その内容の程度はさておき、積極的にリムーブしていいと思うんですよね。
この人のツイートを見ると心にトゲが刺さったような気になるというようなとき。
その人が自分にとって「嫌い」であることは確かなのでしょうが、
厄介なことに他人を嫌いになると、それはそれでその人の発言が気になるものです。
なので殊更ツイートを追うようになり、そしてますます不快な発言を見せつけられイライラする。
個人的にはただ下品なツイートよりも、自尊心に差し障る「意識高い系ツイート」の方がキツいです。

その人と議論する余地があるならともかく、
Twitterにおける相互フォロー関係なんて大抵は現実の知り合いよりもはるかに希薄なものであり、
理解しあうための機会に期待できない以上、
その人のツイートに悩まされることは、端的に言って時間の無駄であると思います。
その人に変わってほしい、考え方を改めてくれればそれが一番良いのかもしれない。
けれど、こちらがそういった期待を現実にできなくてモヤモヤしている間、
相手は何もこちらのことを考えてくれていないかもしれないわけで、
やはり時間の無駄だと思うんですよね。嫌いな人のことを考えることそのものが時間の無駄。

しかし、他人を変えることは難しいけれど、自分を変えることはできるかもしれない。
その人を変えようと期待するのではなく、思い切って距離を取る決断をしたほうが、
よっぽど健全に過ごすことができるようになると思うんです。

というわけでリムーブは、自分にとって不快または不都合なツイートを連発する人、
あるいは嫌いな人の発言から「自分を守るためにする行為」と言うのが妥当かなと思っています。

一方「ブロック」は、そのアカウントに「見られたくないとき」に使うべきだと思います。
Twitterの底辺かまってちゃん界隈にはクソリプという慣習(?)があり、
そのコミュニティで影響力があるアカウントや有名人のアカウントに対して、
その人の反応をもらうだけためにわざとつまらない・汚いリプライを送るという人がいます。
これが一人いると、コミュ内の準かまってちゃんな人もそれに倣ってクソリプを送るようになるため、
コミュニティに一人でもいると界隈全体のモラル低下を招く病原菌です。
まぁでも、そんな人でも自分にとって不都合なツイートを連発しないのであれば、
ただちにリムーブする必要はないと思います。
交流相手の取捨選択を繰り返すと、むしろ自分自身がコミュニティから孤立しかねません。
リプライは同一リストに入っている人同士でなければタイムラインに表示されることもないので、
その人だけ別リストにしておけば少なくともクソリプを見せつけられることはありません。

そんなクソリプと双璧をなす(?)のがパクツイと呼ばれる行為で、
これは他人のツイートを引用なしで再投稿するというものです。数年前までは活発でしたが、
フェイクニュース問題が顕在化したからなのか、こちらは最近下火になってきている気がします。
今回自分がブロックを決断したのはこれに近い、いわゆる「パクり」問題でした。
自分が主催する某企画のほぼ丸パクリで中身だけ別ゲームにして提案した人がいたんですよね。
このコミュニティはとあるゲームが好きな人のためのコミュニティだったはずなのに、
ここで全然違うゲームの企画を引っ張り出されたら
一気に存在意義不明のコミュニティに成り下がるわけで、これは非常に危ういと思いました。
中身だけ変えて別ゲームを題材にした企画をその都度許してしまったら、
参加者の興味が様々なゲームに分散することになり、コミュニティの存在意義がなくなってしまう。
パクられることに対して明らかな弊害があるので、ブロックせざるを得なかったというわけです。
ブロックすればこちらの企画をすぐにパクられる危険性は少なくとも減るはず。

以前はTwitterを使うに当たってリムーブやブロックは極力しない方針で、
どんな人のツイートも膨大なフォロー数のタイムラインに流しておけば
「大勢のうちの一人」でしかないため、おかしなツイートを気にすることもありませんでしたが、
Twitterを始めて八年、某界隈が成立して四年が経ち、
徐々にアクティブ人数が減ってきて、
残った人の発言が気になることが多くなってきたように思います。
だからこそ、安易にリムブロしてしまわないように気を付けたいところですが、
だからといって「リムブロはしない」と自分ルールを決めてしまうとそれはそれで辛いので、
この辺のバランスを上手くとれるようになりたいところです。

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